●1月25日(土) DAY7

19日から始まった第10回男子セブンズシニアアカデミーの合宿が、25日の午前中のトレーニングで終了しました。

ラグビーに必要なスピードやランニングスキルを身につけるために、ディーン・ベントン セブンズ ストレングス&コンディショニング(S&C)コーディネーターのメニューを中心にトレーニングが行われた今回の合宿で、参加選手は各自新たな学びと課題を得る事ができました。

第10回男子セブンズシニアアカデミーレポート
ウォーミングアップで下半身をしっかり稼働
第10回男子セブンズシニアアカデミーレポート
下半身に意識を集中してトレーニング

ワールドカップセブンズ2013では7人制日本代表キャプテンを務めた坂井克行は21日に参加したトレーニングで、下半身の柔軟性をもっと高める必要があること、トレーニングを積むことで最初の10mのスピードをさらに伸ばせるなどのアドバイスを受けました。

第10回男子セブンズシニアアカデミーレポート
正しいフォームで力強い走りに

橋野皓介(キヤノンイーグルス)は、「いつもと違うトレーニングで、見た目以上にきつい内容です。下半身にかなり効いています」と24日のトレーニング後に話しました。

第10回男子セブンズシニアアカデミーレポート
キヤノンイーグルス 橋野

第10回セブンズシニアアカデミーを終え、ベントンS&Cコーディネーターは「良い合宿だった。ただ今回の合宿のトレーニングだけで終わりではない。学んだことをチームに戻ってからも継続していくことが大切」と選手たちに今後の努力を促しました。

第10回男子セブンズシニアアカデミーレポート
合宿は終了しても継続したトレーニングが大切 ベントンS&Cコーディネーター

 

次回の男子セブンズシニアアカデミーは2月2日からを予定しています。

【男子7人制日本代表 瀬川智広ヘッドコーチコメント】

「今回のセブンズシニアアカデミーはベントンS&Cコーディネーターを迎え、S&Cを中心として個人の測定をいくつか行い、改善のためのティーチングとトレーニングを行った。結果はすぐ向上するものではないが、今回合宿で行った内容を意識してトレーニングすることで大きな成長につながることを期待したい」

【合宿期間を通して全てのトレーニングに参加した3選手 コメント】
第10回男子セブンズシニアアカデミーレポート
左からトゥキリ レメキ ヘンリー

ロテ・トゥキリ(北海道バーバリアンズ)
「個人のレベルアップをすることができた。ランニングスキルやテクニックなど多くのことを学ぶことができた」

ロマノ・レメキ(ホンダヒート)
「時間は短かったが、新しいスピードトレーニングを行いいい合宿になった。今後も継続してスピードアップできるようにしたい」

ジェイミー・ヘンリー(PSIコストカッツ)
「トレーニングの内容はきつかったが、楽しく取り組めた。自分にスピードがあってもテクニックがないことがわかった。次の合宿までにレベルアップしていきたい」

●1月20日(月) DAY2

第10回男子セブンズシニアアカデミーの合宿がスタートしました。19日に選手は集合し、20日の午前からトレーニング開始です。

第10回男子セブンズシニアアカデミーレポート
20日は6名の選手が参加
第10回男子セブンズシニアアカデミーレポート
セブンズでも期待の若手二人 福岡(左)と藤田
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大学以来のセブンズ ロトアヘア

 今回の合宿にはオーストラリアから、スーパーラグビーのブランビーズなどで指導実績のある、ディーン・ベントン セブンズ ストレングス&コンディショニングコーディネーターも参加し、選手たちのコンディションチェックや、「スピード」をアップさせるためのトレーニングを中心に行われます。

第10回男子セブンズシニアアカデミーレポート
ディーン・ベントンS&Cコーディネーター

本日は最初に、落下時の接地時間や着地の際にかかる力などによってその選手のスプリント能力がわかるドロップジャンプテストが行われました。

第10回男子セブンズシニアアカデミーレポート
30cmの台から降りて反発時の数値を測定

その後、選手たちはベントンコーチから姿勢や足の使い方などランニングフォームを中心に、スピードアップのためにどのようなフォームや動きが大切なのか指導されました。
選手たちは指導された内容を、一つ一つ確かめながら自分の身体を動かします。
午後はウェイトトレーニングと、ベントンコーチのセッションを受けるグループに分かれてトレーニングが行われました。

第10回男子セブンズシニアアカデミーレポート
走る姿勢も重要
第10回男子セブンズシニアアカデミーレポート
臀部の筋肉をしっかり使う事が大切
第10回男子セブンズシニアアカデミーレポート
砂場でもしっかり地面を強くたたくイメージで

 

ドロップジャンプテストで高い数値を出した福岡堅樹(筑波大学)はトレーニングを終え、「15人制とセブンズは大きく違うと感じた。自分に足りない部分もよくわかったので、チームに戻ってからもしっかりトレーニングしていきたい」と話しました。

第10回男子セブンズシニアアカデミーは25日まで行われます。

【男子7人制日本代表 瀬川智広ヘッドコーチコメント】

「新たにセブンズコーディネーターを迎え、スピードアップを目的としたトレーニングを実施していく。今回のセブンズシニアアカデミーはまだ各カテゴリーのシーズン中ということもあり、まとまった人数でトレーニングをする機会は少ないが、一人一人が世界と戦うための準備をしっかりやっていきたい」