■2013年6月20日(木)

菅平合宿7日目。天候は曇り。最高気温18℃。
第二クール最終日は大会3日目を想定し、1日3試合のシュミレーションを行いました。
香港セブンズ、東京セブンズでは3日目のパフォーマンスが課題だったため、9:00-、13:30-、18:30-と決勝トーナメント3試合を想定して、トレーニングを行いました。
強度的には2試合相当(平均総走行距離5.4km)のトレーニングとなりました。

練習ではタッチのアタック&ディフェンスを中心に行いました。アタック面ではサポート、運動量、低さ、コミュニケーションを確認。ディフェンス面ではアップスピード、面、コミュニケーション、ブレイクダウン精度を確認しました。

これ以外では、ラインアウト、キックオフ、スクラムなどセットプレーを確認して7日目の練習を終えました。

ワールドカップ開幕まであと8日。チームの仕上がりは順調にきています。大きな怪我もなく、戦い方の押し込み、練習のクオリティーなど、これまでにない仕上がり状態で、チームの雰囲気もいいです。菅平での合宿もあと2日。
明日はリカバリー、明後日は午前練習のみなので、質を落とさずいい状態で菅平合宿を打ち上げたいと思います。

土嚢を運ぶレプハ選手

土嚢を運ぶ坂井選手

 
早朝GYMセッション
 
分析結果をプレゼンする宮崎アナリスト

宮崎アナリストのプレゼンを聞く選手たち


円陣で指示する坂井キャプテン

ラインアウト

■2013年6月19日(水)

菅平合宿6日目。天候は雨のち晴れ、最高気温18℃。朝から強い雨でしたが、不思議と練習時間には止み、夕方練習時は太陽も顔をだし、天気の神様に見守られているような日でした。

第二クール2日目は大会2日目を想定し、昼に1試合、夕方に1試合を想定した時間帯で練習を行いました。
昼の練習は疲労度の高い選手を休ませ、少人数でラインアタックのドリルを中心に約40分間練習しました。
夕方からは試合日のウォームアップ、7v7のゲーム形式5分3セットを行いました。
時間にして40分。走行距離は平均5.3kmとプラン通りの強度になりました。
トレーニングの質も高く、アタック、ディフェンスともに「スマート&アクティブ」なラグビーが垣間見え、選手の運動量、ディフェンスの粘りなど順調な仕上がりになってきています。
少し気になるのは、姿勢が高いこと。明日はそのポイントを修正して、大会最終日を想定したトレーニングを行います。

 
ゾンタックカップ
 
ジムワークに励む豊島選手
 
ジムセッションで首を鍛える後藤選手
 
ジムワークメニュー
 
ブレイクダウン攻防
 
指示を出す成田選手
ラインアウト
 
コンバット
 
指示を出す瀬川HC
 
土嚢で体幹を鍛える選手たち
 
橋野選手
■2013年6月18日(火)

菅平合宿5日目、第二クール1日目。今日の菅平は曇り。最高気温は20℃と少し肌寒い1日でした。
第二クールは試合日を想定したシュミレーションということで、スケジュール、強度共に1日2試合を想定したトレーニングを行いました。
早朝トレーニングは、2日目に実施した高低差95メートル、距離にして900メートルの山登りランと100メートルの坂道ダッシュ3本、コンバットトレーニングを実施。

 
 

午前中は大会第一試合を想定した7v7のアタック・ディフェンス4分×4セットで試合以上の強度でした。

 

夕方のトレーニングは第二試合のキックオフを想定して、18時から30分間のトレーニングを行いました。

 
 

今日1日の走行距離の平均は一人約8kmと5試合相当に値し、フルコンタクトの試合に換算すると3試合分行ったことになります。
アタックもディフェンスも質と強度が上がってきており、順調に仕上がっている印象です。明日は大会2日目を想定したトレーニングを行います。

追伸、今回の上り坂ランは“ゾンタックカップ”と銘打って、今年度の1位を記録した選手にゾンタックさんから3泊4日の宿泊券をプレゼントしていただく事になりました。
現在の1位は後藤選手の4分40秒。今後ゾンタックさんで合宿を張るチームの選手すべてが対象です。

■2013年6月17日(月)

菅平合宿4日目はラグビーをするには最高の天候でした。最高気温も24℃と過ごしやすく、良い練習ができました。
2日目、3日目と三部練習が続いたので今日は午前の一部練習のみでした。
内容はユニットトレーニングとジムセッションで、時間にして90分です。
FWはキックオフのアタック、ディフェンスのスキルトレーニングを行い、BKはセットからのムーブを確認しました。

ジムセッションではウェイトトレーニングと階段を使った体幹トレーニングを行いました。

今日で第1クールが終了。プラン通りに戦い方やフィットネス強度の落とし込みが出来ています。
明日からはワールドカップスケジュールを想定したトレーニングになります。

■2013年6月16日(日)

菅平合宿3日目。晴れのち曇り、最高気温24℃。
本日の練習はディフェンスにフォーカスして行いました。

早朝から1v1タックルのタックルドリルとGymセッションで約1時間のトレーニング。

午前は狭いエリアでの4v4などのドリルとサポートドリルで約1時間のトレーニング。
午後は6v6、7v7のアタック&ディフェンスで、組織DF(面)とアップスピード、コミュニケーションをキーにトレーニング。最後はL字走フィットネスで締めくくりました。

夜はプレイヤーズミーティングで今日の練習ビデオを見ての修正点、意思統一などを確認して3日目を終えました。

一回あたりのトレーニング時間は約1時間と短いですが、強度が高く、充実した1日になりました。
ディフェンストレーニングは、面で前に出る、コミュニケーション、抜かれても諦めないなど6v6、7v7のドリルで反復練習を実施。ドリルを重ねる毎に精度が上がってきましたが、まだまだ、満足いくレベルには至っていません。
明日からのトレーニングでさらに精度を上げられるよう励んでいきます。

■2013年6月15日(土)

男子7人制のラグビーワールドカップ・セブンズ直前候補合宿(2013年度セブンズシニアアカデミー)の2日目は、6:15からの早朝トレーニングで始まりました。

宿舎の裏山にある1kmの登り坂でタイムトライアル。走り終えた後は下山しながらリカバリーを行い、中腹まで下りたところで、今度は100mの登り坂ダッシュを3セット。短時間のうちに、強度の高いトレーニングを繰り返し行いました。

1kmの登り坂ランは想像以上に長くてハードなものでした。

各選手の登り坂ダッシュの様子。

夏井選手、トゥキリ選手

坂井選手、江見選手

吉野選手、小原選手


後藤選手、奥中選手、ラトゥイラ選手

羽野選手、豊島選手

選手たちはお互いに声をかけて励まし合いました

全てのダッシュを終えた後、坂の上にいる選手たちが坂の下にいるスタッフたちに「ダッシュ1本目!」と声をかけて、選手が作るアーチまでダッシュするよう仕向けました。結局、4人のスタッフも選手と同じ100mの登り坂ダッシュを行いました。


アーチを抜ける見山S&Cコーチ

太田チームディレクターもこの表情


アイスバス中。手前から夏井選手、後藤選手、吉野選手


アイスバス中。左手前から時計回りにトゥキリ選手、江見選手、ラトゥイラ選手、奥中選手、小原選手、羽野選手

早朝トレーニングの後は午前、午後練習ともにグラウンドでアタックにフォーカスしたトレーニングの練習を行いました。

午前はブレイクダウンにフォーカスしたトレーニング。
時間にして60分。ボールキャリアのボディーコントロール、サポートプレー、
低さなどを意識したトレーニングを行いました。トレーニングの強度はそれほど高くありませんでしたが、クオリティーは高いものになりました。

午後はスペースアタックドリルとフィットネスを組み合わせたトレーニングを行いました。時間にして60分。強度とクオリティーの高いトレーニングになりました。スピード、走行距離ともに過去最高を記録。満足いくレベルに到達しました。


セブンズシャトルの後藤、夏井選手


ブレイクダウンスキルドリル


スペースに仕掛けるドリル


チームトークをする桑水流選手


プールトレーニング

夕食後のミーティングでは、ワールドカップ・セブンズで対戦するスコットランドの特徴と我々のキープレーを確認。最後は今日の練習ビデオで改善点を指摘しました。

ワールドカップ・セブンズトップ8以上を目指す我々は、もっと全力でぶつかり合うトレーニングをしなければ到底目標を達成できないことを確認しました。

15日のウェールズ戦の歴史的勝利にセブンズチームは感動しました。15人制日本代表から勇気と誇りをもらい、次は7人制日本代表の番だと心に誓いました。

 
 
 
菅平高原に群生するシダ。ニュージーランド代表(="Silver Fern")を意味します。
■2013年6月14日(金)

男子7人制「ラグビーワールドカップ・セブンズ直前候補合宿(2013年度セブンズシニアアカデミー)」は本日(6月14日)スタートしました。午前11時に東京駅に集合し、今回の合宿地である長野県の菅平高原に向かいました。

到着時には、上田市や菅平観光協会の方々がチームを出迎えてくださいました。

宿舎に到着して1時間後、グラウンドでトレーニングが始まりました。10分間のセルフコンディショニングからスタート。試合本番を想定しながら、選手各々が自分自身のコンディションと向き合いました。

セルフコンディショニングの後は、セブンズの合宿に久々に参加する夏井選手、後藤選手、吉野選手が他のメンバーに簡単な挨拶をした後、円陣を組み、本格的に練習が始まりました。

まずは4チームに分かれてのラウンドランです。グラウンドの4つのコーナーに1チームずつ散らばり、見山S&Cコーチのカウントに合わせて、制限タイム内に先のコーナーを通過しなくてはならないランニングトレーニングです。

その後はハンドリングの練習です。パスの方向やスピードを変えて様々なパターンで練習します。

最後は1キロのシャトルランを行い、本日の練習を終了しました。

練習後のストレッチ

アイスバス中も笑顔の絶えないセブンズチーム

菅平の気温は23度。アイスバスの水温は11度。

夕食後はチームミーティングを行い、ワールドカップ・セブンズに向け、この合宿でやらなくてはならないことの確認を行いました。ジャパンはワールドカップ・セブンズでプール1位、ベスト8入りを目指しています。「何のために桜のジャージを背負って戦うのか。『戦う集団』となって全員が勝利を信じ、やるべきことを徹底・追求する。全員が妥協することなく力を出し切る」ことを確認し合いました。

「ラグビーワールドカップ・セブンズ直前候補合宿(2013年度セブンズシニアアカデミー)」は、6月23日まで続きます。

夕食の様子。疲れていながらもこの笑顔です!

ミーティングの様子