『セブンズアカデミー』参加を目指す19名の中学生選手たちが、8月2日~3日、長野県・菅平高原に集合し、「第1回セブンズアカデミー中学生トライアウト」が開催されましたので、レポートをお送りいたします。

本トライアウトは、2016年夏季オリンピック出場、さらにはメダル獲得を目指し、現在中学校やラグビースクールでプレーをしている有望選手を発掘し、日本協会が「7人制日本代表選手」を育成、強化のため定期的に合宿を行っているセブンズアカデミーに参加する選手を選出することを目的に実施。三地域協会(関東、関西、九州)からの推薦された選手たちが、体力測定、適応能力、判断力など総合的に判断しセブンズアカデミー参加者を選考します。

●8月3日(水)

朝6時に起床し、軽食後、フィットネス&コアトレーニングを実施。その後、グラウンドに出てパススキルのチェックと1対1の抜き合いのトレーニングを行い、最後はセブンズに近いルールでゲームを行いました。始めは慣れない環境のためか、声も出さずに静かにプレーしていた選手たちでしたが、次第に声を出し、チーム同士でコミュニケーションを取るようになってきました。2日間という短い期間で行われたトライアウトでしたが、選手たちは持てる力を出し切ってくれました。
今後は、セブンズアカデミーコーチスタッフにより選手選考がされ、選ばれた選手は8月末からのセブンズアカデミーに召集されます。

「第1回セブンズアカデミー中学生トライアウト」   「第1回セブンズアカデミー中学生トライアウト」
松尾リソースコーチからの指導 ゲーム
●8月2日(火)

第1回セブンスアカデミー中学生トライアウトの参加メンバーとして全国からセレクトされた選手たちは東京駅に集合し、バスで長野県・菅平高原に出発しました。移動中の車中では、セブンズゲームの映像を見て、スペース感覚、連携プレーなど15人制との違いを確認。

菅平に到着後、開講式を行い、念入りなウォーミングアップをして、1日目は、フィットネスの測定をタレントIDキャンプの選手たちと共に行いました。測定内容は、マルチステージ、50m走、立ち幅跳び、5段跳び、セブンミニッツを実施。このテストは、7人制日本代表合宿時でも必要不可欠なフィットネス能力を測るのに、毎回取り入れられています。
選手たちは、セブンズアカデミーを目指すべく、自分の能力を最大限見せるために、移動の疲れを感じさせることなく黙々と測定に取り組んでいました。

夕食後はタレントIDキャンプのオープニングに参加、タレントIDマネージャーの勝田譲氏は日本代表から集計したアンケートや映像を見せ、2019年、日本で開催されるワールドカップで代表選手世代となる選手たちに、世界に目を向けさせるためのメッセージを送りました。そしてU20日本代表高崎利明監督からは、世界で戦い抜くタフな体と気持ちの大切さ、中竹竜二コーチングディレクターからは自ら考え、課題を解決し成長し続けるという成長のサイクルを学びました。
今回の座学はランニングスキルの向上を目的に小野大輔先生(東海大付属相模高等学校陸上競技部顧問)をお招きしご指導頂きました。正しいランニングフォームについて体をボールや自転車に例えて分かりやすく説明され、ラグビーに適したランニング(トレーニング)について講習を行って頂き、本日1日目のメニューは終了しました。

「第1回セブンズアカデミー中学生トライアウト」   「第1回セブンズアカデミー中学生トライアウト」
セブンズを映像で確認 開講式
「第1回セブンズアカデミー中学生トライアウト」   「第1回セブンズアカデミー中学生トライアウト」
マルチステージ測定 タレントIDキャンプのオープニング
「第1回セブンズアカデミー中学生トライアウト」
座学:小野大輔先生