競技規則につきまして、日本協会からワールドラグビーに対し、下記の競技規則に関する問い合わせをし、回答を受けここに通知いたします。


日本協会の問い合わせ内容:

3.4 交替/入替えのプレーヤーとして指定されたプレーヤー

2017年競技規則には(d) フロントローについては3名まで(3名となる場合は競技規則3.5 (b)および(c)に基づく) 、その他のプレーヤーについては5名まで、入れ替えることができる。と記載されている。

2018年競技規則には第3条チーム人数 

  1. 国際試合においては、協会が指定する交替/入替えのプレーヤーの数は8名以内とする。
  2. その他の試合においては、交替/入替えのプレーヤーの数は最大8名までの範囲で試合主催者が決定する 。

と記載されており、フロントローとその他のプレーヤーの人数区分がなくなっている。

日本協会からの明確化の要請は: ポジションに縛りはなく8名が交替/入替えして問題ないのか、その場合、フロントローのファーストインジュリーに対応出来なくてもよいのか、という点である。

 

WRからの回答:

競技規則第3条11にある通り、フロントローの交替要員は、他のポジションで試合に出場してもよく、その他のプレーヤーは5名を超えても交替することは出来るが、チームは 規則第3条8に定められたスコッドの人数に対するフロントローの最低人数と、交替における最低要件を満たす義務があり、万が一第3条8の表に示されたフロントローの最初の交替の要請に対応できる選手がいない場合は、最悪の場合試合不成立になり、そのチームが失格になる。

ケース:Aチームは23人の選手を登録した。16、17、18番はフロントロー交代要員である。試合中18番の選手が戦術的交代として8番と入替投入されたが負傷退場となった。 その後で3番が負傷退場となった。18番は既に負傷退場しているので再投入できない。

WR回答 > この場合、フロントローのファースト・インジャリー対応を遂行しなかったAチームは試合不成立をもたらしたこととなる。

補足

実際に大会等で適用する際の運用は、主催者が本必要要件を遂行できなかったチームに対する対応を協議し、決定する。

 

                                      以上