マッチリポート
トーナメント表


奈良工業高専 5-24 仙台高専・名取キャンパス

【決勝/2011年1月9日(日) at 兵庫・ホームズスタジアム神戸】

仙台高専のキックオフで始まった決勝戦は、序盤からキックで奈良高専が有効に地域を獲得していき、対する仙台高専が、粘り強いディフェンスをみせる展開となった。

前半14分 奈良高専が敵陣ゴール前10mラインアウトからモールを押し込みトライを奪い先制するも、その後は小さなミスからなかなか追加点を奪えない。
我慢の時間を耐えた仙台高専は33分、一瞬の隙をついて、カウンター攻撃からトライを奪い(ゴール成功5-7)逆転、前半を終了した。

後半も前半同様に、奈良高専が地域を獲得し、仙台高専がしぶとく守るという構図が続いたが、後半も15分を過ぎた頃から、仙台高専の粘り強いコンタクトに疲れの色が出始めた奈良高専のディフェンスが綻び始める。53分、仙台高専が速いテンポでボールを展開、トライを奪って追加点を得る。(ゴール成功5-14)

足が止まりだした奈良高専に対して、仙台高専は64分ゴール前のペナルティからPGを選択し手堅く突き放す。67分にもバックスの展開でトライを奪い、24-5で仙台高専が4年ぶり10回目の優勝を飾った。(兵庫県協会 椿原 歩)

○仙台高専・名取キャンパス 柴田尚都監督
「今日の勝利は素直に喜びたい。先制されたが、決勝戦ということもあり、リスクの少ないゲーム運びを選択、後半勝負と踏んでいた。
前半の手応えから、後半ボールを動かせとハーフタイムで指示したが、果たしてブレイクダウンを重ね、ウイングまで展開しトライを取るという典型的なパターンで加点できた。
これまで徹底し得なかった強い身体づくりがようやくできた結果が、今回の優勝に結実した。これも多くのスタッフが支えてくれた賜物であり、どんな感謝の言葉でもし尽くせない」