●6月7日(金)

6月8日まで5日間の合宿を行った女子7人制の2013年度第5回セブンズシニアアカデミー。合宿4日目の6月7日には、国際武道大学ラグビー部(関東3部1位)の男子部員を相手に練習試合を行いました。

この日は午前10時にグラウンドでのトレーニングからスタート。時折小雨も降る曇り空の下、午後の試合に備えてアタックやディフェンスの最終確認を行いました。本日の練習のテーマは「走ってあたって倒して起きて」。練習の最後に宮崎S&Cコーチは、午後の試合、さらに、その先のワールドカップ・セブンズを見据えて、「ブレイクダウンの精度をしっかり上げること」と「熱い(気持ちの)状況の時に、いかに冷静に物事を考えること」の重要性を選手に語りました。また、浅見ヘッドコーチは「ペナルティを怖がらないように挑戦しよう」と選手を励まし、中村選手は「午後の練習試合はポジティブな気持ちで終えられるようにしよう。アタックは、広いポジションの時にサポートが遅れないよう常に意識して」と仲間にアドバイスしました。

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練習の合間に設けられるチームトーク
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「スリー、トゥー、ワン、ジャパン」の掛け声で午後の練習試合に向けて気合いを入れます

午後の練習試合は2試合。

1試合目:トライ数 女子セブンズシニアアカデミーチーム 1 - 6 国際武道大学ラグビー部
2試合目:トライ数 女子セブンズシニアアカデミーチーム 4 - 3 国際武道大学ラグビー部

結果は、1勝1敗でした。最後の円陣で浅見ヘッドコーチは「本当にいいゲーム内容だった。やってきたことに胸を張り、自信を持って。でも、ワールドカップまでまだまだやることはある」と選手に語りました。

次回のシニアアカデミーは6月19日からの予定です。

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本日のテーマと試合出場メンバー
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多数のメディアが取材にかけつけてくれました
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試合を見守る選手たち
●6月6日(木)

6月4日から千葉県勝浦市で開催中の女子7人制「2013年度第5回セブンズシニアアカデミー」は本日で3日目を迎えました。

午前6時から勝浦合宿恒例の砂浜トレーニングを行ったあと、9時45分から約1時間、国際武道大学のサッカー場でアタック・ディフェンスの練習を行いました。

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練習の最後は一本締めで終了

その後、大学内のジムでそれぞれに課されたウェイトトレーニングを行いました。選手自らが声を出して練習を盛り上げます。

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昼食後は、ラグビーワールドカップ・セブンズに向けた広報活動や、メディアからの取材対応を行いました。

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撮影を前に髪型を直しあう鈴木彩香選手と中村知春選手。
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テレビ取材中の山口真理恵選手。

午後はフォワード選手のみのスクラムセッションを行いました。試合映像を観ながら日本チームの目指すスクラム像を確認した後、フィールドで1対1や3対3のスクラム、スクラムマシンを使ってのトレーニングなど、様々なバリエーションでスクラムトレーニングを行いました。

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太田治7人制日本代表チームディレクターがスクラムコーチとなり、選手にアドバイスを行いました
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低く構えて姿勢を保ち、あごを下げずに相手を見るように組むことがポイント
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スクラムマシンを3人の選手で押します

選手・スタッフ全員揃っての夕食では、ボギドゥラウマイナダヴェ選手の誕生日をサプライズでお祝いしました。ボギドゥラウマイナダヴェ選手は「練習はとてもハードだけれど、みんなと一緒にいる時間がとても大切に思える。今まで自分の誕生日はあまり特別な日という思い出はなかったけれど、今日こうしてこのファミリーと一緒にお祝いできたことがとても嬉しい」とコメント。

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サプライズパーティーのリハーサル中
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パーティー本番。ちょっとしたサプライズやダンスの後、ケーキの登場です
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最後にみんなでお祝いの集合写真。寄せ書きの紙は大黒田選手がボギドゥラウマイナダヴェ選手の故郷であるフィジーをイメージしてデザインしました

夕食後は、西山トレーナーから風邪予防や交替浴、アイスバスなどのレクチャーを行ったあと、岩井アナリストから本日の動きの確認を行いました。

最後に浅見ヘッドコーチが次のように選手を鼓舞し「2013年度第5回セブンズシニアアカデミー」の3日目は終了しました。
「今まで自分たちがやってきた「走って当たる」こと。これに自信を持ってほしい。他の強豪国に比べるとスピードもパワーもない日本のチーム。それを運動量でカバーして、人数が8人、9人と多いと思われるようなディフェンスをしていきたい。ラグビーワールドカップ・セブンズは4年に1度の貴重な大会。トレーニングをやり切ったうえで、思い切りチャレンジしてほしい。」