公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長・森喜朗、東京都港区)は、2015-2016年シーズン以降の「IRBセブンズワールドシリーズ」開催地に立候補いたしました。

立候補(開催意志の表明)は2月28日に締め切られ、今年6月27日までに開催計画書を提出して正式な入札となります。2015-2016年シーズンの「IRBセブンズワールドシリーズ」の開催地は、今年10月の国際ラグビーボード(IRB)の執行理事会で決定されます。

弊協会専務理事の矢部達三は、今回の立候補に関して以下のように話しました。

「セブンズは2016年のリオデジャネイロオリンピックから実施される最も新しいオリンピックスポーツであり、2020年の東京オリンピックでも行われることが決まっています。このため、弊協会では、セブンズの普及と強化は極めて重要な使命だととらえています。また、アジアで初めて日本で開催されるラグビーワールドカップ2019の成功に向けて日本のラグビー界を発展させる上でも、オリンピック競技であるセブンズは大きな役割を果たすと考えています」

「日本ではワールドシリーズの日本大会として東京セブンズが2012、2013年に開催され、国内のラグビーファン、スポーツファンの皆様に世界最高峰、最先端のセブンズを間近に体験していただきました。東京セブンズは今年も3月22、23日に東京・秩父宮ラグビー場で行われるほか、来春まで開催されることが決まっています。世界のトップチームが集うIRBセブンズワールドシリーズの大会を2015-2016年シーズン以降も継続して日本国内で開催していくことは、国内でのセブンズの一層の普及に向けた認知度、人気度向上に不可欠だと考えています」

2015-2016年シーズン以降の「IRBセブンズワールドシリーズ」の開催地に立候補した協会の一覧、並びに、2018年の「ラグビーワールドカップ・セブンズ2018」の開催地に立候補した協会の一覧は、IRBの所在地であるアイルランド・ダブリンの現地時間で本日3日正午(日本時間3日21時)に、IRBから発表される予定です。

〈IRBセブンズワールドシリーズ〉

国際ラグビーボード(IRB)が主催するセブンズ(7人制ラグビー)の国際サーキットで、1999年創設。自動車レースのF1グランプリと同様に世界を回る方式で開催されている。大会(ラウンド)ごとに成績に応じたポイントが与えられ、シリーズを通じた総ポイント数でシリーズチャンピオンを決定する。今シーズンは世界5大陸の9都市で大会が開催され、ニュージーランドや南アフリカ、イングランドなどのラグビー伝統国と、ケニア、フィジー、サモア、カナダ、ポルトガルといった国々がセブンズのシーズン王者の座をかけて戦っている。2012-2013年シーズンのHSBCセブンズワールドシリーズは全世界の149の国と地域で総計4500時間以上テレビ放映され、テレビ視聴記録は8年前の総計300時間から大幅に伸びている。