IRB(国際ラグビーボード)のベルナール・ラパセ会長、マイク・ミラーCEO、キット・マコーネル ラグビーワールドカップ運営責任者が、ラグビーワールドカップ2019準備状況視察のため5月9日・10日に来日。10日の夕刻にメディア向けにブリーフィングを行いました。

日本協会 森会長よりIRBからの協力体制について
日本協会 森会長よりIRBからの協力体制について
 
IRBラパセ会長より2019年大会について
IRBラパセ会長より2019年大会について
 
一緒になって大会開催に向け前進していきたいと語るミラーCEO
一緒になって大会開催に向け前進していきたいと語るミラーCEO

ラパセ会長らは今回の来日中にラグビーワールドカップ2019組織委員会の御手洗冨士夫会長とも初めて面談し、2019年のラグビーワールドカップの成功に向け、協力していくことを改めて確認しました。
ブリーフィングにてラパセ会長は「短い滞在となりましたが、ラグビーワールドカップ2019組織委員会の御手洗冨士夫会長はじめ、高木文部科学大臣、溝畑観光庁長官、また日本スポーツ振興センターの小野理事長らと面会し、国を挙げて2019年に過去最高のラグビーワールドカップを開催しましょう、と非常に建設的な話ができました」と今回の来日が価値のあるものであったことを強調しました。
「2011年にニュージーランドにて、2015年にイングランドにて行われるラグビーワールドカップはもちろん、これから世界中で行われるあらゆるラグビーイベントなどを通じて、ラグビーワールドカップ日本大会をアピールし、たくさんのファンの方が大会に来るよう、IRBとしても最高の努力をしたい」と強い協力体制を約束しました。

ミラーCEOは「2003年に来日した時、私は『Japan can host Rugby World Cup? Why not?』(日本でのラグビーワールドカップ開催。できない話ではない)とお話ししました。当時はあまりにも現実離れしている、と思った人が多くいましたが、それが2019年に本当に実現されるのです。日本で行われるこの大会は、ラグビー伝統国以外、そしてアジアで初めて開催されるラグビーワールドカップであり、これは非常に意義のあることです。ラグビーファン、スポーツファンでなくても、大きなフェスティバルとして、必ず素晴らしい経験として皆さんに楽しんでいただけるはずです。まだまだ課題はたくさんありますが、日本協会とともにIRBも一緒になって大会開催に向け前進していきたいと思います」と話しました。

またラパセ会長は「3月に起こった悲しい出来事に対し、心よりお見舞いを申し上げます。今回の来日にあたり、私たちはラグビーファミリーとして世界に向けて“日本は着実に復興に向け確実に前進している”、また“ビジネスも問題なく通常通り機能している”と伝えたいと思っています」と、ラグビーファミリーとして、できるだけのサポートをしていくとコメントしました。

(左)日本協会 森会長、(中央)IRBラパセ会長、(右)IRBミラーCEO
(左)日本協会 森会長、(中央)IRBラパセ会長、(右)IRBミラーCEO