国際ラグビーボード(IRB)が6月19日に、8月17日-20日に中国・南京で開催される第2回ユースオリンピック競技大会(大会日程8月16日-8月28日)のセブンズ(7人制ラグビー)の参加チームを正式発表しました。セブンズが大会競技に採択されるのは今回が初めてで、日本からは男子セブンズユース日本代表が参加します。参加メンバーや今後の日程につきましては、決まり次第お知らせします。

第2回ユースオリンピック競技大会のセブンズに参加するチームは、男女ともに6チームずつ。男子は日本、フランス、アルゼンチン、ケニア、フィジー、アメリカ。女子は、カナダ、中国、スペイン、オーストラリア、チュニジア、アメリカです。

参加チームはIRBによって決定・承認され、ラグビーワールドカップ・セブンズ2013における順位や、各国のオリンピック委員会が行う出場団体競技の選択がもとになっています。

ユースオリンピック競技大会は、14歳から18歳までのアスリートを対象に、国際オリンピック委員会(IOC)がオリンピック同様夏季・冬季それぞれ4年ごとに開催。2010年に第1回夏季大会がシンガポールで開かれました。

また、ユースオリンピック競技大会では、文化・教育プログラム(CEP)も競技大会と同等に重要な要素と位置づけられています。CEPを通して、オリンピックの意義を実感し、友情や相互の尊重を表現できるようになることを目的としています。

IRB会長 ベルナール·ラパセ氏のコメント(IRBプレスリリースより)

「これは、私達の競技にとっても、また、ラグビーがオリンピックの舞台に復活するにあたり、競技を代表して出場する少年少女達にとっても、胸躍る、そして、歴史的な出来事です」

「若い選手達が南京で得るであろう経験は、フィールドの中にとどまらず、そういった経験が、彼らがいずれ成長していく男女それぞれの人格を形成していきます。選手達は、フェアプレーの精神で戦うこと、相手を尊重すること、そして、公平な条件でプレーすることの大切さに対する理解などを学ぶでしょう」

「世界各地の選手やファンの間で、また、IRBの競技普及プログラム『Get Into Rugby』を通じて3,000人以上の子どもがラグビーを体験している南京でも、セブンズが人気競技となることを私は確信しています。大変素晴らしい大会になるに違いない南京のユースオリンピック競技大会に出席することを楽しみにしております」

2度の冬季オリンピック金メダリストであり、かつ、カナダのセブンズのスター
ヘザー・モイス氏の今年初めのコメント(IRBプレスリリースより)

「ラグビーやオリンピック·ムーブメントが盛り上がっているこの時期に、アスリートロールモデルに選ばれたことを、光栄に、かつ、嬉しく感じています。ラグビーは、オリンピック·ムーブメントと同じ価値を共有する競技であり、世界中の若者がスポーツに参加して楽しめるようにしていく使命も分かち合っています」

公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 専務理事 矢部達三のコメント

「セブンズが第2回ユースオリンピック競技大会の競技に加わったことは、ラグビー界にとって大きな喜びです。世界中の人々から注目されるこの大会において、セブンズの魅力・素晴らしさを感じていただけることでしょう。今回参加する男子セブンズユース日本代表は、2020年の東京オリンピックでセブンズ日本代表の中核を占めることになる世代の選手たちです。彼らの活躍を期待しています」

IRBプレスリリースはこちらをご覧ください。