10月27日(土)に日産スタジアム(神奈川)で行われるオーストラリア代表“ワラビーズ”との定期戦「キヤノンブレディスローカップ2018」のため、来日中のニュージーランド代表“オールブラックス”。

都内ホテルで来日後初となる会見を行い、LO(ロック)のサム・ホワイトロック、HO(フッカー)のコーディー・テイラーが登場。約2週間滞在する日本の印象などを語った。

――今秋は日本やヨーロッパへの長い遠征になりますが(日本→イングランド→アイルランド→イタリア)、どんな感想を持っていますか?

コーディー・テイラー(以下テイラー):あまりそこは意識していなかったです。違う環境へ行くことは良い経験で、良いリフレッシュになります。さっそく日本に着いてからいろいろなことをしています。ただ試合については、いつもと同じテストマッチ、という意識でやっています。

――ワールドカップ後に日本でプレーする選択肢はありますか?

サム・ホワイトロック(以下ホワイトロック):来年のワールドカップが終わったあと、いくつかの決断をする選手は出てくるでしょう。もちろん選手たちにとって、日本は選択肢に入ってくると思います。日本について知っているつもりですが、今回の遠征で、また日本についての知識を得ることができるでしょう。

――来日してから日本でどんな体験をしていますか?

テイラー:人びとが素晴らしいと思います。歩いていても皆さんがすごく親切です。

そこにすごく驚いています。この2週間はなるべく自分も親切にしようと思っています(笑)

ニュージーランドの文化も良いですが、とにかく日本の文化を尊敬しています。聞いていただけの文化に実際に触れられるということは、とても良い経験です。

――日本のラグビーファンは、生で見るマオリ族の伝統舞踊『ハカ』をとても楽しみしています。『ハカ』とはどのような意味を持っているのですか?

ホワイトロック:個人的に、私はハカをすると鳥肌が立ちます。緊張する選手もいれば、(隣のコーディー・テイラーを指して)彼のように楽しむ選手もいます(笑)

ハカにはオールブラックスが100年以上行ってきた伝統があります。私にとって、ハカは試合前に欠かせないものです。チームメイトや周囲の人たち全員を代表する、というくらいの気持ちで毎回臨んでいます。

――今週末に対戦するワラビーズ(オーストラリア代表)は、今年の南半球4か国対抗戦『ザ・ラグビーチャンピオンシップ』で3位でした。

ワラビーズは挽回しようと思っているはずです。私たちは受けて立たなければいけません。

今週の試合はとても大事になります。私たちが負けるときもあるので、新たな気持ちで臨まなければいけないと思っています。


会見ではコーディー・テイラーも「テストマッチは一戦、一戦が真剣勝負」と力を込めた。

今週末に迫った世界最高峰のライバル同士が繰り広げる伝統の定期戦、「キヤノンブレディスローカップ2018」。10月27日(土)午後3時、日産スタジアム(神奈川)でいよいよキックオフの刻を迎える。

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