参加メンバー・スケジュール ●2月27日(木) DAY8 第12回男子セブンズシニアアカデミーは最終日を迎え、午前中にウェイトトレーニングを行い、20日から始まった合宿を無事終えました。 ここ2日間はランニング強度の高いラグビートレーニング中心だったため、本日のトレーニングはセブンズに必要な筋力を補うためのウェイトトレーニングが行われました。 ウェイトトレーニング トゥキリ ウェイトトレーニング 橋野 チーム1のスピードで存在感 鈴木 自体重を使って下半身強化 桑水流 ハムストリングを鍛えるメニュー ハムストリングを鍛えるメニュー2 途中合流の選手にスピードトレーニング ここまでの充実したトレーニング内容、そして合宿最終日ということもあり選手たちも明るい表情で最後のトレーニングを終えました。 トレーニングの成果? 合谷を持ち上げるレメキ 次回の男子セブンズシニアアカデミーは3月7日から鹿児島県で行われる予定です。 【男子セブンズ日本代表 瀬川智広ヘッドコーチ】 「非常にハードな合宿だったが、選手は全てのメニューを順調に進めて頑張ってくれた。我々の目指すハイテンポラグビーの礎となるランニングにフォーカスした合宿だったが、短期間でもその成果が出てきていて、次回の合宿に向けてもいい準備ができた。今後新たなメンバーも加わっていくことになるが、全員でさらなる成長を目指していきたい」 ●2月26日(水) DAY7 第12回男子セブンズシニアアカデミーも残り2日となりました。26日は前日に続き、セブンズの大会スケジュールを仮想しトレーニングを行いました。 朝のストレッチから始まり、25日と同様に午前1試合、午後2試合を行う際のスケジュールを想定しトレーニングを行い、スピードとテンポ、スペースを取っていくプレー、そして低いタックルを意識してトレーニングが行われました。 スムーズな身体の動きは朝のストレッチから タイトなトレーニングでも楽しく 合流2日目の小澤 低いタックルと2人目の寄りが大切 「この2日間、今までよりもスピードのある練習ができた。後は一つ一つのプレーの中で相手を見て判断して、意図的にプレーできるかどうか。タックルにしても、テーマである『低いタックル』をどれだけ意識してトレーニングできているのか。課題は次の合宿で改善していきたい」と坂井克行(豊田自動織機シャトルズ)はトレーニングを振り返りました。 トレーニングを終え互いのハードワークを労う 第12回男子セブンズシニアアカデミーは、明日27日に最終日を迎えます。 【26日から合流の彦坂匡克(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)】 「大学生の時にセブンズ日本代表として東京セブンズに参加することができたが出場試合が少なかったので、今後セブンズの試合に出られるよう、楽しみながら上を目指してやっていきたい」 トヨタ自動車の先輩小澤とウォーミングアップする彦坂 ●2月25日(火) DAY6 男子セブンズシニアアカデミー6日目となった25日はセブンズの大会を想定したスケジュールでトレーニングが行われました。 1日に複数の試合を行うセブンズは、ウォーミングアップ、試合、リカバリーを繰り返し行うため、そのスケジュールに合わせた準備やケアが重要なポイントとなります。 朝のストレッチ ウォーミングアップは毎回重要 午前1試合、午後2試合を行うスケジュール間隔で行われたトレーニングは、午前はランニングの強度を高めスピードを、午後はスピードに加えてコンタクトプレーを、そして最後はタックルを加えてフィジカルに負荷をかけた内容でトレーニングが行われました。 スピードが求められた午前のトレーニング トレーニング後にアイスバスと栄養補給 午後の最初はコンタクトプレーも加えて 最後はタックルスキルも トレーニング間の移動やストレッチもタイトな時間が設定され、「きつかったが、楽しくセブンズに取り組むことができた。実際の試合の時よりも(練習量を)ハードに感じたが、いいトレーニングができたと思う」と、東京セブンズ2013でも活躍したジェイミー・ヘンリー(PSIコストカッツ)はトレーニング後に話し、セブンズ日本代表経験選手からセブンズ初心者まで、それぞれセブンズの試合日をイメージしながら取り組むことができたようです。 トレーニング後 前列中央はサポートに来てくれた国際武道大ラグビー部の三人 26日もセブンズの大会2日目を想定したスケジュールで、トレーニングが行われます。 【男子セブンズ日本代表 瀬川智広ヘッドコーチ】 「第12回男子セブンズシニアアカデミーも終盤を迎えた。セブンズの大会を想定して朝のストレッチから試合をイメージしたトレーニング、リカバリーを行ったが、選手たちはこちらが設定した強度の内容をしっかりクリアし、現時点では満足のいく取り組みだったと思う。今後は一つ一つのプレーの精度を高めていくよう、トレーニングをしていきたい」 【25日の練習から合流の小澤大(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)】 「セブンズの合宿に呼ばれて嬉しく思う。ランニングフィットネスやディフェンスの面など個人的な課題は多いが、世界と戦うための身体作りをしっかり行っていきたい」 ●2月24日(月) DAY5 5日目の男子セブンズシニアアカデミーは午前中にストレッチなど身体のケアを行い、選手たちはリカバリーに努めました。 多種多様なストレッチ 芋生トレーナーのケアを受ける細田 第21回全国クラブラグビーフットボール大会の準決勝に出場、トライも決めたロテ・トゥキリ(北海道バーバリアンズ)も戻り、桑水流裕策(コカ・コーラウエストレッドスパークス)、渡邊昌紀(リコーブラックラムズ)も合流し、明日25日はグラウンドでラグビートレーニングが行われます。 トゥキリも元気に再合流 ここまでのトレーニング映像をチェックする桑水流【撮影 鈴木貴士】 【桑水流裕策(コカ・コーラウエストレッドスパークス)】 「久々のセブンズで楽しみにしている。セブンズの経験も長いので、しっかり頑張りたい」 【渡邊昌紀(リコーブラックラムズ)】 「セブンズは2013年に初めて代表としてプレーし、いい経験をできた。今回の合宿でもいろいろ吸収して、今後に活かしていきたい」 ●2月23日(日) DAY4 20日から行われている男子セブンズシニアアカデミーは合宿の中日となる4日目となりました。 4日目はグラウンドでのセッションは行われず、ストレッチとウェイトトレーニング中心のメニューでした。 柔軟性を高めるのは個々の努力 臀部をしっかり持ち上げるためのトレーニング 「ストレッチをすること、柔軟性を高めることはウェイトトレーニングで筋力を鍛えることと同じくらい重要なこと。コンタクトプレーやタックルの時にいい姿勢を保つためにも、柔軟性は大事な要素になる」とディーン・ベントンストレングス&コンディショニングコーディネーターがトレーニング前に話したように、今回の合宿ではセブンズに必要なスピードトレーニングやフィットネストレーニングと同じように、ストレッチにも取り組んでいます。普段のトレーニングではなかなか重点的にストレッチのセッションを行うことがない選手たちも、自らの身体の硬さに改めて気付き、また柔軟性の大切さを実感しています。 柔軟性を高めればさらにスピードアップも パートナーがしっかりフォロー 合宿の折り返しを終えて、「この合宿ではスピードトレーニングを重点的に取り組み新鮮に感じている。セブンズのラグビーのトレーニングに関しては、新しいメンバーとのコミュニケーションはまだ足りていないが、日に日に成長している。肉体的な疲労も感じているがタフになってこそのセブンズなので、いい合宿ができていると思う」と坂井克行(豊田自動織機)は話しました。 トレーニング後の細田 ヘンリー レメキ【撮影 藤田慶和】 別メニューでトレーニングをする細田 【撮影 合谷和弘】 ●2月22日(土) DAY3 3日目を迎えた男子セブンズシニアアカデミーは、22日も早朝のトレーニングからスタートしました。ディーン・ベントン セブンズ ストレングス&コンディショニングコーディネーターの指導により、スプリント力を高める一環として地面を力強く蹴り上げるバウンディングなどのセッションが行われました。 バーベルを持ってジャンプ 跳躍力もスプリント力とリンク グラウンドのトレーニングは、午前午後共にアタックのセッションが行われました。前日行われたディフェンスのセッションと同じく、セブンズの広いスペースを考慮したアタック、またボールを持った選手が積極的に前へ仕掛けることを意識しながら、男子セブンズ日本代表瀬川ヘッドコーチの指示の下4対4や5対4が行われました。 練習生の石塚も気後れせずにトレーニング インターバルで直前のプレーをレビュー コミュニケーションをもっと取る事、また最終的には味方がどう動くか予測できるところを目指そう、と瀬川ヘッドコーチがセッションの合間に選手たちに呼びかけます。 セブンズ経験豊富な坂井 セブンズの合宿に初めて参加する選手もいる中、「ポジティブに、今は失敗してもいいのでもっと積極的にやっていこう」と2013年のワールドカップ・セブンズで主将としてチームを引っ張った坂井克行(豊田自動織機シャトルズ)も選手たちに声をかけます。 藤田とこちらも大学2年生 合谷(左) 15人制日本代表とセブンズ日本代表のどちらも経験している藤田慶和(早稲田大学)は「セブンズはボールに多く触ることができ、スペースもあるのでチャレンジできて楽しい」と積極的なプレーを見せていました。 トレーニング後はすぐにプロテインと補食 ●2月21日(金) DAY2 第12回男子セブンズシニアアカデミー2日目は、早朝のウェイトトレーニングから始まりました。このトレーニングでは筋量を増やすことはもちろん、ラグビーに必要な機能的な筋肉をつけるためのメニューが組まれています。 見山S&Cコーチからメニューの説明 早朝でもしっかり筋肉に刺激を 朝食後の午前中のトレーニングはグラウンドでディフェンスセッションが行われました。セブンズ特有の広いスペースで生じる状況を意識したディフェンスの動きを繰り返します。 相手の動きを良く見てディフェンス判断 午後のトレーニングもディフェンスセッションが行われ、しっかりタックルで相手を倒しきること、二人目のタックラーの動きなどの確認が行われました。 ラグビーの基本 タックル 期待の大学2年生 藤田と福岡(右) そして最後のトレーニングはセブンズの試合を想定した、短いインターバルで80%程度の速度のランニングを繰り返すフィットネスのセッションが行われ、選手たちは息を上げながらも声を掛け合い最後まで走り切りました。 最後まで気を抜かず走り切る 【男子セブンズ日本代表 瀬川智広ヘッドコーチ】 「ここ2回は少人数でS&C中心に行ってきたセブンズシニアアカデミーだが、今回は実際の試合に向けたセブンズの戦術や戦略、それを達成するためのフィットネス向上を合宿の目的としている。今までと違ったメンバーが集まった合宿となるが、初日の20日から個々の意識も高く非常にいいトレーニングができている」 選手に声をかける瀬川HC ●2月20日(木) DAY1 第12回男子セブンズシニアアカデミーが、本日20日からスタートしました。 初日に集まった選手12名は、今回の合宿地である千葉の日本メディカルトレーニングセンターに到着後すぐにトレーニングを開始。ディーン・ベントン セブンズ ストレングス&コンディショニングコーディネーターによるスピードアップのトレーニングと測定が行われました。 ベントンS&Cコーディネーターよりトレーニングの説明 第10回のセブンズシニアアカデミーでベントンコーディネーターから直接指導を受けた選手、そして今回初めて指導を受ける選手に分かれてトレーニングは行われました。 下半身の動きに集中 ランニングフォームや足の使い方の確認など基本動作のセッションの後に、ドロップジャンプテストと40m走の測定を行いました。 前回、落下時の接地時間や着地の際にかかる力などによってその選手のスプリント能力がわかるドロップジャンプテストで、15人制オーストラリア代表のトップ選手にも引けを取らない高い数値を出した福岡堅樹(筑波大学)が、今回も参加選手中トップの数値を出したほか、2回目のテストを受けた他の選手もそれぞれ進歩が見える結果を出していました。 高いスプリント能力を示した福岡 また、40m走の測定で鈴木貴士(クボタスピアーズ)が参加選手中最高のタイムを出し、2009年のラグビーワールドカップ・セブンズで主将を務めたベテランが持ち味のスピードで存在感を示しました。 40m走で最高タイム 鈴木 今回初めてセブンズシニアアカデミーに参加する選手たちはトレーニングに意欲的に取り組み、練習生の石塚弘章(成城大学)は「スピードトレーニングをしたことがないので、とてもためになる」と話しました。 初参加のNEC細田と練習生 成城大 石塚(右) 夕食後、男子セブンズ日本代表瀬川智広ヘッドコーチが、日本代表の目指すラグビーについて資料と映像を交えて参加選手に説明を行い、合宿初日は終了しました。 夜のミーティング 第12回男子セブンズシニアアカデミーは27日まで行われます。