トップイースト対釜石シーウェイブス戦の会場にて中学生女子セブンズエキジビションマッチを実施

セブンズブロックアカデミー、パートナークラブの一つである秋田ノーザンブレッツは、去る11月27日(日)、トップイーストディビジョン1、釜石シーウェイブス戦の前座試合として、傘下の女子チーム「プレアデス」の中学生と、青森、岩手、宮城の東北三県の女子中学生合同チーム「東北太平洋岸連合」との間で、7人制のエキジビションマッチを行いました。

秋田ノーザンブレッツプレアデスは、本年5月、秋田県における女子ラグビー及び7人制ラグビーの普及と強化を目的にJRFUパートナークラブである秋田ノーザンブレッツ傘下に設立された女子チームで、当初16名でスタートした同チームは、その後選手が増え、現在は21名の小学校から高校の選手が所属しています。

本年11月12日、岩手県盛岡市で行われたトップイーストディビジョン1釜石シーウェイブス対キャノンイーグルスの前座で同カードの対戦が行われ、これがプレアデスにとって初めてのフルコンタクトゲームとなりました。そして今回場所をホームに移し、再び両者が対戦することとなりました。前回はみごと秋田ノーザンブレッツプレアデスが勝利しましたが、それから約2週間がたち、お互いがどの程度成長しているかが注目されます。

秋田ノーザンブレッツ、中学生女子セブンズエキジビションマッチを実施   秋田ノーザンブレッツ、中学生女子セブンズエキジビションマッチを実施
スペースを突いて攻める秋田NBプレアデス 激しいタックル

当日は秋田ノーザンブレッツファンの他、岩手からも多くの釜石シーウェイブスファンが訪れ会場の熱気が増して行く中、東北太平洋岸連合のキックオフで試合が開始、雨交じりのコンディションの中、当初はハンドリングミスなども目立ちましたが、次第にプレアデスがペースをつかみ始め、前半終了間際、ついに待望のトライが生まれます。残念ながらコンバージョンキックははずれ、5対0のプレアデスリードでハーフタイムへ。
後半開始早々、プレアデスがボールを小刻みに繋ぎながら東北太平洋連合のゴールを襲います。東北太平洋連合も鋭いタックルでよく粘りますが、ついにプレアデスがゴールラインを割りトライ。リードを10点とします。しかしその直後、東北太平洋連合が反撃に移り、抜け出した選手によくフォローし、ワントライを返して10対5と迫ります。そこからしばらくはプレアデスが攻め、東北太平洋連合が粘りのタックルで止めるという展開が続きますが、最後にプレアデスが振り切って3つ目のトライ、15対5でノーサイド。見事プレアデスが連勝を飾りました。

秋田ノーザンブレッツ、中学生女子セブンズエキジビションマッチを実施   秋田ノーザンブレッツ、中学生女子セブンズエキジビションマッチを実施
試合が終わって声援を送ってくれた観客に挨拶 東北太平洋岸連合チームも前回から大きな成長を見せた

結果はプレアデスの連勝に終わりましたが、前回の試合に比べ両チームとも格段にレベルアップが感じられ、鋭いタックルや華麗なステップは時折目の肥えた東北のラグビーファンを唸らせました。この短期間でもハイスピードで成長する彼女たちに、今後の更なる飛躍が期待されます。

その後のトップイーストディビジョン1の試合ではともにJRFUパートナークラブである両者が激突、前半は秋田ノーザンブレッツの激しい粘りで接戦となりますが、後半は地力に勝る釜石シーウェイブスがつき離し、結局41対13で終了しました。

現在は学校の部活動との両立の為、週一回日曜日に練習を続けている秋田ノーザンブレッツプレアデス。近隣に対戦相手がいないため試合の機会がなかなか持てないのが課題だという彼女たちですが、今後もこのような機会をとらえて試合を増やして行き、将来の日本代表、そしてオリンピアンを目指して行きます。今後も彼女たちへのご声援をお願いいたします。

マネージャーをしている中学ラグビー部のチームメイトから応援の垂れ幕が
マネージャーをしている中学ラグビー部のチームメイトから応援の垂れ幕が