日時:2011年10月23日(日)13:00-17:00
場所:STEELERSクラブハウスビジター・神戸製鋼灘浜グラウンド

10月23日(日)、第3回目のSCIXレフリーアカデミーの講義が行われました。
今回の講義は5人のアカデミー生が受講し、ゲーム前における心構えとゲーム中の笛の強弱長短について講義が行われました。

ゲーム前には、レフリー自身がグラウンドの点検を行い、ドレスチェックの際には着用物のチェックを行います。その際、反則が少なく円滑に試合が進行するように、例えば、スクラムを組むタイミングやブレイクダウンに関することなど、プレーヤーとのコミュニケーションを図ります。
ゲーム中、レフリーは笛を吹く際、強弱長短を使い分ける必要があります。危険なプレーに対しては強く長く吹きレフリーの気持ちを笛で表現します。ノックオン・スローフォワードなどの軽い反則やタッチの際は弱く短く吹きます。ただし、重大な局面では軽い反則でも強い笛を吹くなど、観客に分かりやすく、試合を盛り上げる役目も笛にはあります。

講義が終わると前回と同様、マルチステージフィットネステストを行いました。アカデミー生は皆、前回より記録を更新し、フィットネスに対する意識も高まっています。

第3回SCIX・レフリーアカデミー講習会レポート

試合講義は近畿チャレンジリーグの試合観戦で行いました。アカデミー生は特にレフリーの笛の音に注意し、観戦を行いました。試合を観ていると、レフリーが笛の吹き方で試合をマネージメントしている様子がわかります。

試合が終わると、近畿チャレンジリーグの試合を担当した山本B級レフリーに参加して頂き、試合観戦で疑問に思った事などをアカデミー生が質問し、山本レフリーに答えていただきました。観戦した試合では危険なプレーがあり、選手がシンビンで退場する場面もあったため、どのような基準をもってレフリーが判定したのか等を解説していただきました。レフリーは危険なプレーを裁く事も重要ですが、いかに危険なプレーを防ぐかという事も重要です。

ここでも「レフリーは試合を反則が少なく円滑に進めるために」という山本レフリーのお話を聞き、マネージメントは試合開始前から始まっていることが分かりました。アカデミー生にとっても非常に有意義な時間となりました。

次回はルールテストを行います。

第3回SCIX・レフリーアカデミー講習会レポート