8月5日
いよいよU17TIDユースキャンプ最終日です。今日は6時からのスタートです。 朝はいつもS&Cセッションです。
橋本S&Cコーチの自重トレーニングについては、すぐには効果が表れるものではありません。選手にはキャンプ終了後も継続して取り組んでもらいたいものです。
里S&Cコーチによるスピードトレーニングも4回目です。選手たちは成長を実感しているようです。
朝食後は、全体アップ後6つのグループに分かれての特別セッションでした。各個人の課題にグループごとに取り組みました。
向井コーチによる相撲セッション
慣れない股割で選手の顔も歪みます。
里コーチによるエリートランニングセッション
この4日間で選手たちは見違えるように成長しました。
菊谷コーチによるレスラートレーニング
二ノ丸コーチによるキックのセッション
二ノ丸コーチも自らお手本を示します。
他には、大石トレーナーによるリハビリセッション、橋本S&Cコーチによるウェイトトレーニングセッションが行われました。
各セッションの終了後には毎回モビリティセッションがありました。いよいよ最後です。
全てのセッション終了後に、閉講式が行われ、天野全国高体連副部長や星野明宏U17日本代表監督などから挨拶していただきました。
当初、疲労感と緊張感が拭えず、非常に表情が硬かった選手たちでしたが、最後は皆素晴らしい笑顔で、共に戦ってきた仲間たちと再会を誓っていました。
選手たちはこのキャンプを通して多くの課題を提示され、自身も考え、実践してきました。そしてこれから、課題を解決、改善すべく、各々が自身の道を歩んで行きます。選手たちの今後の成長をスタッフ一同心から期待しています。
なお、このU17TIDユースキャンプで選出された22名のU17日本代表が8月23日(日)-29日(土)に韓国・済州特別自治道で行われる「第23回日・韓・中ジュニア交流競技会」のラグビー競技(25日-27日に開催)に参加します。
最後になりますが、U17TIDユースキャンプを開催するにあたり、ご協力とご支援をいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
U17TIDユースキャンプ参加選手たち
最後はスタッフも一緒に
8月4日
本日も朝7時のS&Cセッションよりスタートです。U17TIDユースキャンプも終盤となる3日目が始まりました。
選手たちの意識の高いセルフウォーミングアップ
橋本コーチによる自重トレーニング
里コーチによるスピードトレーニングも3回目になります。
午前のセッションは中竹コーチングディレクターによるスペシャルセッションからスタートです。テーマは“U20スタンダード”です。
まずはハンドリングの基礎から
最後はゲームライクトレーニング
続いてFWはスクラム、BKはオフザボールワークとダブルラインに取り組みました。
横田ユース統括による直接指導
FWコーチ全員で選手達を見守ります。
SHは二ノ丸コーチの指導を受けます。
SO、CTBは薬師寺コーチの指導を受けます。
WTB、FBはブレンデンコーチより指導を受けます。
午後はスペシャルミーティングからスタートです。
中竹コーチングディレクターからは、「What is your dream?」という問いかけから始まった“夢”についての講義です。
菊谷コーチより“国家斉唱”のスペシャルセッションです。
日本代表の国歌斉唱の映像を見ました。菊谷コーチも登場します。
メンバー全員で国家斉唱です。まずはコーチ陣のお手本(?)から
続いてBKのメンバー
最後はFWのメンバー
国歌斉唱でテンションが上がった状態でグラウンドへ。午後のセッションは “ハイブリッド” セッションです。今回のキャンプで最も強度の高いトレーニングです。
S&Cトレーニングでゲーム終盤の負荷がかかった状況を作り出してからのアタックディフェンスです。かなり追い込みます。
橋本S&Cコーチによるトレーニング
里S&Cコーチによるトレーニング
S&Cトレーニングで追い込んだ直後にアタックディフェンスが始まります。
非常に追い込まれた状況下でも選手たちは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。非常に質の高いトレーニングを行うことが出来ました。
ハードな練習後にさらに、FWはラインアウト、BKはポジション別の練習を行いました。
ラインアウトのリフターのトレーニングです。
中野コーチの厳しいチェックが入ります。
SO、CTB、WTB、FBは再び薬師寺コーチのレクチャーを受けます。
疲れを感じさせない意識の高いトレーニング
SHは二ノ丸コーチによるスペシャルセッション
グラウンドでのセッション終了後、星野明宏U17日本代表監督による「目標達成プランニング」の講義でした。その中で、次のキャンプに向けての課題の提示がありました。
また、夕食後には1on1ミーティングが行われました。
明日5日はいよいよ最終日です。“成長し続けるチーム”のスローガンのもと、明日も充実したセッションを行い有終の美を飾りたいと思います。
8月3日
暑く照りつける太陽のもと、朝7時よりU17TIDユースキャンプ2日目が始まりました。
まずは、中竹コーチングディレクターより、U20日本代表も用いている「FEET」と「FOG (fast off ground)」のコールについてのレクチャーを受けてからスタートです。
FWとBKに分かれて、昨日に引き続き橋本コーチによるS&Cのトレーニング、里コーチによる昨日講義を行った「Run&Info」実践トレーニングを行いました。
陸上選手としての経歴も持つ里コーチ
同じようなトレーニングでもFWとBKでは中身が違います
FWは朝食前に、FWコーチからスクラムの姿勢のチェックが居残りで行われました。
今回のキャンプではセッションの前には必ずプレビューミーティングを行い、セッションで取り組む内容についての理解を深めてからグラウンドに向います。
映像を用いてプレビューミーティングを行う佐々木コーチ
二ノ丸コーチはホワイトボードに書いた図を用いました
まずは測定からのスタート。アップ後、1㎞走に始まり、10m走、立ち幅跳びの測定を行いました。
測定後は、ディフェンスタックルスキルやラインディフェンスなどの課題に集中して取り組みました。
また、午前中のセッションには高体連ラグビー専門部の天野副部長が激励に訪れました。
選手間、選手とコーチのコミュニケーションも活発になってきており、非常に良い雰囲気で練習に取り組んでいます。
各セッション後にレビューを行うコーチ陣
今回のキャンプでは朝食後や昼食後にスリープの時間も設定されています。
午後はユースプログラムパートナーとしてサポートしていただいている株式会社明治による栄養講習会が行われ、さらにプロテインやゼリーなどを提供していただきました。
株式会社明治による栄養講習会
ザバスでセッション後の疲れた体のリカバリーを行います
午後のセッションは、アタックジェネラルスキル、ブレイクダウンスキルなどに取り組みました。
U18日本代表の樋口監督によるレクチャー
見事なフォロースルーとアーリーキャッチ
ダウンスピード
菊谷スポットコーチによる迫力あるデモンストレーション
選手のコミュニケーション、練習の目的とポイントに対する高い意識、コーチの適切な声掛けなど、天候の影響で短時間でしたが高強度で有意義なトレーニングが行われました。
夜のミーティングでは、「コミュニケーションとタイムマネジメント」というテーマでグループワークトレーニングに取り組みました。
トライを取られた映像を見て、その場面でのコミュニケーションについて考えました。
今回のキャンプも折り返し地点を通過しました。選手たちの疲労もピークに達しているようですが、明日も充実したセッションを通じて、選手とともにコーチ陣もさらなる“成長”を目指します!
8月2日
例年よりも非常に暑い菅平で、本日より2015年度 第1回「U17 TIDユースキャンプ」が始まりました。
キックオフ・ミーティングでは、柴田淳 日本ラグビーフットボール協会 特任理事(今回の第23回日・韓・中ジュニア交流競技会ラグビー競技 団長)のあいさつに始まり、天野全国高体連副部長のあいさつ、スタッフ紹介が行われました。
その後、星野明宏U17日本代表監督によるキャンプの目的説明“マインドチェンジ”についての解説があり、選手たちの意識改革が始まりました。
柴田淳 日本ラグビーフットボール協会 特任理事(今回の第23回日・韓・中ジュニア交流競技会ラグビー競技 団長)のあいさつの様子
引き続き、天野 全国高体連副部長のあいさつの様子
星野明宏U17日本代表監督によるプレゼンテーション
グラウンドへ移動後、コベルコカップ(「KOBELCO CUP 2015第11回全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会」)直後ということもあり、当初若干の疲労を見せていた選手たちでしたが、さすがにU17日本代表候補の選手たち、積極的に学ぶ姿勢を見せ、疲れを感じさせずにトレーニング(橋本S&CコーチによるS&Cセッション)に励みました。
残念ながら、グラウンドでセッション始動後、雷が鳴り出し、急遽菅平リゾートセンター2Fに移動し、セッションを実施しました。
セッションを担当した橋本S&Cコーチ
自重トレーニング
モビリティトレーニング
夕食後のチームミーティングでは、スライドを用いて里大輔S&Cコーチより「Run&Info」というテーマの講義がありました。
講師の里S&Cコーチ
実演を交えながらの講義
引き続き星野明宏U17日本代表監督より“セルフプロデュース”に関する講義がありました。今回のキャンプおいて選手の“セルフプロデュース”がどのように行われるのか楽しみになりました。
星野明宏U17日本代表監督による“セルフプロデュース”に関する講義
残り3日と短期間ですが、選手の確実な成長を期待したいと思います。