レフリーのための情報 ニュース&トピックス

レフリー活動をされている皆様へ

平素は、日本ラグビーフットボール協会マッチオフィシャル(MO)活動にご協力いただき、ありがとうございます。MOの皆様には、お仕事や学業のお休みの時間をラグビーの活動にご尽力いただいていることに感謝申し上げます。

日本協会では、MO資格制度を2021年4月に整備いたしました。レフリーを始める入り口として「スタートレフリー」資格を設け、オンライン講座受講により資格取得からMO活動をスタートいただけるようになりました。資格取得後は、都道府県協会が開催するC級、及びミニラグビーレフリー(MRR)の資格認定講習会へと進み、三支部(関東協会、関西協会、九州協会)が開催するB級資格認定講習会、またその後には後述しますが日本協会A級資格の道もございます。

また、レフリーコーチの資格も設け、ワールドラグビーコーチオブマッチオフィシャル(CMO)レベル1とレベル2の資格をお持ちの方々にレフリーの育成、強化をお願いすることになりました。

これらの資格を管理するために、MO資格登録システムをスタートしております。本登録システムには多くの課題があるものの、スタートレフリー受講・資格取得から日本協会MO資格システムへの移行や、資格取得後のシステムへのアクセスなど、皆様方にわかりやすく、有効なシステムへの改善に引き続き取り組んでまいります。また、資格制度、資格登録システムの改善とともに、資格取得後の研修、教育システムについての整備を進めてまいります。

2021年、資格制度の整備のためのMO規約の改正を行いました。その中に18歳以下(12歳以上)の方々にMO資格を取得いただけるようになりました。日本協会CMO資格をお持ちの方と活動をすることが条件になりますが、世界的なトップレフリーのパスウェーでもある、「低年齢からの継続したレフリー育成・強化」につなげ、中学生、高校生世代の方々の中から、ラグビーをプレーすることだけでなくラグビーへの関わり方の1つとして、レフリー活動を志す方々が出てくることを期待しております。

2019年ワールカップでの久保修平レフリー、2020年東京オリンピック(2021年開催)での橋元教明レフリー両名がアシスタントレフリー担当をしました。日本協会技術部門審判担当では、進化をより加速させ、ワールドカップやオリンピックでレフリーを担当できる人材の発掘、育成、強化を第1の目標として改革も進めております。トヨタベルブリッツの現役トッププレーヤーである滑川剛人さんやリオオリンピック日本女子セブンズ代表の桑井亜乃さんのレフリーへの転向、また古瀬健樹さんなどの20歳前後の若いタレントレフリーの強化を進めております。

今までは、リーグワン(旧トップリーグ)を担当できるレフリーにA級資格を与えるという考えでしたが、各カテゴリー(大学、クラブ、高校、ジュニア、ミニなど)でのレフリー活動を継続的に評価し、A級資格を取得できるようなパスウェーの創出にも取り組み始めております。日本協会A級資格取得、日本協会主催の全国大会でのMO担当も一つの目標として、取り組んでいただけましたら幸いです。

今後、このサイトを通して、より広く、よりタイムリーなレフリーの情報を共有できればと考えております。

よろしくお願いいたします。

技術部門 審判担当 
レフリーマネージャー 原田隆司