●6月2日(日)
フィジー合宿10日目
フィジー遠征最終日は、トゥキリ選手の出身地であるNAMATAKULA村を表敬訪問しました。
スバとナンディの中間地点にあるビーチが綺麗な村でした。
歓迎会では、トゥキリ選手のファミリーが約40名集結し、BBQをご馳走になり、トゥキリファミリーとの交流を深めました。
滞在は約3時間と短い時間でしたが、ファミリーの結束力やフィジーの伝統文化の素晴らしさを改めて感じることができたひと時でした。
現地では坂井選手や成田選手が有名人で、この二人の名前をトゥキリファミリーが知っていたことに選手、スタッフ一同驚きました。
最後に、歓迎会の感謝とワールドカップでの日本とフィジーの健闘を誓って、NAMATAKULA村を後にしました。「第2回男子セブンズシニアアカデミー」は、本日で終了となります。
最後に、瀬川ヘッドコーチからフィジー遠征を終えてのコメントです。
「今回の遠征は試合の勝敗よりもワールドカップを戦うためのゲームフィットネスを高めることが最大の目的であり、マリストセブンズ大会への出場をはじめワールドレベルに匹敵する実力の高いクラブチームとの試合や実践形式の練習を数多くの行えたことに満足している。また遠征中は雨が多く、田んぼのようなグラウンド、アップ場が十分にない、キックオフの時間が急に変わり雨の中で20分近くも待たされた試合もあったが、セブンズ経験の豊富な坂井を中心に「セブンズはどのような環境でも対応できなければ強いチームになれない」と、日本ではあまり考えられないような厳しい環境の中でも選手達がお互いを鼓舞しながら戦うことでチームに一体感が出てきたこともワールドカップに向けて大きな収穫となった。今後は6月中旬から菅平で直前合宿を行う予定だが、今回の遠征でゲームの出来を左右した「ボールリサイクル」と「組織ディフェンス」の精度を向上させることに注力してワールドカップに臨みたいと思います。
最後にフィジーでお世話になった全ての皆様に感謝致します。
VINAKA!」
|
|
トゥキリ選手のファミリーと記念撮影 |
|
ナワルさんとリエゾンのショウさん
|
|
フィジーの女性人に大人気の坂井選手 |
|
桑水流選手とトゥキリ選手のいとこ。いとこの名前もロテ・トゥキリで、トゥキリ選手がファミリーの中で尊敬されているゆえの名前です |
|
豊島選手とトゥキリ選手のいとこシロちゃん |
|
トゥキリ選手のいとこと遊ぶ江見選手 |
|
ナンディまでの移動バス |
|
|
●6月1日(土)
フィジー合宿9日目 終日雨
マリストセブンズ2日目は、前日より雨が強く、ピッチも田んぼのようにぬかるんだ状態の中で行われました。日本チームは下位トーナメントにまわり、日本チームが入ったブロックは全部で4チーム。この4チームで優勝を決めるトーナメントを行いました。
日本の対戦チームはDERASUI RUGBYというチームで、プール9の3位チーム。
日本は2勝してフィジー合宿を終えようと意気込んで臨みましたが、ディフェンスの乱れから先制を許しまいます。その後、ボールを支配して2分にトゥキリがトライ、4分に小原がトライとリードを奪ったが、終了間際にトライを奪われゴールも成功し、前半を12-14で折り返しました。
後半も、1分、3分とトライを献上し、12-24のダブルスコアになりましたが、ここから日本も反撃し、5分に坂井がトライを奪って17-24の7点差に。その後、ターンオーバーからボールを保持続け、最後は成田が正面にトライ。坂井のゴールも決まって24-24の引き分けでノーサイド。
引き分けのサドンデスかと思われましたが、ローカルルールで先制点を取ったチームが決勝に進出というルールのため、日本は1試合で終了となりました。
本日の試合内容に表れたように、このフィジー合宿の成果は「ボール継続率の精度が上がったこと」。逆に課題は「ディフェンス」。組織ディフェンスと1on1タックルの間合いと踏み込み、あとはディフェンスコミュニケーションだと感じました。
スコア結果:日本 24–24 DERASUI
先発:桑水流、江見、ラトゥイラ、橋野、坂井、トゥキリ、小原
R:奥中、アエファマニ、成田、豊島、ヘンリー
トライ:前半2分トゥキリ、4分小原、後半5分坂井、成田
ゴール:坂井2本
交替:8分ラトゥイラ⇒ヘンリー、橋野⇒成田、小原⇒豊島、9分江見⇒アエファマニ
|
|
ウォームアップ |
|
ウォームアップ 2
|
|
試合前の円陣 |
|
試合後記念撮影 |
|
|
●5月31日(金)
フィジー合宿8日目
マリストセブンズ初日は、雨模様の中、新装となったANZスタジアム(旧ナショナルスタジアム)他2会場で64チームが16プールに分かれて熱戦を繰り広げました。
プール11に入った日本チームは2勝1敗で1位通過したものの、トップトーナメント16チーム入りをかけたプール12の2位チーム:WALDEN GOLD(刑務所刑務官チーム、内フィジー代表4人)に5-22で敗れて、トップトーナメント入りはなりませんでした。
明日は下位トーナメントにまわり、最大でも2試合で終了となります。
第一戦:日本 17–19 JIL KURABUI 9:30KO
トライ:3分江見、5分ヘンリー、9分桑水流
ゴール:坂井成功
先発:桑水流、トゥキリ、坂井、豊島、ヘンリー、江見,小原
R:奥中、成田、橋野、新井、ラトゥイラ
交替:後半1分豊島⇒成田、後半4分坂井⇒橋野、ヘンリー⇒ラトゥイラ
第二戦:日本 33-0 FIJI BITTER GAUNAVOU 12:15KO
トライ:4分トゥキリ、6分小原、8分坂井、11分トゥキリ、12分トゥキリ
ゴール:坂井4本成功
先発:ラトゥイラ、桑水流、橋野、トゥキリ、坂井、江見、小原
R :奥中、成田、新井、豊島、ヘンリー
交替:8分ラトゥイラ⇒ヘンリー、8分小原⇒豊島、9分江見⇒新井、11分坂井⇒成田、12分桑水流⇒奥中
第三戦:日本 17–12 NABUI 14:45KO
トライ:1分ラトゥイラ、5分江見、8分江見
ゴール:坂井成功
先発:ラトゥイラ、桑水流、坂井、豊島、ヘンリー、江見、小原
R:奥中、成田、橋野、トゥキリ、新井
交替:9分ラトゥイラ⇒トゥキリ、9分豊島⇒橋野、11分江見⇒新井、坂井⇒成田
第四戦:日本 5–22 WALDEN GOLD 19:50KO
トライ:14分ヘンリー
先発:ラゥイラ、新井,ロテ、成田、坂井、ヘンリー、橋野
R:桑水流、ファエアマニ、豊島、江見、小原
交替:4分新井⇒桑水流、8分成田⇒豊島、10分ラトゥイラ⇒ファエアマニ
|
|
試合前のミーティング |
|
ロッカー風景
|
|
ウォームアップ |
|
|
●5月30日(木)
フィジー合宿7日目
マリストセブンズ前日にあたる合宿7日目は、6:30-7:00の早朝練習で体幹トレーニングを行った後、9:30-10:30のセッションでウェイトトレーニングを行いました。
その後、明日の試合会場であるANZスタジアムを見学。ピッチの感触、ロッカーの位置、ウォームアップの場所を確認して宿舎に戻りました。
午後はフリーとして、明日への英気を養いました。
マリストセブンズはいよいよ明日開幕です。フィジーではこの大会の後、6月末に行われるワールドカップ・セブンズに出場するフィジー代表が発表されることもあり、非常に盛り上がっています。写真は本日発刊した『FIJI Sun』という新聞の一面。なんと日本チームの奥中選手が表紙を飾りました。
|
試合スケジュール以下の通りです。
日本チームはPOOL 11に入り、
9:30にJIL KURABUI戦、
12:15にFIJI BITTER GAUNAVOU戦
14:45にNABUA戦
のプール戦3試合を戦ったあと、2位以上になれば
19:50にPOOL12の2位チームと対戦し、2位になれば20:05にPOOL12の1位チームと対戦します。
明日の試合では、次の点をキーワードに臨みます。
<アタック>
・ スペースにボールを動かす
・ ボーリキャリアが仕掛ける
・ コミュニケーションを
<ディフェンス>
・ 早いセット
・ ストレートアップ
・ ゲートを閉じる
明日は必ず勝ち、上位進出を目指します。
PS.本日は西山トレーナーの誕生日でした。写真は、チーム全員からのサイン入りTシャツのプレゼント贈呈式の様子。
|
|
●5月29日(水)
フィジー合宿6日目
午前(9:30-11:00)
フィジー合宿6日目は、27日に対戦したフィジーアーミーチームやフィジーポリスチームとの試合で明らかになった課題の修正を目的に、ナワルさんがアレンジしてくれたクラブチームと実戦形式の練習を行いました。「準備と継続」をキーワードに、アタック・ディフェンスの確認を行いました。
午後のセッションでは、フィジーアーミーチームと2回目の練習ゲームを行いました。
天候は曇り時々雨。グランドは連日の雨で水溜りが多く、ぬかるんだ状態でのゲームとなりました。
前回の練習ゲームでは良い所を出せずに敗れたため、今回は「組織的なディフェンスのアップ」、「ボールの継続」、「コミュニケーション」、「ボールを持っている選手が仕掛けること」を意識して臨みました。
7分×3本行い、結果は日本3トライ、フィジーアーミーチーム6トライで敗戦しました。
しかしチームは前回よりも大幅に進歩し、「ボールの継続」、「スペースにボールを運ぶ判断」、「裏に出たときのサポートプレイヤーのアクション」が良くなりました。課題はブレイクダウン。2番目、3番目のサポートの精度をあげなければなりません。ディフェンスは組織的に前に出てプレッシャーを掛けましたが、1対1のタックルで止めることができませんでした。
相手はフィジー代表が3名在籍しており、そこから3トライを奪えたことは大きな進歩です。1対1のタックル精度とブレイクダウンの精度をあげて、週末のマリストセブンズに臨みます。
【練習ゲーム出場選手】
1本目:桑水流、江見、トゥキリ、豊島、坂井、ヘンリー、小原
2本目:奥中、江見、ラトゥイラ、豊島/成田、橋野、トゥキリ、ヘンリー
3本目:奥中、桑水流、ラトゥイラ、成田、橋野、坂井、羽野
|
|
|
●5月28日(火)
フィジー合宿5日目は、午前はUniversity Of The South Pacific 施設内のジムを利用してウェイトトレーニングを行いました。
昨日のトレーニングマッチの翌日ですが、1時間集中して実施しました。
午後はリカバリーです。夕食後は、パウロさん/とトゥキリ選手の出身校であるマリスト・ブラザーズ高校のマリストクラブの皆様より、歓迎のセレモニーをして頂きました。選手たちは、英語で自己紹介をし、親睦を深めました。
|
|
マリストクラブの歓迎セレモニー:プラークを渡しました
|
|
|
●5月27日(月)
合宿4日目は、午前にフィジーアーミーチーム、午後にフィジーポリスチームとトレーニングマッチを行いました。午前の天候とは打って変わって、午後からは激しい雨が降り、グラウンドはぬかるみ大きな水溜まりができる中での試合となりました。
両チームともセブンズ王国のフィジーの中で有数の強豪チームであり、現役のセブンズフィジー代表選手もこの試合に数名が出場しました。対するジャパンは、東京セブンズ以来の久々の試合に気持ちを高ぶらせて臨みましたが、スピードと力強さを兼ね備えたフィジー勢のランニングラグビーに終始翻弄されてしまい、大差での敗戦となりました。国内では経験することがない「世界レベル」のスピードと強さを小原、江見、奥中ら若手選手が経験できたことは、非常に大きな価値のあることになりました。この経験を今後の活動に活かしていきます。
トレーニングマッチ結果
vs アーミー
【点数(JP vs FIJI)】
1本目:0-4
2本目:2-3
3本目:1-1
【選手】
1本目:1桑水流 2新井、3ロテ、4橋野、5坂井、6ジェイミー、7小原
2本目:1奥中、2新井→江見、3ロテ、4成田、5橋野、6ジェイミー、7小原→豊島
3本目:1桑水流、2江見、3奥中、4成田、5豊島、6坂井、7羽野
|
vs ポリス
【点数(JP vs FIJI)】
1本目:0-2
2本目:0-4
3本目:0-1
【選手】
1本目:1桑水流、2江見、3奥中、4橋野、5坂井、6ジェイミー、7小原
2本目:1奥中、2荒井→江見、3ロテ、4豊島、5ジェイミー、6坂井、7小原
3本目:1桑水流、江見、3奥中、4豊島→成田、5橋野、6ロテ、7羽野
|
|
|
Fiji POLICEヘネクタイを
|
|
Fijian song を聴きながらお茶と軽食
|
|
対戦後お茶と軽食を頂きました
|
|
|
●5月26日(日)
6月にモスクワで開かれるワールドカップ・セブンズ出場を目指す日本代表候補選手や若手の育成候補選手らが参加する男子7人制の「2013年度 第2回セブンズシニアアカデミー」が5月21日から開かれています。今回はフィジー遠征が中心となります。
フィジー合宿3日目 小雨
早朝セッション 6:00-06:40
合宿3日目は、まだ薄暗い早朝からトレーニング開始。タイヤ、TRX、ゴムチューブを用いてクロスフィットネスを実施。セブンズは海外ツアーが多いため、ツアー中も筋力が落ちないように筋力トレーニングをこまめに行います。
|
|
道具とスペースを工夫して筋力トレーニングを行う選手たち
|
AMセッション 9:45-10:50
午前中はUniversity Of The South Pacific 施設内のジムを利用してウェイトトレーニングを行いました。見山S&Cコーチから個別に与えられたメニューを約1時間集中して実施しました。
PMセッション 15:30-16:40
午後はアルベルトパークで、明日の試合に向けてブレイクダウンスキル、チームアタック、ユニット別のトレーニングを行いました。どのセッションも選手間で積極的に意見を出し合い、一つ一つのプレーの確認を行いました。
練習グラウンドまで、パウロさんの奥様と娘さんが激励に来てくれました。
|
練習後に撮影したパウロさんの奥様と娘さんを囲んでの集合写真
|
|
|
●5月25日(土)
6月にモスクワで開かれるワールドカップ・セブンズ出場を目指す日本代表候補選手や若手の育成候補選手らが参加する男子7人制の「2013年度 第2回セブンズシニアアカデミー」が5月21日から開かれています。今回はフィジー遠征が中心となります。
フィジー合宿2日目 晴れ/曇り 28度
午前 9:00-12:00
スバ郊外にあるアーミー訓練所で、チームビルドを目的とした講義を受け、続いて、実技のセッションを約3時間行いました。
|
講義では、チームが一つになるためには「チームのゴールを全員が認識し、そのうえで『チームの強み、弱み』と『個人の強み、弱み』を全員が理解し合い、お互いをサポートすることが重要」という話をうかがいました。
|
講義を通訳するヘンリー選手、トゥキリ選手、ファエアマニ選手(右から)
|
続いて、チームメイトを理解するために、バディー(2人組)同士で簡単なインタビューを行い、その後、自分のバディーの経歴や近況等を全員の前で発表しました。
実技では、チームワークを養うためのドリルを3チームに別れて競い合いました。 内容は、目隠しした選手にチームメイトが情報を適切に伝えてサッカーボールをゴールに運ぶコミュニケーションドリルなど4種目です。
|
目隠ししたヘンリー選手にボールの情報を伝えるチームの仲間
|
最後の種目では、様々な障害物を休むこと無く次々に越えて行くサーキットトレーニングを行いました。ここでもチーム戦が行われ、チーム全員が全障害をクリアするタイムを競い合いました。 トレーニング終盤にはチーム内で仲間を励ましあう声が絶え間なく発せられるようになり、普段は控えめなトゥキリ選手やヘンリー選手らも積極的に先頭に立ち仲間を引っ張るシーンが見られました。
午後 4時-4時40分
午後はアルベルトパークで、試合の運動量を想定したフィットネスメニューを行いました。7分間を一区切りとして(A)判断、スプリント、アジリティ、(B)クロスフィットネス、ランニングを目的としたメニューをランダムにローテーションしながらハイテンポを意識して動き続けました。
練習時間は40分間と短いセッションでしたが、運動量は2試合分に相当するハードなトレーニングとなりました。午前中に行ったチームビルドの成果が早速みられ、各々が声を掛け合い、活気のある充実したトレーニングとなりました。
|
スキル&フィットネスを行う選手たち。早速チームビルドの成果がみられます。
|
|
最後はリカバリーを目的としたプールセッションで本日の練習を終了しました。
|
|
●5月23日(木)・24日(金)
6月にモスクワで開かれるワールドカップ・セブンズ出場を目指す日本代表候補選手や若手の育成候補選手らが参加する男子7人制の「2013年度 第2回セブンズシニアアカデミー」が5月21日から開かれています。今回はフィジー遠征が中心となります。
合宿4日目、いよいよフィジー遠征の日を迎えました。今回の移動はソウルの仁川空港を経由してフィジー入りするため、乗継時間を含めて20時間以上の長旅になりました。
|
|
成田空港で出発前ミーティングを行いました。
|
|
仁川空港を出発する前の選手たち。乾燥や風邪対策のためにマスクは必須です。
|
5月24日の現地時間午前9時、国内の宿舎を出発して約21時間後、チームはフィジーのナンディ国際空港に到着しました。
空港では、ラグビー界のレジェンドでフィジー出身のパウロ・ナワルさんが出迎えてくれました。選手にとって「パウロさん」との再会は3月の東京セブンズ以来になります。今回のフィジー遠征は、パウロさんが現地のコーディネーターとして試合のアレンジなどお手伝いしてくれます。
|
パウロさんと再会して嬉しそうな選手たち。左から成田選手、パウロさん、橋野選手、坂井選手。
|
ナンディ国際空港からは、バスで3時間かけて合宿地のスバまで移動しました。
スバに到着後、すぐにホテル近くのアルベルトパークでパスやキャッチなどの練習を行い体を動かしました。
その後、ホテルの敷地内にあるプールでリカバリーセッションと、約1時間の軽めのトレーニングで体をほぐし、フィジー遠征1日目を終えました。
|
初日は軽めのトレーニングで身体をほぐします。
|
|
抜けるような青色が印象的なフィジーの空。
|
|
初日の練習を終えた選手たち。長旅の疲れを吹き飛ばす爽やかな笑顔です。
|
|
プールリカバリーで長旅の疲れを癒します。
|
|
プールリカバリー後に、成田選手主導で個人トレーニングが始まりました。どこまでもタフな選手たちです。
|
|
|
●5月22日(水)
6月にモスクワで開かれるワールドカップ・セブンズ出場を目指す日本代表候補選手や若手の育成候補選手らが参加する男子7人制の「2013年度 第2回セブンズシニアアカデミー」が21日から開かれています。フィジー遠征を翌日に控えた22日の練習は、朝6時の室内トレーニングから始まりました。
朝食後のウェイトトレーニングに続き、午後は味の素フィールド西が丘でフィジーを連想させるような暑い日差しの中、1時間の集中したトレーニングを行いました。
|
|
まずはディフェンスに主眼を置いた「攻撃5対防御2」の練習からスタート。「5対3」「6対3」と徐々に選手の数を増やしていきます。
|
|
その後すぐに、ピッチの端から端まで5往復のシャトルラン。タイムを読み上げる見山S&Cコーチの声がグラウンドに響き渡ります。
|
|
間髪いれずに、今度はアタック・ディフェンスを開始。1試合14分間を走り続けるセブンズの試合を想定して、常に高い心拍数を保ちながら継続したトレーニングを行います。
|
|
アタック・ディフェンスの練習中に幾度も設けられる「チームトーク」。選手が自分たちでプレーの改善点などを話し合います。選手たちの間から「楽しんでやりましょう」、「明るくいきましょう」という言葉が自然と生まれるのも、「明るく、楽しく、元気よく」をモットーにしているセブンズならでは、です。 |
|
2人組で押し合いするトレーニング「push man」。このpush manとアタック・ディフェンスを数セット繰り返し、本日のトレーニングは終了しました。
|
|
選手たちが脱いだスパイクが点々としています。最後のリカバリーやストレッチは、全員素足で行います。
|
|
最後はいつものように円陣を組んでトレーニング終了。
|
|
フィジー遠征に向けた選手の集合写真。セブンズのチームは少人数ということもあり、ファミリーのように結束力が強いのも特徴です。
|
|
男子7人制のセブンズシニアアカデミー参加選手は23日からフィジーに遠征します。現地では7人制ラグビーの国際大会「マリストセブンズ」にも参加予定です。遠征について瀬川ヘッドコーチは「タフな状況の中でいかに頑張れるか。チャレンジだと思う」と話しました。
「2013年度第2回セブンズシニアアカデミー」はフィジー遠征から帰国する6月3日まで続きます。
|
|