3月10日


福島県いわき市で女子セブンズ強化合宿が始まりました。

女子セブンズ強化合宿はセブンズの大会出場選手などから女子セブンズ日本代表候補になり得る選手を招集し、育成・強化を目的に行なう合宿です。

今回の合宿には、最年少で中学3年生の松田選手をはじめ、リオデジャネイロオリンピックに出場した6選手を含む26名を招集。ベテランと新人が入り交じる多様性溢れたメンバーで行なっています。

女子セブンズ強化合宿を東北地方で開催するのは今回が初めて。その記念すべき東北初開催をいわき市で迎えることができ、大変光栄に思います。

今回の合宿で使用させて頂くグラウンドは「いわき新舞子フットボール場」。
人工芝が美しい広々としたグラウンドです。

実はこちらのグラウンド、整備されたのは昨年の4月。
6年前の震災では海水が浸食した場所で、昨年ようやく今の姿に整えられたとのことでした。

3月11日を明日に控え、今回このタイミングでこの場所でトレーニングできることは、大変、感慨深いものでした。

この日は、いわき市長の清水様による激励会からスタート。激励の辞を頂戴いたしました。

また、福島県ラグビーフットボール協会名誉会長の鵜沼様も応援に駆けつけてくださいました。

他にも、JA福島さくらいわき地区本部からいわき産の農作物を、そして、いわき市新舞子ビレッジの職員一同様から合宿の成功を祈念した千羽鶴を頂きました。

選手を代表して挨拶した中村知春選手は
「このような時期にいわき市で合宿させて頂けることに、ご縁のようなものを感じている。
ラグビー以外にも学ばせて頂けることがたくさんあると思う。日の丸を背負っているとはどういう事なのかしっかり学んで、日本代表にふさわしい人間になりたい」と述べました。

この日は早朝のスキルトレーニングから始まり、午前2部、午後1部の合計4部練習をこなした選手たち。

セブンズの大会は1日3試合、それを2日間戦い抜く体力、精神力が求められるため、
本日と明日の2日間は、大会を想定したよりハードなトレーニングメニューが予定されていました。

トレーニングには、磐城高校ラグビー部、平工業高校ラグビー部の男子部員の方々にご協力頂きました。

体が大きくスピードが速い男子選手を相手に、より実戦に近いトレーニングを行うことができました。

練習の最後には、みんなでハイタッチ。また明日からの練習も宜しくお願い致します!

女子セブンズ強化合宿は3月14日まで続きます。

最終日の14日は、いわき市内の被災地を視予定です。