早稲田大学 85-7 関西学院大学 早稲田大学 85-7 関西学院大学 早稲田大学 85-7 関西学院大学
 

金谷監督(右)、松尾キャプテン
金谷監督(右)、松尾キャプテン

 

早稲田大学 85-7 関西学院大学(12月17日)

◎関西学院大学
○金谷拓亮監督
「早稲田さんに何とかランニングラグビーを展開してよい試合をしたいと秩父宮へ乗り込みましたが、想像以上に早稲田さんのラグビーは厳しく、この結果となりました。立ち上がりから、ふっとした時に絶対許してくれない厳しさを感じました。まだまだ甘いと思います。ただ、攻めるところは精一杯できて、最後まであきらめず、キャプテン中心によくやってくれました。リーグ戦ではドリフトディフェンスでしたが、今日はシャロウで上がりました。ただ、個々のタックル力が足りませんでした」

○松尾遼輔キャプテン
「今年の目標として、選手権1回戦突破を掲げてきましたが、達成できず残念です。一つ一つのプレーが早稲田さんは緻密で精度が高いと感じました。我々の考え、作戦は間違いではありませんでしたが、それを上回る早稲田さんの組織的なプレーでした。僕らは早稲田さんみたいにジャパンの選手がいるわけでもなく、能力は低いと思いますが、スローガンのブレイクスルー、壁をぶち破ろうと80分、チームとしてあきらめず、全員で今までやってきたことを出そうとしました。最後は個々の能力の高さに負けたと思います」

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中竹監督(右)、後藤ゲームキャプテン
中竹監督(右)、後藤ゲームキャプテン

 

◎早稲田大学
○中竹竜二監督
「選手権を勝ち上がるため、負けたら終わりの試合で、点差よりも内容が大事な試合でした。今年言い続けてきたスウィフトラグビー、イーブンボールで負けないラグビーが全体としてはできたという印象がありますが、後半ずっと自陣で前に行けなかったのは課題です。ターンオーバーからのアタックについては随所に意図したとおりの展開ができました。また、ペナルティの数が多かったことについても真摯に受け止めなければいけないと反省しています。選手権で誰が一番機能するか見たかったので、今日は特にバックスを入れ替えました。
(1年生SOの村田君について)まあ、ディフェンスでかなり抜かれて、厳しい試合では狙われてくると思います。アタックに関しては今日のように出てくるディフェンスではどうするのか考えて、良い面が出ていました。
(85点という得点については)まあ、不満足ではありませんが、見たかったアタックが見ることができたので充分です。
(今日の出来に点数を付けるとしたら)完成度としては60点より低いですね。もう倍くらい強くなれると思います。そういう意味では、伸びしろの部分も見えました。50から55点くらいかな。
(慶應戦に向けて)今年、春夏含めて4回目の試合で、本当の勝負です。これから、常に決勝戦という気持ちで戦っていきたいと思います」

○後藤彰友ゲームキャプテン
「今日の試合ではFWの内側からの圧力がテーマでしたが、できた部分もあり、できなかった部分もあり、直していきたいと思います。1次攻撃であれだけゲインされると崩れてしまいます。完封を狙っていましたが、早明戦のように自陣に釘付けになってしまったのが反省点です。
(今日の試合に点数を付けると)60点くらい。まだ甘い部分があります。実力が上位のチームとやるとき、あの1トライが、試合を決めることもあります。関西さんは、ポイントでうまいプレーがすごく多くて、関東のチームにはない力を感じました。
(慶應戦に向けて)僕らも慶應さんとやるだろうと思っていました。本当に命がけの戦いで、それは向こうも同じだと思います。慶應さんは魂のラグビーといわれますが、絶対に勝ちたいと思います」