関西代表 38-46 関東代表(3月8日、 at近鉄花園ラグビー場)

チームとしての意思統一が難しいゲームで、プレーヤー個々がどこまでパフォーマンスを披露できるかが、焦点であったが、ゲームの入りは総じてバラバラ。DFの厚いラインにボールを展開してしまう、セットプレーでのケアレスミス等、結局キックで陣を取らざるを得ない。とはいえ、徐々にボールが動き始め、オープン展開に活路を見いだす関西代表に対し、FW戦で挑む関東代表の図式ができあがる。20分まで7-7の互角であったが、ラックサイドでのオフサイドが目立つ関西代表の荒さを突き、連続3トライを挙げる。(前半終了12-26)

後半FWプレーヤーを大幅に入れ替え巻き返しを図った関西代表、43分にTを返すものの、要所を反則で潰し追撃できない。関東代表は交替出場のCTBテビタが、質の違う突進を見せ、関西代表ゴール前に迫る等見せ場を作る。中盤で中だるみ気味のゲームだったが、ミスが多いながらも積極的にボールを動かした両チームの踏ん張りで、終盤にかけて見せ場も多かった。(最終スコア38-46)ただ、選考試合の難しさ、しかも所属チームはシーズンオフというモチベーション維持の難しさはあったであろうが、もう少し次の"JAPAN"を意識し、アピールするプレー、スタンドが目を凝らすようなプレーが観たい80分であった。(廣島 治)

関西代表 38-46 関東代表   関西代表 38-46 関東代表

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C:2008, JRFU(Photo by A. HASEGAWA)