平成22年9月26日(日)、すばらしい秋晴れの中、初めての「KYOTO GIRL'S RUGBY CLINIC(京都ガールズラグビークリニック)」が京都の宝ヶ池球技場で開催されました。

このイベントは、女性からの「ラグビーをやってみたい!」という声にお応えして、全世代の女性を対象に、ラグビーをプレーする環境を提供することを通じて、京都府における女子ラグビーのさらなる活性化を図り、ひいては女子ラグビープレーヤーや広くラグビー界全体を支援していただける「ラグビーファミリー」の拡大を目指すことを目的とし、京都府ラグビーフットボール協会の主催で実施しました。
初めての開催にも関わらず、下は2歳の女の子から50代のママさんまで、応募してきていただいた一般参加者79名、京都を含む4府県から集まった女子チーム所属選手53名、計132名という予想以上の方のご参加をいただきました。

KYOTO GIRL'S RUGBY CLINIC

参加賞としてプレゼントしたオリジナルTシャツに着替えた参加者は、年齢別に5つのグループにわかれ、それぞれがラグビーを楽しみました。
参加者は、ラグビーボールを見るのも触るのも初めての子供、タグの経験者、日頃はスクールで男の子と一緒にラグビーをしている女子選手、ラグビーを観戦するのが好きで一度自分もやってみたいと応募していただいた成人女性、お子さんがラグビーをされているママさんなど、様々でしたが、年齢も経験も関係なく、そして、初めて会った者同士にも関わらず、ラグビーを通して、すぐにお互い仲良くなり、一緒に笑顔でラグビーを楽しまれている様子が印象的でした。

また、サプライズゲストとして、地元京都出身の北川智規選手、田中史朗選手(三洋電機ワイルドナイツ)にお越しいただき、イベントでは、ラグビー指導、サイン会、写真撮影など、本当に積極的に参加者と交流していただきました。

KYOTO GIRL'S RUGBY CLINIC

KYOTO GIRL'S RUGBY CLINIC   KYOTO GIRL'S RUGBY CLINIC

KYOTO GIRL'S RUGBY CLINIC   KYOTO GIRL'S RUGBY CLINIC
北川選手 田中選手

今回の「KYOTO GIRL'S RUGBY CLINIC」は、指導者は女子チーム所属のラガーウーマンであり、参加者もすべて女性や女の子、そしてレフリーも女性という、まさに丸ごと女性ばかりの「女子ラグビーイベント」となりました。
初めてラグビーをした参加者からは、「ちょっと難しかったけど、またやりたい」「次回もまた来たい」、普段スクールでラグビーをしている参加者からは「いつもは、男子と一緒だけど女子だけなので楽しかった」「今度は、女子だけで試合がしたい」、タグをしている参加者からは「初めて人にあたって楽しかった」「機会があれば、またラグビーをしたい」などなど、うれしい感想が寄せられました。最後に、2グループに分かれてタッチフットをし、前半のラグビー体験会は終了しました。

後半は、参加者のみなさんに、ラグビーを知ってもらおうということで、女子チーム所属選手による「交流試合」を行いました。女子ラグビーはもちろんのこと、初めてラグビーを観戦する参加者もいて、「かっこいい」「私も試合をしてみたい」「ぶつかって、痛そう」などという、様々な声があがりました。
イベントの最後には、閉会式を兼ね、三洋の両選手からご提供いただいたジャージやサインボールを賞品に「ジャンケン大会」を行い、たいへん盛り上がりました。

このイベントを継続していくことで、ラグビー初心者へは、【ラグビーとの「出会い」そして「体験」】、現在ラグビーをしている人へは、【ラグビーのできる、続けられる「場」の提供、仲間との「交流」】、そしてご家族を巻き込んでの【「ラグビーファミリー」の拡大】を可能にすることができるのではないか、と強く感じました。
最後になりましたが、今回の「KYOTO GIRL'S RUGBY CLINIC」にご協力、ご支援いただきましたすべての皆様に心から感謝を申し上げます。そして、今後とも、何卒、よろしくお願い申し上げます。

報告:島田有規子
(京都府ラグビーフットボール協会 女子ラグビー委員長)

KYOTO GIRL'S RUGBY CLINIC   KYOTO GIRL'S RUGBY CLINIC

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