高山選手、阪元選手、櫻谷選手のオーストラリア滞在も残り少なくなってきましたが、3選手とも充実した毎日を過ごしています。 先週はダウンウィークでアカデミーのセッションは休みでしたが、今週からまたセッションが再開されました。 アカデミーの選手、スタッフ 週三回のウェイトトレーニングではまた新しいメニューがとりいれられ、1時間という短い時間の中で、上半身・下半身・コアの筋肉を効率よく鍛えていきます。一つ一つのエクササイズの間のレストが非常に短く、ラグビーで使われる筋肉がうまく鍛えられているというのが3選手の一致した意見です。 今週のアカデミートレーニングは、1 on 1 の状況の中で、アタック・ディフェンスとも、いかにして前に出るか?これは日本人が苦手とするコンタクトスキルの向上に非常に役立っていると思われます。アタックでは、手の使い方・タックルに来る相手のずらし方、ディフェンスでは、姿勢・タックルの外側の手の使い方・ランニングコースを細かく指摘されます。アカデミーの選手でもフィジカルの強さは相当なもので、彼らとの1on 1のタックル練習は、3選手ともに何か得るものがあったと思います。 ビデオセッションは毎週super14の試合を継続して分析しています。今週の課題は「SharksとWaratahsの試合を分析し、どちらのバックスがよいインパクトがあったか?それをサポートする試合のクリップを編集して、プレゼンテーションしなさい」というものでした。どのプレーがよくて、どのプレーをこうすべきだったかとプレゼンテーションをしながらコーチとディスカッションを行います。ワラターズの選手でも左から右へのパスが苦手なのをコーチから指摘され、パスの精度に関して、練習の繰り返しがどれだけ大事かを3選手とも改めて再確認した様子でした。 木曜日のセッション後は週末の試合に備えてリカバリーを入念に行い、ストレッチで体の筋肉をほぐしたあとに、アイスバスとシャワーを交互に入り疲れを取ります。水温10度のアイスバスは大分体に堪えるみたいです・・・・ 週末にはシドニーで行われた、パシフィック・ネーションズ・カップ(PNC)の、オーストラリアA対トンガの試合を観戦しました。 残り少ない滞在期間となりましたが、3選手が日本ではなかなか得られないものをできるだけたくさん学んでもらいたいと思います。 ストレングストレーニング クラブでのゲームに出場中の櫻谷選手 コールドバスでリカバリー スーパー14を題材にビデオセッション 阪元選手 高山選手 細部にわたって基本を叩き込まれる PNC、オーストラリアA対トンガを観戦