国際ラグビーボード(IRB)は本日、リオデジャネイロオリンピック2016の予選フォーマットに関するリリースを発行いたしましたので、概要を日本語でお知らせいたします。リリースの原本に関しましては、IRB公式サイトをご参照下さい。

 

Brazil Men and Women Guaranteed Rio 2016 Rugby Sevens Place

国際ラグビーボード(IRB)は、男女ともにブラジルが開催国枠でリオデジャネイロオリンピック2016に出場すると発表した。これは、オリンピックで初めて行われるセブンズの予選フォーマットが国際オリンピック委員会(IOC)から承認されたことを受けたもので、この予選フォーマットでは、男女ともに既存のワールドシリーズと地域予選、世界最終予選を組み合わせることで、全世界からオリンピック出場が可能であるとともに、最も優れたチームと選手が集うことを実現している。

男女ともに12カ国が参加するリオデジャネイロオリンピックのセブンズでブラジルに開催国枠を与えるという決定は、ブラジルでのラグビーの発展と2011年以来ラグビーの選手人口が25%も増加しているこの国でさらにラグビーを普及しようというIRBの強い意志を反映している。IRBのベルナール・ラパセ会長は「ブラジルに開催国枠を与えるという決定は、ラグビーにとって、ブラジルにとって、そして、オリンピックにとって素晴らしいことだ。ブラジルのラグビーは急速な発展を遂げており、開催国枠の決定は更なる勢いや高まりをうみ、ブラジルの国中のラグビーファミリーやスポーツファンにリオデジャネイロオリンピックで本当に楽しみにできるものを提供することになる。私たちはリオデジャネイロオリンピックでセブンズがオリンピックデビューを果たすことを大変喜ぶとともに名誉に思っており、オリンピックがセブンズにとって素晴らしい舞台であるとともに、セブンズもまたオリンピックにとって素晴らしい存在になると信じている。私たちはリオデジャネイロオリンピック組織委員会やIOCと連携して、セブンズが最高の試合と最も優れた選手たちのプレーを披露し、特別の躍動感のある雰囲気や世界中の若く新しいファンをもたらすように準備している」と話した。リオデジャネイロオリンピック組織委員会のカルロス・ヌズマン会長は「IRBが今回の決定を下したことを喜んでいる。これは単にラグビーがオリンピックに復帰することの興奮を増すだけでなく、ブラジルラグビーの更なる勢いをうむことに役立つ」と話した。

男子の出場国は、4カ国が2014-2015年シーズンのセブンズワールドシリーズで出場権を獲得するほか、IRBの6地域から1カ国ずつ、世界最終予選を勝ち抜いた1カ国、そして開催国のブラジルとなる。女子も同様のフォーマットで、4カ国がIRB女子セブンズワールドシリーズ、6カ国が地域予選で出場権を獲得するほか、世界最終予選の勝者と開催国枠で出場権を得るブラジルが出場する。

ラパセ会長は「この予選フォーマットは、全てのIRB加盟協会にオリンピック出場の可能性を提供し、各地域から少なくとも1チームの出場を確保する一方で、最高のチームと最高の選手を集めることで、セブンズがリオデジャネイロオリンピックの成功に目覚ましい貢献ができる。この予選フォーマットは各加盟協会の全面的な支持を受けて実現し、各協会は世界で最も素晴らしいスポーツの舞台で戦い、ブラジルや世界中の新たな観客にセブンズの素晴らしさを示す道が開けたことを喜んでいる」と話した。