首都圏と近畿圏に建学された大規模な大学には、体育会ラグビー部の他に、学部ごとのラグビー部やクラブ組織の学生クラブチームが活動している。なかには80年以上の伝統を誇る老舗チームもあり、卒業生の多くが日本の政財界の中枢で活躍している。そんな学生クラブの大会は従来、関東と関西で自己完結する大会に終始してきたが、2002年から東西の学生クラブの覇者を決める「東西学生クラブ対抗試合」が発足した。当初は花園ラグビー場で実施されてきたが、昨年から熊谷ラグビー場で大学選手権大会の1回戦と同時開催されることになった。 出場チームは関東、関西の秋季公式戦である「学生クラブ選手権大会」の優勝チームで、関東は早稲田大学GWRC、関西は関西学院大上ヶ原クラブが代表権を得た。早大GWは初出場、関学上ヶ原クラブは2度目の出場である。 期日/ 12月19日(日)、10:00キックオフ *大学選手権1回戦と同時開催 会場/ 熊谷ラグビー場 *レフリー/小堀英之(関東) 対戦/ 早稲田大学GWRC 関西学院大学上ヶ原クラブ <出場チーム紹介> *参加申込書の記載による ●関西学院大上ヶ原クラブ 創立/1969年、会員数/30名、ホームページ=http://homepage2.nifty.com/kg-uegahara-rfc/ 部長/仲田 茂、 主将/青山佳揮、 副将/村瀬裕文、川田太希 上ヶ原ラグビークラブは創設41年のクラブです。去年は念願の関西制覇を果たし、東西対抗戦に出場することができましたが、明大MRCに力及ばず大敗を喫しました。しかし関東との実力の差を感じることができたのは、とても大きな財産になりました。東西対抗戦で関東にリベンジを果たし、日本一になることを目標に練習してきたので、それを全て出し切り勝利をものにしたいと思います。 (ジャージ)黒、(パンツ)黒、(ソックス)黒 ●早稲田大学GWRC 創立/1951年、会員数/57名、ホームページ= http://www.waseda-gw.com/index.htm 部長/戸井昌之、 主将/田中 尚樹、 副将/水田 賢志、石原 賢人 GWRCは今年で創設80周年を迎えました。この節目の1年を記念すべき年にする事ができるようにこの試合に勝ち、長年の目標であった全国優勝を果たしたいと思います。 私たちのチームには今年も昨年同様多くの新入生が加入し、若くて非常に勢いがあり、個性豊かなチームです。この個性の中に先輩方が築いて来た堅い組織ディフェンス、個々の低いタックルという伝統を上手く織り交ぜて今まで練習して来ました。今日はこのことをこの試合で余すことなく発揮したいと思います。 また、こうした大会が開催されて、この素晴らしい環境の下でラグビーができることに感謝して、全力でプレーしますので応援よろしくお願い致します。 (ジャージ)グレー×白、(パンツ)白、(ソックス)グレー×白 大会概要 1.名 称 第9回東西学生クラブ対抗試合 2.主 催 財団法人日本ラグビーフットボール協会 3.主 管 関東ラグビーフットボール協会、埼玉県ラグビーフットボール協会 4.日 程 2010年12月19日(日)、埼玉県営熊谷ラグビー場(10:00キックオフ) 5.参加資格 (1)2010年4月1日現在、各都道県ラグビーフットボール協会に「チーム登録」された学生チームとし、メンバー全員が学生(大学院生含む)で構成されていること。但し、コンバインドチームは認めない。 (2)昨年度及び本年度の全ての公式大会で、棄権、不戦敗もしくは失格したチームの参加は認めない。 (3)過去に未登録の選手を偽って出場させたチームないし選手も同様とする。 (4)各クラブとも社会人の監督ないしコーチ(学生不可)が統率しているチームであること。 (5)関東ないし関西学生クラブ選手権大会の優勝チームとし、かつ地域協会クラブ委員長の推薦を受けたチームであること。 6.選手資格 (1)本大会の選手資格は、財団法人日本ラグビーフットボール協会「日本協会規約」、及び、その他の施行細則に抵触しない者とする他、以下の特則に服する。 (2)選手は満18歳以上の学生とし、高等学校在学中(定時制を含む)の者の参加は認めない。 (3)2010年8月31日までに本大会へ出場する所属チームから日本協会へ競技者個人登録を完了した者に限る。 (4)本年度の日本選手権大会(大学・社会人・クラブ等全てのジャンルを含む)につながる都道府県大会ないし地域大会で、既に一つのチームから選手登録された者は、前項の登録期限に関わらず、移籍して他のチームから本大会へ選手登録することは出来ない。 (5)他のチームとの二重登録は認めない。 (6)財団法人スポーツ安全協会の「スポーツ安全保険」に加入していること。 (7)本大会の選手資格に疑義がある場合には、日本ラグビーフットボール協会に於いて裁定する。 7.競技規則 (1)2010年度財団法人日本ラグビーフットボール協会制定の「競技規則」による。 (2)試合時間は40分ハーフとする。 (3)試合中ノンコンテストスクラムが発生した場合、勝敗は得点どおりとする。 (4)同点の場合には両チーム優勝とする。 8.賞 罰 (1)優勝および準優勝チームを表彰する。優勝チームには、賞状、日本ラグビーフットボール協会長杯、ニュージーランド航空盾を授与する。 (2)参加資格を偽った場合、選手資格のない者が出場した場合には、その時点で失格とし、本年度及び次年度のすべての公式大会への出場を認めない。不戦敗ないし棄権したチームも同様とする。 (3)未登録の選手ないし他チームに登録された選手を偽って出場させた場合(いわゆる替え玉等)には、以後すべての公式大会から排除する。 (4)その他、スポーツマンシップに反する行為があった場合は上記(2)を適用する。 (5)(1)(2)(3)いずれの場合にも事実発生時の相手方チームを勝者とし、それ以前のものには触れない。 (6)出場チームはその所属するチームの応援団の行為についても責任を負うものとする、 (7)本大会で生じた不規律に関しては、チームないし選手に告知聴聞の機会を与えた上で、大会規律委員会で処分を決する。 歴代の対戦結果 回数 日時&Ref 対戦結果 第1回(2002年) 12.22(10:00KO) 横山孝司(関西) 慶應BYB 12-34 立命館大グラスルーツ 第2回(2003年) 12.14(10:00KO) 横山孝司(関西) 早大リスの会 15-24 同志社大H&T 第3回(2004年) 12.19(10:00KO) 織田信次(関西) 慶應BYB 36-19 立命館大グラスルーツ 第4回(2005年) 12.18(10:00KO) 久保修平(関西) くるみクラブ 64-33 同志社大H&T 第5回(2006年) 12.17(10:00KO) 久保修平(関西) 慶應BYB 35-34 立命館大グラスルーツ 第6回(2007年) 12.16(10:00KO) 田中利昇(関西) 早大こんぷれっくす 48-12 近大ドルフィンズ 第7回(2008年) 12.22(10:00KO) 真継丈友紀(関西) 早大こんぷれっくす 65-38 近大ドルフィンズ 第8回(2009年) 12.26(11:00KO) 永田 瞬(関東) 明大MRC 55-5 関西学院大上ヶ原 第9回(2010年) 12.19(10:00KO) 小堀英之(関東) 早大GWRC - 関西学院大上ヶ原