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7月11日(日)第3回

第3回のスタートは高橋監督より、前回「世界を知る」の振り返りです。

選手から提出されたレポートの内容についても紹介があります。

 


菊谷コーチからの「知らずに経験するよりも、知って経験するのでは準備が違う」という言葉が印象的でした。

 


そして今回はオンラインキャンプ第3回テーマは「戦い方を知る」です。

 

里コーチから「JAPAN SPEED」についてプレゼンの始まりです。

 

 

まずは「SPEED強化ってどんなイメージ?」についてブレイクアウトルームにて選手同士で意見を出し合います。

 

 

それぞれのブレイクアウトルームにて各自の思う強化について様々な意見が飛び交います。

 


全体の場に戻ります。

ZOOMの機能をフル活用して、どんな意見が出たかをチャットに書き込んでもらいます。

 


「チームのテンポを作り出すもの」「 キツそう」「スプリント!」「スクラムやラインアウトからのブレイクの速さ」「初速の走り出し」「アジリティ」「陸上のトレーニング」「足と腕の連動を意識して行う」などそれぞれのイメージがチャットに飛び出します。

 

岡崎慶喜君(石見智翠館高校)からは「坂道ダッシュやチューブトレーニングで鍛えるもの」と発表がありました。

 

 

井上茉紗樹君(佐賀工業高校)からは「ディフェンスの初速を上げていく」という発表がありました。

 

 

いよいよ里コーチからJAPAN SPEEDの細かな内容についてプレゼンが始まります。

 

里コーチからの「JAPAN SPEED」のプレゼンを聞いて改めてSPEED強化についてどんなイメージか?再度ブレイクアウトルームへ

 


選手からは「タックルしたあとのセカンドマンが早い」「2つ目、3つ目の動きの速さ」「世界に勝つために必要なこと」「何度も同じ練習を繰り返して、体に馴染ませる」「細かい動作」「正確さ、繊細さ」「動作を意識する!」「組織でのセットの速さ」「前だけじゃなくて後ろ向き」などの書き込みがありました。

 

野中健吾君(東海大仰星高校)からはセットからワンラインで上がるスピードの印象が強く持てたと発表がありました。

 

 

森草知君(桐蔭学園高校)からは、体の大きい選手に対して、早いスピードで前に出て倒すために必要なことをもっと知りたいと発表がありました。

 

 

最後に、「JAPAN SPEED」の細かな技術を習得して、厳しい練習にも耐え、ぜひ「BEAT TOP4」を達成しようとまとめがありました。

 

3回行ったオンラインキャンプもいよいよフィナーレです。

高橋監督より3回の重要な部分に関してまとめがありました。

また「このキャンプの開催にあたりご協力いただいた各校先生方・保護者・関係者の皆様に心より感謝いたします。何より選手の皆さんが本当に良く頑張ってくれました」とお礼の言葉がありました。

 

 

最後はこのオンラインキャンプを皮切りに、2021年度高校日本代表がスタートを切ったぞという熱い想いを込めて「GAO」ポーズにて記念撮影です。

 



7月4日(日)第2回

第2回TIDオンラインユースキャンプ。

スタートは高橋監督より前回の内容の振り返りです。



この3回のオンラインキャンプでは選手達からレポートの提出があります。こちらは日本代表経験者対談に関する、選手からの感想の発表になります。



またチームポリシー「本気」について、石田太陽君(東海大仰星高校)、北川叶羽君(朝明高校)、福島秀法君(修猷館高校)の3名のレポートの内容が素晴らしかったと、監督より皆の前で紹介がありました。

 

続いて本日第2回オンラインキャンプのメインイベント、「世界を知り、覚悟を決める」というテーマで、元日本代表キャプテンであり、高校日本代表でコーチを務めた菊谷崇さんよりのお話です。

 

 

菊谷コーチより「パート1」は「まずは世界を知ることから」ということで。

 

 

ここで選手は6名程のブレイクアウトルームに分かれて話し合いを持ちます。日本代表がRWC2019で予選プールを1位通過した要因を話し合います。

 


話し合いの後、各ブレイクアウトルームからノーマル回答1つとユニーク回答1つを発表してもらいます。


始めにお手本としてコーチから。霜村誠一コーチからはノーマル回答で「ワンチーム」。北川俊澄コーチからはユニーク回答で「湯船に入れる」。とても参考になる回答です。



 ブレイクアウトルームでは、選手達はノーマル回答については真剣に、ユニーク回答はフランクに意見を出し合います。

 

 

全体に戻り、各ブレイクアウトルームで出た内容について発表です。

武藤航生君(関西学院高校)のグループでは、ノーマル回答「ベスト8という目標が明確であった」ユニーク回答「地元開催で気候に慣れていた」という発表です。

 

 

真田隼翔君(桐蔭学園高校)のグループではノーマル回答は「スクラムが強くなった」です。ユニーク回答では「時差ボケがない、グラウンド状況、気候条件」という発表がありました。

 

 

大町佳生君(長崎北陽台高校)のグループではノーマル回答は「チームのベクトルが同じだった」ユニーク回答では「和食、とくに白いご飯が食べられてパワー全開」という回答でまとまりました。

 

 

最後に菊谷コーチからのまとめです。

 

選手からの意見はこちら。

 

 

これが自国開催のメリットです。

今日のテーマでいうと海外遠征ではこの逆のパターンになります。

「気候」「時差ボケ」「グランド状況」「ご飯」こいうったものは、いつもと違う状況で戦わなければならないので事前に準備をしていくことが大切だというお話でした。

 

 

 続いてパート2では「Away game」について掘り下げます。

 

 

自分の海外遠征をイメージして、「on field」と「off field」に分けて話し合いました。

 

 お手本として里コーチからは「on field」として「海外では練習グラウンドが田んぼのようでグチャグチャなことが多く、だから日本にいるときからあらゆる場所での練習を大切にすること」と紹介がありました。

北川コーチからは「off field」として「のら犬に嚙まれる」「バスに卵を投げられた」「犯罪の危険」などご自分の体験からのリアルな参考意見を聞くことができました。

 

 それでは選手たちはブレイクアウトルームに分かれます。

 

 

全体に戻り各グループでの発表です。

 

富田陸君(大阪桐蔭高校)からは「オン・オフ両方で水道水に気を付けたい」。「off field」では、日本食が恋しくなる家から「カップラーメン」「のりたま」を持っていきたいと発表がありましたが、「そもそもカップラーメンはあかんやろ」と突っ込まれます。


 

稲嶺翔太君(石見智翠館高校)からは「off field」として、寝る環境が違うので、愛用の睡眠用具を持っていきたいと発表がありました。

 

 

河村ノエル君(大阪桐蔭高校)からは「on field」としてレフリーと英語でコミュニケーションを取れるようにしなければならないと発表がありました。

 

 

菊谷コーチより「on field」の選手たちの意見のまとめです。

 


 こちらは「off field」の意見のまとめです。

 

 

菊谷コーチからの実際の体験をもとにした「Away game」へのアドバイスです。

海外遠征を何度も経験された菊谷コーチからの話は選手たちにとってはとても貴重なものとなったと思います。

 

 

最後にズバリ!菊谷コーチ、有り難うございました。

 

 

最後は記念撮影になります。

本日のテーマに合わせ高橋監督の「世界を」からの、全員で「知るー!」の掛け声でOKポーズです。

 



6月27日(日)第1回


昨年2020年2月、第45期高校日本代表は「Beat WALES」達成にむけて、選手達は必死に、スタッフも全力を挙げて合宿をおこなっていました。

しかし新型コロナウィルスの猛威はすさまじく、ウェールズ遠征は中止となり、その後2020年は高校日本代表の活動は大きく制限をされることとなってしまいました。

 

迎えた2021年6月。本来だと静岡エコパスタジアムにて第47期高校日本代表はスタートを切る予定ではありましたが、未だ新型コロナウィルスは終息を見せず、本日より3回に分けてのZoomでのオンラインキャンプが始まりました。

全国から集まった75名の将来の日本代表選手となる原石たちと、大きな一歩を踏み出みだしました。

 

第1回オンラインキャンプ。

まず始めに全国高等学校体育連盟ラグビーフットボール専門部 天野寛之副部長から、ご挨拶を頂きました。

「コロナ禍で学校での練習や試合等も大変な中ではあるからこそ、ラグビーの大切な要素である【協力】【チームワーク】を大切にして、皆が代表候補選手として一人一人が自覚をもって臨んでほしい。そしてコロナが終わって皆が集まれたら感謝の気持ちを忘れず、自分の最高のパフォーマンスが発揮できるようにしっかりと準備をしてほしい」とのことでした。

 


続いてこのオンラインキャンプに向けての高橋智也監督よりの挨拶です。

「代表候補選出おめでとうございます。皆さんのこれまでの努力のたまものです。皆さんは歴史あるラグビー高校日本代表の第47期生。2019ワールドカップでベスト8に進出した日本ラグビーの宝でありダイヤの原石です。またその中でもラグビーが大好きだという事を忘れずに楽しむことを大切にして取り組んでほしい」と話がありました。

 

 

続いて今後の日程確認と3回のオンラインキャンプの説明です。

目的は75名のスコッドメンバーが、セイムページの共有し、皆が繋がり、共に成長することだと。

またオンラインキャンプでのゴールは世界4強を倒すためのマインドセットだとのお話でした。

 


U20水間良武監督よりU19の選手に向けて激励です。

「コロナ禍で当たり前のことが当たり前じゃない。それはラグビーをすることも同じ。だからラグビーができる事に対して家族や仲間をはじめ色々な人に感謝をしてほしい。そしてラグビーを楽しむために努力をしないといけない」との話がありました。

 


次は本日のメインイベントの一つ。

ラグビー日本代表経験者の対談になります。

対談に参加いただいた4名(左から霜村誠一さん、北川俊澄さん、菊谷崇さん、里大輔さん)

 

 

4名の対談になります。

霜村さんは高校日本代表にはなれなかったけど大学4年生で日本代表に選ばれたそうです。だからもし高校代表になれなくてもチャンスはあるよというアドバイスです。

そこから昨日の日本代表とブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの戦いの話へ。

北川さんは、ラインアウトとモールの日本代表のディフェンスに注目。マイボールラインアウトの工夫の様子を紹介。

菊谷さんからも高校代表も含めてヨーロッパのチームにセットピースで優位に立つことの重要性と難しさの話がありました。

続いて今と昔の練習の違いについて。またエディー・ジョーンズさんやジョン・カーワンさんなど過去の日本代表監督の練習内容や厳しさにもついて語られとても興味深いものでした。

現日本代表コーチの里さんからは、日本代表で世界と戦える選手とは、高校生のころからの厳しい練習に耐えて基礎がしっかりしていることが重要であるとの話でした。

まとめとして菊谷さんから、スキル・フィジカルはもちろん重要だけれど、今日のキャンプも含めて主体性・積極的なコミュニケーションを大事にしてほしいとのことでした。

代表候補選手達にとっては、世界を知る方々の話を生で聞けて、今後の自分達の戦いに向けて本当に貴重な経験となったと思います。

 

 

ここから5名づつのブレイクアウトルームに分かれて、自己紹介と日本代表対談の感想を発表しあいます。


どのトークルームでも高橋監督や菊谷さんの話の通り、積極的に発表が行われていました。

 

全体の場に戻り、トークルームでの内容について発表をしてもらいます。

 

平山尚樹君(東福岡高校)は、昨日のライオンズ戦について代表経験者の皆さんがCTB中村亮土選手の前に出るディフェンスを評価されていて、自分もCTBをしているので今後も意識して取り組んでいきたいとの発表がありました。


山村和也君(報徳学園)からは、菊谷さんの「試合で勝つためには、試合よりも高い強度できつい練習を乗り越えないと」という話がとても印象に残り、自分も高校代表にチャレンジするのに厳しい練習に耐えていきたいとの発表でした。


ここからメインイベントの2つめ。

高橋監督による高校日本代表の今後の戦いについてのプレゼンテーションです。

まずはここ数年の高校日本代表の戦いぶりについての振り返りがあり、今年度の目標の提示です。

 


「Beat“TOP4”」【世界4強を倒す】



「本気」です。

本気なんてあたりまえの言葉と思うかもしれないが、日の丸・桜を背負う人間として重く意味を持った言葉です。


Goal、face、Think、Finishの4つの要素に分けて、本気という言葉について深堀していきます。

 

選手達はメモを取りながら真剣に監督の話を聞いています。

 


ここで、時間をとって選手達は自分の本気について考えをまとめます。

 

再び5人づつのブレイクアウトルームに分かれて自分の本気について発表をします。

 

全体の場に戻り、トークルームでの内容について発表をしてもらいます。

 

矢崎由高君(桐蔭学園)からは、自分の本気について、Goalを高校日本代表でスタメンを勝ち取ることとして、そのためにメンタルを鍛え主体的に動けるようにしたいと発表がありました。


続いて、小椋健介君(桐蔭学園)からは、自分は本気で世界で勝つためにフィジカルとフィットネスを鍛える。そのためには体重をもっと増やして、それでももっと走れるようにGoalを設定したいと発表がありました。

 

 

最後に高橋監督から次回に向けての宿題の提示があり、全員で記念撮影をおこないました。

高橋監督の「世界4強」の掛け声の後、全員で「絶対倒すぞー!」と雄たけびをあげてのガッツポーズで、第1回のオンラインキャンプは終了となりました。