JAPAN RUGBY
中期戦略計画 2021-2024

2050年までの超長期的なビジョンや目標、
大枠の重点分野を設定し
2024年までの具体的な中期戦略計画を、
より実務的な視点で策定しました。

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会長メッセージ

公益財団法人日本ラグビーフットボール協会会長 土田 雅人

平素より当協会の活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。

ラグビーワールドカップ2019日本大会は、日本全国を巻き込む大きな盛り上がりを見せ、ラグビー日本代表チームのみならず、ラグビーそのものの価値を飛躍的に高める結果となりました。
この成果は、長年にわたり日本ラグビーを支え携わってこられた全ての人たちの努力と貢献の上に成り立ったものであり、このレガシーを長く後世に残し、日本ラグビーを更に発展させていくことが、当協会の使命と考えております。

私どもは、もう一度ラグビーワールドカップを日本へ招致いたします。そして、世界ナンバーワンの協会になること、世界と対等に仕事をし、世界に誇れる協会となることを目指します。
また、日本代表チームの強化を進めます。ワールドカップで男女共にベスト4を狙えるチームづくり、オリンピックでのメダル獲得のほか、ワールドカップで笛を吹くことのできるレフリーの育成、女子ラグビーの普及に努めてまいります。
そして、ラグビー人口を増やすため、一人でも多くの子どもがラグビーをできる環境、継続できる環境を整備していきます。ラグビー指導者ほか、プレーヤーを支えるご家族を含めた、ラグビーファミリー全体でプレーヤーを支えていきたいと思います。

引き続き、全国のラグビー競技者、チーム・協会関係者、支援者そしてファンの皆様と一体となり、「ラグビーが、世界一身近にある国へ」、歩みを進めてまいります。

ジャパンラグビーのさらなる発展に向けて、温かいご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2022年7月
公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会
会長 土田 雅人

JAPAN RUGBY 2050
活動指針

  • Mission

    JAPAN RUGBYの使命

    ラグビーが、
    世界一身近にある国へ

  • Vision

    JAPAN RUGBYの未来像

    世界のラグビーをリードし、
    スポーツを越えた
    社会変革の主体者となる

  • Target

    JAPAN RUGBYが掲げる
    達成目標

    再びワールドカップを
    日本に招致し、世界一になる

中期戦略計画 2021-2024
中期目標

  • 15人制男子
    ラグビーワールドカップ
    2023年大会

    ベスト8に到達し
    さらなる上を目指し
    チャレンジ

  • 15人制女子
    ラグビーワールドカップ
    2021年大会

    アジア予選突破
    本大会
    ベスト8進出

  • 7人制男女
    東京オリンピック
    2020年大会(延期)

    メダル獲得

中期戦略計画 2021-2024
5つの領域 / 8つの目標

I. 協会刷新

目標2

世界一のラグビーユニオンを目指して経営の安定化を図り、
未来への投資を拡充させるための財務基盤を確保する

既存の事業のさらなる充実に加え、ラグビーの魅力を体現する新規事業により収益力を向上させ、財務体質の強化を実現する。

II. 強化

目標4

代表チームを支える環境を整備し、
すべてのラグビー日本代表を戦略的に強化する

プレイヤーズウェルフェアを最優先としつつ、代表をはじめとした様々なカテゴリーの競技力を強化。ファンをはじめとしたすべてのステークホルダーが代表を支える環境をつくることで実現する。

III. 普及・育成

目標5

誰でも、いつでも、どこでも楽しめるラグビー社会をつくる

ラグビーワールドカップ2019日本大会のレガシーを活用し、ラグビーの魅力を子供達をはじめ世の中へ伝達する取り組みを通じて実現する。

IV. リーグ改革

目標6

ラグビーファンが熱狂する舞台をつくる

魅力的な新リーグの創設。選手、ファン、様々なステークホルダーの成長を促すリーグ環境の構築により実現する。

前中期計画レビュー

2016年の見直し時に設定した各種目標に関しては、新型コロナウィルスによる大会中止などの影響を受けた総観客数と7人制日本代表の目標以外はすべて達成された。

日本代表のブランディングや運営面のスタンダード向上による代表戦の集客向上、スーパーラグビーを活用した代表強化、RWC2019開催地と連携したレガシーの創出、小学校でのタグラグビー授業やカジュアルラグビーを活用した参画者の拡大などは、戦略に基づき各担当部門が推進することにより、成果を残すことができた

一方で、組織基盤や国際戦略の強化組織連携といった部分に関しては課題が残り、トップリーグの地域連携をキーにした新たな展開などについては、本戦略計画期間内では大きな成果には至らなかったが、様々な議論を経て多くのステークホルダーとの協力のもと発足する新リーグに受け継がれ、今後の進展が期待される。

戦略計画として一定の成果は上げられたと評価できるが、計画見直し時に重要成功要因として挙げた、戦略遂行のための体制整備に関しては実行できておらず、そのため組織全体として統合された戦略推進が行われたとは言い難く、計画の運用面としての課題が残った。

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