北海道協会田尻競技委員長
北海道協会田尻競技委員長

2010年度、北海道ブロックのセブンズブロックパートナーに認定させて頂きました、「北海道バーバリアンズ」の本拠地、定山渓グラウンドにて、8月6~8日に行われましたセブンズ意見交換会と、講習会、そして、セブンズ大会、ブロックパートナー認定式の報告が届きました。

今回のセブンズの意見交換会では、日本代表太田GMを始め、岩渕ハイパフォーマンスマネージャーが参加。また、講習会には、7人制日本代表の村田監督が参加し、北海道協会、また北海道バーバリアンズの皆さんとともに、『セブンズ』のあり方、楽しみ方を伝えていました。

では、北海道バーバリアンズからのリポートをお送りします。

8月6日(金) 場所:すみれホテル

日本協会の日本代表GM太田治氏、男子7人制監督村田亙氏、ハイパフォーマンスマネージャー岩渕健輔氏との「座談会」には、北海道協会強化委員会と競技委員会のメンバーを中心に15名が参加しました。岩渕氏の映像を交えたプレゼンテーションに、参加者は皆興味深く聞き入り、現在の7人制のあり方や今後の地域協会との連携などについて、熱のこもった意見交換で理解を深めました。

8月7日(土) 場所:定山渓バーバリアンズグラウンド


午前中:ジュニア(中学生)向けラグビークリニック

帯広・旭川・富良野・小樽・札幌と広範囲から中学生40名、指導者14名の54名が参加し、時折雨が降る蒸し暑いコンディションの中、約2時間のセッションが行なわれました。

参加者の半数が中学1年生でしたが、「声を出す」・「声を聞く」・「スペースをさがす」というポイントに絞り、そしてメニューにゲーム的要素をふんだんに組み込んで頂いたおかげで、皆楽しそうに積極的に参加することが出来ました。また、選手達自身に考えさせる内容も印象的でした。子供たちも村田監督、岩渕コーチの丁寧で説得力のある指導に大感激、最後は握手やサイン攻めのクリニックになりました。

村田・7人制日本代表監督、岩渕・HPマネージャーによるクリニック   ジュニア(中学生)向けのクリニックです
村田・7人制日本代表監督、岩渕・HPマネージャーによるクリニック ジュニア(中学生)向けのクリニックです

下濃C&Sコーチよりのレクチャー   雨の中の測定風景
下濃C&Sコーチよりのレクチャー 雨の中の測定風景


午後:大学生以上を対象とした測定会とセブンズクリニック

最初に、バーバリアンズクラブハウスにて、参加者全員を前に下農S&Cコーチから、2016年リオ五輪へ向けてのセブンズの取組み、そしてフィットネスの重要性などを、プロジェクターを使って説明がありました。

測定会は、激しい雨が降るコンディションでしたが、下農C&Sコーチの気合いの入ったコールに、選手達は全力で各セッションに挑みました。クリニックでは、村田監督・岩渕コーチが指揮をとり、セブンズでのコミュニケーションの重要性を、グランドレベルでのディスカッションで選手に認識させ、また自主的に動き・考えることの大切さを教えて頂きました。測定会・クリニックを通じ、選手はセブンズの楽しみだけではなく、楽しむためには頭と身体、そして言葉をうまく組み合わせてチームで闘うことの必要性を知ることができ、有意義なものとなりました。

雨の中の測定風景   雨の中の測定風景
雨の中の測定風景

8月8日(日) 場所:定山渓バーバリアンズグラウンド

北海道初のセブンズ大会は、1チームの棄権を受け、急遽8チームの体制で大会を実施しました。8チームを2つの予選プールに分け、予選プール順位によるカップ、プレート、ボウル、シールドの4クラスの決勝を行なう形式で大会を実施しました。

試合内容は、初開催ということもあり、セブンズの試合運びに不慣れなチームも見えましたが、試合数を重ねるごとに戦い方を工夫し、決勝トーナメントはセブンズらしいスピード感溢れる白熱したものとなりました。特に、タマリバクラブはセブンズ専門チームで参加し、先日の東日本クラブセブンズ優勝のバーバリアンズへのリベンジに燃えており、カップの決勝戦は見応えのあるものとなりました。結果は、学生日本代表も経験している大野選手の活躍もあり、タマリバクラブが見事優勝を果たしました。

セブンズ大会の様子   セブンズ大会の様子
セブンズ大会の様子

セブンズ大会の様子   セブンズ大会の様子
セブンズ大会の様子

アフターマッチファンクションは、200名を越す選手・役員でバーベキューを行ないながらの表彰式となりました。

表彰式前に日本代表太田治GMから、今回セブンズブロックアカデミーの北海道ブロックパートナークラブとして認定を受けた北海道バーバリアンズに、認定プラークの授与が行われました。続いて大会表彰式に移り、カップ優勝タマリバクラブ、プレート優勝ドラゴンズB、ボウル優勝北海道バーバリアンズB、シールド優勝JR北海道に対し、それぞれ大会トロフィーが授与され、カップ決勝の涌井大輔レフリーから講評も頂きました。

最後に村田亙・男子7人制日本代表監督から各クラスのMVPの発表があり、直接声を掛けられた選手達は感激し、今後のセブンズへの意欲を掻き立てるものとなりました。

今回は、日本協会の強化現場のトップの方々が、実際にグラウンドに来て、選手や指導者と触れ合って頂くことで、現場の北海道協会や選手達が、五輪・W杯に向けて「本気で動き出したんだ!」と感じる大変意義ある3日間でした。

今後は、日本協会と連携した上で、地域自体が今以上に自ら考え・自ら動く流れを作っていかなければと強く思いました。

太田GMより、北海道バーバリアンズ田尻クラブキャプテンへパートナークラブ認定プラークの授与
太田GMより、北海道バーバリアンズ田尻クラブキャプテンへパートナークラブ認定プラークの授与

表彰式、カップ優勝タマリバクラブへ
表彰式、カップ優勝タマリバクラブへ

立派なカップ、トロフィー、プレートが用意されました   表彰式での選手たち
立派なカップ、トロフィー、プレートが用意されました 表彰式での選手たち

アフターマッチファンクションのバーベキュー
アフターマッチファンクションのバーベキュー