公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:森重隆、東京都港区)は、このほど男女セブンズ日本代表ヘッドコーチに関して以下の通り決定しましたのでお知らせします。
男子セブンズ日本代表ヘッドコーチは、現在の岩渕健輔氏が継続して務めます。
女子セブンズ日本代表ヘッドコーチにつきましては、12月16日の理事会にて稲田仁氏からハレ・マキリ氏に交代することが承認されました。
稲田仁氏は、2017年に女子セブンズ日本代表ヘッドコーチに就任、HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ、アジアラグビーセブンズシリーズの他、ラグビーワールドカップ・セブンズ2018サンフランシスコ大会、アジア競技大会で女子セブンズ日本代表の指揮を執り、チームの強化を果たしてきました。
稲田氏は東京オリンピック2020でのメダル獲得を目指して指導を続けてきましたが、東京オリンピックが2021年7月開催に延期されたことでチームの更なる成長機会が得られたことを受け、日本ラグビー協会としては一段の強化のためにハレ・マキリ氏にヘッドコーチを交代することを決定しました。稲田氏は引き続き女子セブンズ日本代表パフォーマンスマネージャーとしてチームの活動をサポートします。
なお、ハレ・マキリ氏は1月8日からチームに合流して指揮を執る予定です。
■女子セブンズ日本代表 新ヘッドコーチ プロフィール
氏 名: ハレ・マキリ(Hare Augustus Te Waimotoe Makiri)
生年月日: 1978年5月31日
出身地 : オークランド(ニュージーランド)
出身校 : セント・ステファンズ高校
選手歴 :
◆主な所属クラブ
2000年 Chiefs(当時Super12。現在のSuper Rugby)
1998年~2001年 NZカウンティーズマヌカウ(当時NPC。現在のMitre10)
2002年 鐘淵化学(当時 関西社会人リーグ)
2003年 福岡サニックスボムズ(=当時。現在の宗像サニックスブルース)
◆代表歴
1996年 NZ U18、 1997年NZ U19、1998年 NZ U21
1998年、2001年 NZ マオリオールブラックス
2005年4月16日 ウルグアイ代表戦(@モンテビデオ)で日本代表初キャップ(通算26キャップ)
◆ポジション:ロック、フランカー
指導者歴 :
2016年~2017年 宗像サニックスブルース フォワードコーチ
2017年7月~ 男子セブンズ日本代表アシスタントコーチ
アジアラグビーセブンズシリーズ2017 コーチ
アジアラグビーセブンズシリーズ2018 コーチ
HSBCワールドラグビーセブンスシリーズ2017-2018 アシスタントコーチ
HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2018-2019 コーチ
HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2019-2020 コーチ
オセアニアラグビーセブンズチャンピオンシップ2019 コーチ
■ハレ・マキリHCの就任コメント
「私は、42歳になってなお毎日、もっといい自分になろうと努めています。私には、尊敬、誠実、信頼、献身という4つの信条がありますが、コーチングの環境に身を置いてみて、選手がまず人間として成長するため、そして、自分のスキル、マインドセット、能力を向上させていくためにも、これらのことが4つの柱になると思っています。
トレーニング、過程、準備、心の持ち方など様々な部分で、自分のラグビー人生の内外で培ってきた知識や経験を共有していき、このような状況下で満足のいく選手の成長や自信が見られるようにしたいと思います。
オールブラックスのウェイン・スミスアシスタントコーチが、『ワールドクラスの努力をすることは、ワールドクラスの選手じゃなくてもできる』と言いました。
Bloom blossoms bloom(桜の)花を咲かせましょう」