報告: 永川信平(関西協会・普及育成委員)

11月23日(水・勤労感謝の日)、参加各県により持回り開催されている「西中国ラグビースクール交流大会」が今年で28回目を迎え、広島県広島市の県営・CCW広島ラグビー場で開催されました。
交流大会当日、朝から冷たい雨が降る中、参加各県のチビッ子ラガーマン達が保護者の車に分乗し、また、遠く山口県・島根県から参加するチームは、貸切りバスを仕立てて会場への到着となりました。
雨脚は弱いものの降り続く冷たい雨にも怯む事なく、各チームのチビッ子ラガーマン達は、ラグビースタイルへの着替えを済ませると、試合前の練習に向け、元気にグランドに散って行きました。また、冷たい雨・寒い気候・健康管理等の観点から、開会式は中止し試合運営を早める等の配慮を行い、安全な試合・大会運営に努め、事故・トラブルも無く無事大会を終える事が出来ました。

 
幼児 低学年(府中VS江津)
 
中学年(五日市VS周南) 高学年(広島VS周南)

本大会では、低学年・中学年・高学年の各学年ごとに2コートずつ計6コートを作り、各スクール・各学年での単独チームの参加に加え、選手の数が少なく単独チームの編成が難しいチームには、同一県内で選手を補強し合いチームを編成し、寒さ対策・待機時間等を十分に考慮し、全てのチビッ子ラガーマン達が最低でも2試合戦えるように組み合わせにも配慮した大会運営が行われました。

各学年が一斉にキックオフ・試合開始する頃には冷たい雨も上がり、チビッ子ラガーマン達は赤、青、縞々等カラフルなチームジャージに身を包み、青々と茂った天然芝の上で元気に躍動・走り回っていました。
また、観客席より応援する保護者等は、チビッ子ラガーマン達の気迫あふれるプレーに対して大きな声援を送り、グランドと観客席が一体となり寒さを撥ね除けるような熱気が充満しておりました。

熱気に押されたのか天候も急変し、午後には太陽が顔を出し、汗ばむ程の気温上昇になり、チビッ子ラガーマン達の動きもより一層良くなり、懸命な攻防が繰り広げられ、戦績・試合結果が気になるチビッ子ラガーマン達は、掲示されている試合結果を見ながらワイワイ・ガヤガヤと一喜一憂しておりました。

 
中学年(府中VS岩国) 低学年(広島VS山口)

子ども達の試合終了後、大人のラグビータイムとして、既に日本協会ホームページにも紹介されている、ラグビースクールのお母様方を対象とした超ローカルなタッチフットによる試合が行われました。
「ヒロインズカップ」と称して今年5月から奇数月に開催されており、今回は、山口県のママさん2名を加えた2チームが編成されました。
観客席から子ども達・パパさん等の熱い声援を受け、普段、ご家庭の台所で料理するほど「楕円球」は甘くなく、足が・ボールが手に付かないながらも必死にボールに食らい付き、双方共に1トライ挙げて仲良く引き分けとなりました。
また、その後、各スクールのコーチ陣等によるタッチフットも行われ、本大会へ参加した全員が、大好きなラグビーに触れて気持ちの良い汗を流し、ラグビー三昧・漬けになった冬の一日を報告し、交流会開催の報告の結びと致します。

オール広島VSオール山口
高学年(坂VS山口)
ヒロインズ

参加スクール

山口県: 宇部・小野田ラグビースクール、山口ラグビースクール、周南ラグビースクール、岩国少年ラグビースクール
島根県: 江津ラグビースクール
広島県: 五日市ジュニアラグビースクール、安芸府中ブルーズーマーズ少年ラグビースクール、坂ジュニアラグビークラブ、広島少年ラグビースクール
参加選手: 245名
保護者・コーチ等応援者: 約180名

※写真提供:大杉克彦(安芸府中少年RS・コーチ)