3月16日(金)

2泊3日のブロックトレセン開始。開講式では、広島県高体連ラグビー専門部委員長:谷本一先生からこのトレセンの目的をお話しいただき、ファンクショナルテストからスタートした。心配していた雨が強くなり、予定や場所をグラウンドから宿舎に変更して終了した。夕食後の全体ミーティングでは、ブロックの目指す目標やセレクションポリシーを中国ブロックユース監督:安藤先生から、セルフアップの重要性を下農S&Cコーチから説明がありました。

今回のトレセンではアタックにフォーカスし、アタックに必要なレッグドライブとダウンボールを共通スキル(ご飯とみそ汁)とした指導を行うことになった。スタッフミーティングでは、各練習メニューのキーワードを決めるうえでネガティブな状態での練習を考えて行うなど、南條リソースコーチからのアドバイスを聞きながら熱心な話し合いが続いた。

3月17日(土)

朝から雨のため体育室にてランニングスキル(今回は股関節を中心に)が下農S&Cコーチを中心に行われた。午前の練習では雨も上がり、山口県から2名の指導者が練習に参加。今回はプレゼンで映像を見せてイメージをつくる、ドリル形式でセッションを行うなど、テンポよくスムーズにセッションが行われた。各コーチもフォローしながら計画通りにメニューを終了した。

午後からは松尾リソースコーチも合流し、インディビジュアルスキルではハンドリングを伝授していただいた。午後からの天候は太陽も出て暖かくなり、コンディションが変化する中でいかに意識をさせるかも課題となった。選手同士のコミュニケーションもできはじめ、チーム練習では積極的なコーリングができ始めた。
夕食後、4チームに分け各チーム担当コーチを中心にミーティングが行われた。明日のアタックディフェンスに向けて、各チーム熱心な話し合いができていた。

3月18日(日)

体育室にてランニングスキル。姿勢・動作・視線、そして継続することの大切さを学んだ。
朝食後、小雨の降る中セルフウォーミングアップ、昨日の練習のフィードバック後、4チームによるアタックディフェンスが行われた。セッションで行ったことがどれだけ出来るかと心配したが、選手の吸収力・対応力もよく、様々な場面でセッションの成果が見られた。

閉講式では松尾リソースコーチから正解をイメージして練習すること、南條リソースコーチからは強い思いを忘れないこと、下農S&Cコーチからはセルフアップとランニングスキルの継続について話されました。参加選手が今回の内容をチームに持ち帰り、多くの選手がユースのスタンダードやブロックの共通理解を知ることがブロック強化につながり、そして中国ブロックの目標達成に近づくと信じています。今回のセレクション結果から6月にU17トレセンが行われます。さらにレベルアップした選手が集まることを期待し、協力してブロック強化に取り組んでまいります。