第15回「セブンズアカデミー（女子）」「カナダ遠征」レポート

●8月21日(火)　カナダ遠征

本日は帰国日となりました。選手たちは空港でそれぞれ、家族やチームメイトへお土産を買い、日本へ帰国しました。機内では、夏休みの宿題をするなどそれぞれに時間を過ごし、無事に成田空港へ到着しました。

成田空港で解散式を行い、今回のカナダ遠征は終了いたしました。今回の遠征での経験をここで終わりにせず、これからのトレーニングに活かして取り組んでいってくれていると思います。
最後になりましたが、今回の遠征へ選手を派遣して頂いた、ご家族、所属チームの皆様にお礼申し上げます。

帰国後の集合写真

遠征帯同スタッフ

●8月20日(月)　カナダ遠征

カナダ滞在最終日の今日は、朝にホテル周辺を散歩し、朝食をとった後、ヴィクトリアからバンクーバーへフェリーで移動しました。移動後はいったんホテルへ入り、その後ケリーさんのご自宅を訪問しました。今回の遠征に合わせてケリーさんから招待を頂いていて、選手たちは、ケリーさんご家族の歓迎を受け、バレーボールをしたり、ＢＢＱ、海水浴と楽しい時間を過ごしました。
明日は、正午のフライトで日本へ帰国いたします。


朝の散歩		ケリーさん宅の庭でバレーボール


大きなケーキを用意してくださいました		お礼にダンスを披露


プールサイドにてＢＢＱ		近くのビーチへ海水浴

ケリーさんのご家族と一緒に記念撮影

●8月19日(日)　カナダ遠征

本日は早朝にホテルを出発し、フェリーでVancouver Island へ移動しました。到着後はCowichan Rugby Clubへ移動し、この日同クラブで行われていたカナダ女子7人制代表のトレーニングセッションにVancouver Island U18のチームと共に参加しました。
カナダ女子代表選手3名の指導で、ウォームアップに始まり、パスとタックルのトレーニングが行われました。パスではパンチパスがコーチングされ、パスを早く出すこと、そのためのキャッチの仕方などの指導があり、タックルでは肩から入ること、ヒット時の肩のシュラッグなど指導がありました。

トレーニングセッションの終了後は、Vancouver Island U18と7分前後半の試合を2試合行いました。昨日の反省から、最初のキックオフを落ち着いてプレーし、開始から間もなく伊藤選手がトライをとると、前半で4本のトライをとり、後半はさらにトライを重ね46-0で1試合目は勝利しました。体の大きい相手に接点では攻め込まれるものの、ＤＦを繰り返し相手を止め続け、ブレイクダウンでのターンオーバーで流れをつかみ、積極的にＡＴとＤＦを行っていました。2試合目も1試合目同様に、積極的なＡＴとＤＦができ、50-0で勝つことができました。

＊２試合のメンバー表、スコア表はこちら（PDF）

今回は直前のアカデミーから行っていたスペースへの働きかけが試合を重ねるごとに上達し、また、ＤＦでしっかりと相手に体を当て、抜かれた場合でもバッキングがしっかりとでき、ゴール手前で相手を止めており、トライをとられませんでした。選手たちは、早朝からの長距離移動で疲れはたまっておりましたが、昨日よりも良いパフォーマンスを見せていました。試合後はホテルに戻り、夕食をとったあと、上級生が下級生に教える形で、それぞれの宿題に取り組みました。

行きのフェリーの中で昨日の試合を確認

フェリーにて


7人制カナダ代表選手		ウォーミングアップ


パンチパス		タックルの入り方について


レフリーも引き続き代表選手が吹いてくれました		ゲーム


ゲーム		ゲーム

ハーフタイムではできていないプレーの確認


ゲーム		ゲーム

Vancouver Island のチームと記念撮影

相手チームからのＭＶＰ選手へ

高校生が中学生の個人教師

●8月18日(土)　カナダ遠征

本日は、フレーザーバレー U17 & U18とアボッツフォード・エキシビションパークにてゲームを行いました。試合は3試合行われ、初戦はキックオフから攻め込まれ、トライをとられるなど出だしは良くありませんでしたが、ディフェンスで少しずつペースをつかむと、鵜川選手のトライを皮切りに２トライを取り返し10-12で折り返すことができました。後半からは、ボールも回るようになり、清水選手、山中選手で2トライをあげ、22-12で勝利しました。

2試合目は初戦の緊張もほぐれ、積極的にボールを回し始め、直前のアカデミーから取り組んできた、スペースへの働きかけもできるようになりました。それにより、ラインブレイクも見られ、ラインアウトからのスペシャルプレーも決まり、29-5で勝利しました。

＊３試合のメンバー表、スコア表はこちら（PDF）

3試合目は2試合目から間を空けての試合となりましたが、出だしから疲れが見えました。しかし、ディフェンスでなんとか相手のアタックを止めると、徐々に相手との運動量の差が出始め、また、吉岡コーチから、今までのアカデミーで取り組んできたフィットネスの意義を問われると選手たちは、開始時よりも動きがよくなり、最後は36-0で勝つことができました。

3試合目のあとは、チームをシャッフルしてのタッチゲームを行い、それぞれ、言葉の壁があるものの、コミュニケーションをとりあって、楽しんでいました。
この後行われたレセプションでは、一緒に食事をし、写真を撮ったり会話をして選手間の交流を図っていました。
明日は、早朝よりバンクバーアイランドへ移動し、ゲームを行います。


試合前の準備		ウォームアップ


コイントス		ゲーム


ゲーム		ゲーム


ゲーム		ハーフタイム


ゲーム		ゲーム


ゲーム		ゲーム


試合後　選手間で確認		試合後は対戦相手と握手


次のタッチゲームに向けて話合い		ミックスチームでのタッチゲーム


タッチゲーム		記念に

今回プレーした選手たちと集合写真


試合後のレセプションに向け		レセプション


チームからＭＶＰの表彰		レセプション２

今回のホームステイ先にて

●8月17日(金)　カナダ遠征

二日目の朝は、時差ボケを少しでも解消するため、散歩から始まりました。30分ほどホテルの周辺を歩いたあと、朝食を頂きました。午前はグラウンドの利用ができないためオフとなり、各自買い物等で時間を過ごしました。

午後は、グラウンドへ移動して、トレーニングを行いました。このトレーニングには、今回の遠征実施に協力頂いたケリーさんがコーチとして参加していて、パスやタックルのスキルなどをコーチングしてくださいました。ケリーさんは昨年までアカデミーのコーチを担当していたので、選手たちは久しぶりの再会を喜んでいました。トレーニングでは明日の試合に向けて、出発直前のアカデミーで行ってきた、スペースへの働きかけの確認や、セットプレーを行いました。トレーニング後は全員で今回のホームステイ先である、Masagauさんのお宅へ移動しました。
明日は、いよいよ試合となります。


ウォームアップ		ケリーさんからのコーチング


スペースへの働きかけを再確認		タックル後の起き上がりについて

●8月16日(木)　カナダ遠征

出発日に当たる今日は、フライトが夕方の為、朝に昨日同様にスクラムやラインアウトといったセットプレーやハンドリングのトレーニングを行いました。
午前中に遠征に向けてのミーティングを行ったあと、昼食をとり、成田空港へ移動しました。フライト、出入国と今回が初めての海外という選手もいましたが、無事にカナダに到着しております。
ホテルに到着後は昼食をとったあと、夕方から近くの公園にて走り込み等のトレーニングを行った後、移動と時差での疲れを取るため、夕食後、すぐに解散となりました。
明日は、明後日の試合に向けたトレーニングになります。


スクラム練習		バンクーバー空港到着後バスで移動


近隣の公園周辺をランニング		ランニング後はコアトレーニング

夕食は全員でサンドウィッチ

●8月15日(水)　午後　カナダ遠征

8月13日（月）から行われていた女子セブンズアカデミーが本日の昼で終了し、その後、引き続き、カナダ遠征に参加するメンバーがのこり、明日からの遠征に向けてのミーティングが行われました。吉岡コーチから今回の遠征の目的、遠征に対する姿勢について話があり、夕方から、スクラム、ラインアウトといったセットプレーのトレーニングが1時間ほど行われ、本日のセッションは終了いたしました。明日は早朝から軽く体を動かし明日のフライトへ備えます。

尚、今回の海外遠征は以下のことを目的として、実施されます。セブンズアカデミーの選手を海外遠征させることにより、英語力や他文化のとの交流といった選手の国際力を高めることにより、アカデミーの目的とするラグビーだけでない、有能の人材の育成を目的とする。また、同年代の外国人選手と試合を経験することで、自身の体力やスキルの現状を実感し、更なる努力と向上心を促す。


今回の遠征について吉岡コーチより		セットプレーのトレーニング

●8月15日(水)　DAY3

3日目、最終日も早朝練習からトレーニングは始まりました。トレーニングはいつものようにフィットネスからスタートし、ボールをバトンにしてのリレーが行われた後、うつ伏せ、起き上がりを混ぜ込んだシャトルランが行われました。
フィットネス終了後は、初日より行ってきた、スペースへの働きかけを、2対１、3対2など状況を変えながら、常にスペースを探し、そのスペースに働きかけることを意識しながらトレーニングは行われました。
最後にこの日やったトレーニングを意識してのタッチゲームが行われ、早朝のトレーニングは終了いたしました。

朝食後、次回のアカデミーへ向けたトレーニング計画表の作成が行われ、選手たちは現在の自身のトレーニング環境、今回の課題を踏まえてトレーニング計画を立て、コーチ、トレーナーが内容をチェックしました。
昼食後にクロージングが行われ、スタッフから、次のアカデミーまでの取り組みや、今回のアカデミーでの反省点について話が行われ、今回のアカデミーは終了いたしました。


早朝のフィットネス (1)		早朝のフィットネス (2)


昨日のゲーム内容を確認		スペースへ働きかける


スペースへ走りこむ		タッチゲーム


選手同士でプレーの確認		トレーニング計画書の作成

●8月14日(火)　DAY2

2日目の今日は早朝からトレーニングが行われました。トレーニングはまず、フィットネストレーニングから始まり、陸上トレーニング場のトラックを利用して、サーキットトレーニング、インターバル走が1時間ほど行われました。その後休憩をはさみ、トレーニングが再開されました。トレーニングは昨日の最後のタッチゲームのレビューをもとに、スペースに対して攻めること、またそのスペースをいかに作るのかといったことをテーマに、走るコースやクロスパスなどの指導が行われました。その後、タックルのトレーニングが行われた後、最後に3対3の状況下でどのようにスペースを作るのか、サポートしていくのかといったことを、コンタクトを入れて指導、トレーニングが行われました。

トレーニング後は朝食をとった後、教養科目が行われ、コンディショニングについて櫻井トレーナーより講習が行われました。コンディショニングとは、ということから始まり、宿泊先での過ごし方や、食事、セルフケアなどの合宿時や、飛行機での移動、時差などの海外遠征時でのコンディショニングについて、話が行われました。最後にパートナーストレッチの実習が行われ午前は終了しました。

午後の練習では辰巳に移動して、ゲームを行いました。トレーニング前に昨日のトレーニングの映像や女子7人制代表の試合映像を見て、今回のテーマであるスペースに対する働きかけについて、確認をしました。次に今回レフリーで参加して頂いた平林レフリーに、ブレイクダウンでのゲートについて選手たちへ説明して頂き、その説明を踏まえてブレイクダウンのトレーニングを行いました。トレーニング後は2チームに分かれてゲームを行いました。10分前後半で行い、選手たちは試合前に確認したことを意識しながら、積極的にプレーしていました。


サーキットトレーニング (1)		サーキットトレーニング (2)


サーキットトレーニング (3)		スペースをどのように作るか


スペースへ走りこむ		スペースに対する意識

タックルトレーニング

JISSにリハビリに来ていた藤田選手と記念撮影


コンディショニングについて		パートナーストレッチ


昨日のトレーニングを映像で確認		平林レフリーより、ルールについて

ブレイクダウンのゲートについて、平林レフリーより説明


ゲートへの入り方をトレーニング		試合前のチームトーク


ゲーム		ゲーム

ゲーム

●8月13日(月)　DAY1

第15回女子セブンズアカデミーが、味の素ナショナルトレーニングセンターにて8月13日よりスタートいたしました。
今回は、まず、コミュニケーションスキルとして、英会話の講習会がＪＯＣキャリアアカデミーのご協力の下、教養科目として実施されました。講習会では4人の外国人講師の指導により、会話を中心に講習会は進められました。選手たちは、最初は戸惑っていましたが、徐々に慣れてくると、少しずつ積極的に会話を行っていました。選手たちの感想では自身の英語力不足と、学習の必要性、まずコミュニケーションをとっていくことの大切さを感じたといったコメントが多くみられました。

教養科目の後は、陸上トレーニング場にてフィットネステストが行われました。50ｍ、立幅跳び、マルチテスト等が行われ、選手たちは全力で取り組んでいました。テスト後はタッチゲーム形式のトレーニングが行われ、本日のトレーニングは終了いたしました。夜は、それぞれ学校の宿題を行い、明日のトレーニングに向けて、就寝しております。
明日は早朝トレーニングから始まります。