●9月18日(水) DAY10

本日は第7回セブンズシニアアカデミーの最終日となります。
練習前に選手たちだけでのプレイヤーズミーティングを行い、昨日の反省にあった「ディフェンスが寄り過ぎる」「アタックオプションが少ない」という点をふまえて練習が始まりました。円陣にて坂井克行からチーム全員に「質にこだわって、いい練習をしよう」と空気を引き締める発言。7対7の試合形式で、実戦感覚を養います。「サポートを早く」、「グラウンドを広く使う」と瀬川ヘッドコーチから指示が飛びます。1対1でのアジリティーの早さがジャパンの強みなので、この強みをいかに試合で出せるかが鍵です。
キャンプ開始当初よりアタック・ディフェンスとともにコミュニケーションの量が格段にふえ、他の選手の癖を把握し始めています。
合宿最後の円陣で「今までやってきた中で、コンディションは非常によい。間違いなくアジアNo1のチーム」と瀬川ヘッドコーチ。
残り2日、コンディションを整え、万全の態勢で大会に臨みます。翌日はいよいよバンコクへ向けて出発です。

第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
入念なストレッチ
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
練習前に円陣を組んで
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
グランドを広く使う 試合形式で実戦感覚を養う
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
原田にアドバイスを送る鈴木 ボードを使って松延に説明をする瀬川ヘッドコーチ
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
キックオフを確認する坂井と菅谷 坂井の正確なキックは相手の脅威
●9月17日(火) DAY9

本日から第4タームに入ります。
試合を意識した練習内容が主となり、いかに疲れをとりいい状態で大会に臨めるか、コンディショニングが重要となります。
午前はディフェンスのポジショニングの確認、タックルスキル、ユニット練習を行いました。
午後はグラウンドを広く使っての、アタックのオプションチェックとホールドでの試合を行いました。
午前・午後とも早くセットして仕掛けること、アタック・ディフェンスともよい準備をして、前に出る意識を徹底することを心掛けました。練習後にはピックアップメンバーがジムでセッションを行い、一日を終えました。
明日18日はアカデミー合宿最終日となります。

第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
トリックスター橋野も合流
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
リハビリ中の後藤もコンタクトを除き参加 コールを出しながらディフェンス
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
味方との微妙な距離を微調整していきます 練習前に映像を使ってミーティング
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
試合間でコンタクトフィットネスを高める 試合の合間に選手同士でミーティング
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
瀬川ヘッドコーチと見山S&Cコーチ 選手のコンディショニングを話し合う萩野トレーナーと見山S&Cコーチ
●9月16日(月) DAY8

本日はアクティブレストのみのオフの日でした。本日、橋野皓介、後藤駿弥の両選手が合流。今回のアカデミーは第3クールとなる残り2日間のみとなりました。

【選手ひとこと】

坂井克行(豊田自動織機シャトルズ)現男子7人制日本代表キャプテン。
「合流初日からハードにトレーニングし、良いトレーニングができたと思う。しっかりコンディションを整えていきたい」

鈴木貴士(クボタスピアーズ)ワールドカップ・セブンズ2009時の7人制日本代表キャプテン。
「このアカデミーの後のタイ遠征で、前回の遠征に続いて代表に呼ばれて嬉しく思っている」

橋野皓介(キヤノンイーグルス)
「セブンズは15人制とは全然違うので、セブンズに頭を切り換えて、(参加する)2日間に自分の持っているものをすべて出したい。今回のアカデミーには自分より年齢が下の選手が多いので、引っ張っていきたい」

後藤駿弥(ホンダヒート)
「若手(23歳)らしく、一生懸命、練習に取り組みたい。男子セブンズチームの応援をよろしくお願いいたします」

●9月15日(日) DAY7

本日は台風の影響で朝から激しい雨と風に見舞われました。
早朝練習は、ハンドボール協会様のご厚意により味の素ナショナルトレーニングセンター内のハンドボールコートを使わせていただきました。スピードを調整しながらのディフェンスとアタックのオプションを確認。選手たちは「スピードを落としてもスキルレベルは落とさないように」という瀬川ヘッドコーチの指示を反芻しながら、集中してトレーニングを行いました。アタックでは「プレイコールをもっと早く出すこと」と瀬川ヘッドコーチ。余裕をもった準備が今後の課題です。
当初、午前中はグラウンドでPSIコストカッツ様と合同練習する予定でしたが、再びハンドボールコートをお借りしての室内練習となりました。途中マルチステージのフィットネスを入れながら、ディフェンスのポジショニング、アンストラクチャーでのディフェンス、いくつかのディフェンスパターンの確認を行い、午前中の練習を終えました。午後は、ジムでチームの課題である継続的なストレングスに取り組みました。
本日から桑水流裕策、中島進護の両選手が合流しました。

【選手ひとこと】

桑水流裕策(コカ・コーラウエストレッドスパークス)
「早くチームになじめるように、みんなとコミュニケーションをとって頑張りたいと思います」

中島進護(福岡工業大学3年)
「まだまだ自分は未熟なので、今回のアカデミーを通して成長し、タイ遠征の日本代表メンバーに入れるように頑張りたい。若手が多いので、男子セブンズがモットーとしている『明るく楽しく元気よく』を実践したい」

松延泰樹(東芝ブレイブルーパス)
「大学(関西学院)時代はセブンズの経験がなく、以前はセブンズがこんなに走るものと思っていなかった。このアカデミーは、筋トレして走ってとセブンズの試合に近い練習なのでしんどい。第2タームでは経験者からアドバイスを貰って今後に活かしたい」

第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
固いハドルで「ワン・チーム」に 本日はどしゃぶりの大雨で始まりました
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
ハンドボール協会のご厚意でハンドボールコートで練習 本日は早朝、午前練習ともにハンドボールコートで
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
疲れがたまった状態でいかにリアクションとコミュニケーションをとれるか ディフェンスパターンの確認
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
ベテランの桑水流裕策が合流 若手の中島進護も本日から合流
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
原田季郎が持ち前の俊敏性で練習を引っ張る 吉野健生にラインアウトのアドバイスをする桑水流
●9月14日(土) DAY6

本日から第2タームが始まりました。
6:00からの早朝セッションは全員でジムトレーニング。お尻まわりと上半身の強化に重点を置きました。本日からは、スピード、瞬発力、爆発力を試合で出せるように、徐々に試合に近い形のメニュー構成となっていきます。
午前中は、アタックの精度を高めるためのハンドリングドリル、ブレイクダウンのスキルの後、7対5を行い、合間にはフィットネストレーニングを入れたセッションとなりました。非常に蒸し暑い気候の中、タイでの大会を意識した練習を行いました。練習前のミーティングで瀬川ヘッドコーチが指摘した「アタックはグラウンドを広く使うイメージ」「ブレイクダウンはボディーポジションを意識」という点に集中して練習に取り組みました。
午前練習のGPSによる測定結果では、距離は想定以上に走っていましたが、スプリント数は足りませんでした。そこで、午後の練習は、距離を抑えてスプリント数を増やすようなドリルに変更しました。練習内容は、常に選手のコンディションを考えながら、ベストなトレーニング方法を考えています。
午後は午前中のレビューで出た「セットの意識」「コミュニケーション」を含む「いい準備ができているか」をフォーカスポイントとしてトレーニングを行いました。4対4、5対5からグラウンドを広く使ってフィットネスを入れた7対5へと練習を進めました。
GPSのデータは、かなり強度が高いトレーニングだったことを示していました。15日はPSIコストカッツと再び合同練習です。強度、精度ともに高いトレーニングを行いたいと思います。
この日は正海智大の誕生日でした。夕食時、サプライズのケーキでお祝いをしました!

【選手ひとこと】

吉野健生(JR東日本)14日に合流。
「前回のアカデミーはコンディションが悪くなり、残念な形で離脱してしまった。その時やり残したことを、今回の2日間で頑張る」

第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
身体を目覚めさせるため、ルーティンにしなくてはならないストレッチ 長いパスをいかに速く投げられるかが重要
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
ドリルの間にフィットネスを行い、試合に近い負荷のかかった状態を作り出す ウォームアップのストレングスメニュー
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
選手たちにアドバイスする瀬川ヘッドコーチ 誕生日を祝って貰った正海智大(中央)
●9月13日(金) DAY5

10日間のアカデミーの「中日」で、練習はオフ。この日、正海智大、高井迪郎、原田季郎の3選手が合流し、14日から第2タームが始まります。

【選手ひとこと】

正海智大(九州電力キューデンヴォルテクス)
「久しぶりのセブンズ参加になるので、今持っている力を十分に発揮したい」

高井迪郎(九州電力キューデンヴォルテクス)
「せっかくもらったチャンスなので、自分のパフォーマンスをしっかりアピールして頑張りたい」

原田季郎(キヤノンイーグルス)
「今回のアカデミーでは、短い時間ではあるが、少しでもチームとの一体感を高め、個人のレベルアップをしっかり図りたい」

●9月12日(木) DAY4

本日は朝から真夏のような蒸し暑さとなりました。
早朝、ピックアップメンバーのジムセッションで開始。午前中はジムセッションで瞬発力と継続的な筋力強化を目的としたクリーンメニューとパンプアップを行いました。
その後グラウンドに出て、前日の反省点として挙がった「ブレイクダウンの低さ」「アタックで切りにいく」「1対1で勝負する」というキーポイントを意識したトレーニングを行いました。
途中、瀬川ヘッドコーチからは「サポートの声を正確に」「コミュニケーションをもっと高めるように」と指示がありました。
過去2日間のハードなトレーニングで選手の疲れはピークとなるセッションでしたが、選手には明るさが戻ってきていました。
通常の大会では2日間で最大6試合を行うセブンズでは、疲れて苦しい時にどれだけ精度の高いプレーが出来るが重要な鍵となります。また、お互いのミスに対して厳しく指摘し合える環境を作ることが、良いチーム文化を作る上で必要となります。
この日で今回のアカデミーの第1タームが終了。「中日」となる13日はアクティブレストにあて、14日より練習を再開します。

【選手ひとこと】

ロマノ・レメキ(ホンダヒート)
「とても良い練習だった。昨日はみんな疲れていたが、今日はみんなのスイッチが入り、集中してとてもよかった。練習はきつかったが、それがセブンズ。選手が合流するにつれて、どんどんよくなっていくと思う。今いる選手も、全員がどういう戦い方をするのか理解しようと一生懸命取り組んでいる」

第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
ボールを持つのはジェイミー・ヘンリー 指示を出す瀬川ヘッドコーチ
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
見山S&C(ストレングス&コンディショニング)コーチ(上)とウォームアップを行う伊藤拓巳 菅谷優
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
ディフェンスにいく小澤大 ロマノ・レメキのアタック
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
ユニットごとの練習でリフティングを合わせるFW 見山S&Cコーチの指導でバックスの選手は体幹を鍛える
●9月11日(水) DAY3

明け方に降った雨もあがり、少し蒸し暑いぐらいの陽気となりました。
早朝はピックアップメンバーのウェイト。
午前中の練習前に、昨日のPSIコストカッツと練習のレビューを行いました。今回もヤクルトラグビー部様のご厚意で、戸田のヤクルトグラウンドを利用させていただきます。この場を借りて御礼申し上げます。
午前中のフォーカスはディフェンス。「ポジショニング」と「早く開いてアップすること」を意識します。
午後は、PSIコストカッツとの合同練習を再度行いました。試合形式の練習で、アタックのフォーカスポイントを意識しながらトレーニングを行いました。「疲れている場面で、いかにコミュニケーションがとれるか。(セブンズ特有の2日間で6試合を行うために)2日目のファイナルゲームの後半の最後を意識して、どれだけ走れるか」。試合と試合の合間で、瀬川ヘッドコーチから選手たちに檄がとびます。
14分という短い試合時間で、頭と体のスイッチをいかにすぐにオンにできるか、普段の練習からそれを意識した取組みを行います。

第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
リアクション意識 アップスピードを意識
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
ポジショニングから早く広がる 立ち位置の確認
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
ウォームアップの間にストレングスを入れる サポートを意識した練習
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
ゲーム形式でフィットネスとスペース感覚を確認 新しく合流の松延
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
小澤・ロテ PSIコストカッツのみなさま
●9月10日(火) DAY2

本日は早朝6:00からジムセッション。上半身を中心に、パンプメニューをサーキット形式で行いました。
午前中はスラロームランからディフェンス中心のセッション。最初のドリルでは、体の向きやリアクションを意識。その後に続いた2v5のディフェンスメニューは「早くセット」「アップスピード」の2点を意識して取り組みました。ウォーターブレイクの際は伊藤拓巳が「まわりにいる人がもっとコールしよう」と声をかけるなど、徐々にコミュニケーションが深まってきました。
午後はPSIコストカッツと合同練習を行い、午前中のレビューで出た、いいポジションから早く上がることを意識して、ディフェンスにフォーカスしたセッションを行いました。
ハーフフィールドの5v5、フルフィールドの7v7のタッチ、フィットネスをいれて、7v7のホールドゲームをおこないました。
途中、瀬川ヘッドコーチより「もっとディフェンスを徹底する。目指すのは世界。抜かれた時、しんどい時にどれだけコミュニケーションをとって、ディフェンスできるかが鍵」と選手に発破をかけました。午後は大変密度の濃い充実した練習となりました。
PSIコストカッツの選手・スタッフの皆様、本日はありがとうございました。
翌日の午後もPSIコストカッツと合同練習を行い、本日のレビューの修正とアタックの確認をおこないます。

第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
 
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
   
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
   
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
 
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
 
●9月9日(月) DAY1

本日より2013年度第7回セブンズシニアアカデミーが始まりました。今回は東芝の松延泰樹がセブンズシニアアカデミーに新たに合流しました。
最初のミーティングで瀬川ヘッドコーチより、今回のキャンプの目的は「HSBCアジアセブンズシリーズ2013での優勝。そのためにプライドを持って全力で取り組もう」「セブンズを1つの経験としてチームに戻り、自分のチームで欠かせない存在となるように頑張ってもらいたい」と選手たちの気持ちを引き締めます。
本日のメニューはジムのセッションから始まり、プールリカバリーで終了。夕食後に、規律も含めたHSBCアジアセブンズシリーズ2013「マレーシアセブンズ」のレビューと今後の取り組みについてミーティングを行いました。
「チームのために、メンバー一人一人が何ができるかを考えること」「やってきたことを繰り返し、そしてその精度をあげること」。セブンズシニアアカデミーの底上げと、HSBCアジアセブンズシリーズ2013第2戦「タイセブンズ」の優勝を目標に今回の合宿に取り組んでいきますので、応援よろしくお願いします。

第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート
   
第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート   第7回男子セブンズシニアアカデミーレポート