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教員向けタグラグビー講習 実施報告書

2022年度「教員向けタグラグビー講習~タグラグビーの指導方法と魅力的な授業づくり~」を8月17日に港区スポーツセンターで開催しました。

昨年度、(公財)日本ラグビーフットボール協会では、文部科学省の指定を受け、教員免許状の更新講習を開催しました。教員免許更新制度の廃止を受け、今年度は、免許状更新講習に代わる「新たな教師の学び」に向けた学習コンテンツとして、「タグラグビーの指導方法と魅力的な授業づくり」を学ぶ場として、本講習を開催しました。

講習当日は、小、中、高、特別支援学校に所属する22名の教員の皆さまに参加いただきました。午前中の座学では、「ラグビー・タグラグビー」の歴史や文化、タグラグビーの小学校における実施率や導入効果について、講義を行い、小学校学習指導要領本文や中学校学習指導要領解説保健体育編に示される「タグラグビー」について、競技特性にも触れながらその教材価値について理解を深めました。

 

午前に行った実技では、「タグラグビー」の基礎的な動きである「タグ取り」や「ボールを持って前に走る」などを様々なゲーム形式で体験するとともに、指導方法について学びました。また、午後は、小学校指導者と中学校指導者のグループに分かれ、より実績的な指導方法について、実技を通じて体験しました。
発育段階に応じた声掛けやルール設定など、「子どもが自分で考えて動く」指導について学びを深めました。

 

講習の最後の座学では、1日の総括として、改めて「タグラグビー」の教材価値への理解を深めつつ、タグラグビー「で」教えることと、タグラグビー「を」教えることを意識しながら、校種や指導学年に基づきタグラグビーを教材とした指導計画作成にグループワークで取り組みました。
6時間の講習を終え、参加された教員の皆様からは、「学校の授業でも取り入れていきたい!」「また、開催されるのであれば是非参加したい!」といった感想をいただきました。

今後も学校体育での指導に役立てていただく講習会の開催に取り組んでまいります。

 

(概要)
開催日時:2022年8月17日(水)9:30-16:30
会場:港区スポーツセンター
参加者:22名
講師:
・鈴木秀人(JRFU普及育成委員会教育部門員/東京学芸大学教職大学院教授)
・廣瀬勝弘(JRFU普及育成委員会教育部門員/京都産業大学現代社会学部健康スポーツ社会学科教授)
・上田雄一(JRFU普及育成委員会教育部門員)
・加藤真也(JRFU普及育成委員会教育部門員/元JRFU公認A級レフリー)
・森健(JRFU普及育成委員会教育部門員/)