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レポート:第4回手話で楽しむ!みんなでラグビー体験会 in 東京

2023年9月9日(土)辰巳の森海浜公園ラグビー練習場にて「第4回手話で楽しむ!みんなでラグビー体験会 in 東京」を開催しました。
今回で第4回となる当体験会。講師は日本ラグビーフットボール協会みんなでラグビー部門員で自身もデフラグビー選手として活躍する大塚貴之さん。また、(特非)日本聴覚障がい者ラグビーフットボール連盟の方々にも運営のご協力をいただきました。
参加対象者は
①聴覚障がいのある小中高生、SODA(聴覚障がいのある兄弟をもつ聞こえる小中高生)、CODA(聴覚障がいのある親をもつ聞こえる小中高生)
②手話スキルのある方
③聴覚障がいのある方へのラグビー指導に関心のあるJRFUコーチング資格保有者
当日はスタッフ含め24名で体験会を実施しました。

最初に実施したのが、手話を交えた自己紹介。
手話に触れたことがない参加者も手話で自己紹介にチャレンジ。手話を教わりながら自分の名前を伝えていました。

続いて、ボールタッチ鬼ごっこ。
ボールを持っている鬼から逃げるゲームを実施しました。
しかし、通常の鬼ごっことは異なります。
ルールは「①歩いて逃げる。」「②声を出さずに移動する。」2つのルールを守り、鬼からタッチされないように移動します。タッチされたら両手を広げてその場に止まり、時間内に全員をタッチできたら鬼チームの勝利です。
他にもマーカーをつかったケン・ケン・パ、4人一組となりビブスを上に投げたものを仲間がキャッチするレクリエーションを行いました。

そして、いよいよラグビー体験です。
まずはトライ体験。
オフェンスとディフェンスに分かれてトライゲームを行いました。
じゃんけんをした後、オフェンスはボールを取りに、ディフェンスは指示のあったマーカーにタッチしてから攻防が始まります。タッチされる前にトライラインを超えたらトライとなります。
タッチされずにうまく避けながらトライする光景が多く見られました。

続いて、タックル体験。
最初は遠慮がちにタックルバッグにぶつかっていましたが、運営に協力いただいたデフラグビー選手が見本を見せた後は力強くタックルバッグにタックルしていました。

〇参加者のコメント
「ラグビーを体験したことはあるが、デフラグビー選手と一緒にラグビーをする機会はなかなかないので、貴重な体験となった。」
「昨年の体験会に参加した後、デフラグビーの練習会に参加するようになった。今回も体験会が実施されるため参加した。今後もこのような取組を続けていただきたい」
「手話で自分の名前を伝えられるようになって楽しかった。」

誰でも、いつでも、どこでもラグビー楽しむ環境づくりを目指し、今後も障がいスポーツとの連携を深めてまいります。