去る6月18日、NECグリーンロケッツの社会貢献活動の一環として、都内の小学校においてタグラグビー教室が開催されました。当日はどんな様子だったのか、我孫子市ラグビーフットボール協会からリポートがありましたので、ご紹介します。

東京都中央区の有馬小学校の4年~6年生を対象に、NECグリーンロケッツ(ジャパンラグビー トップリーグ所属)によるタグラグビー教室が6月18日、開かれました。NECグリーンロケッツから参加した選手・スタッフは以下の皆さんです。
有馬小学校(開校137年)は、スポーツ教育推進校に指定されています。

《選手》   《スタッフ》
・権丈 太郎 ・相澤 輝雄(ゼネラルマネージャー)
・浅野 良太 ・角田 道生(チームディレクター)
・武井 敬司 ・横山 洋人(総務)
・吉廣 広征 ・荒井 真悟(主務)
・藤戸 恭平
・宮本 誉久

2時間目授業の始まり~!   タグ取り鬼ごっこ
2時間目授業の始まり~! タグ取り鬼ごっこ

作戦会議!? 元日本代表 浅野選手   ノーサイドの精神、仲良くみんなで!ハイタッチ
作戦会議!? 元日本代表 浅野選手 ノーサイドの精神、仲良くみんなで!ハイタッチ

タグラグビーは、タックルの代わりにタグを取り合うことで、危険性を少なくし、男女問わず誰でも参加できるスポーツです。今回のタグラグビー教室は、2時間目~4時間目と短い時間の中、180名の生徒たちにこのスポーツの楽しさが伝えられました。授業は、簡単なルール説明から始め、生徒たちを各チームに分け「タグ取り鬼ごっこ」「パス回し」「簡単なゲーム」を行いました。

グリーンロケッツの選手は、各チームを分担し、一人ひとりの生徒たちとコミュニケーションを大切にして、パスができず戸惑っていた生徒も、徐々にコツをつかんで授業時間が過ぎてもゲームを続けるほどでした。

  横山リーダー
横山リーダー

授業の合間の休み時間には、グリーンロケッツの選手たちがデモンストレーションを披露、先生も生徒もその迫力に歓喜の渦でした。また、休む間もなく小学校内にある幼稚園生にもひっぱりだこの人気者になりました! 最後は、学校からお礼の給食を対象学年の生徒と一緒に食べ、思い出いっぱいの活動になったようです。

指導者として参加した、横山リーダー
「今回、有馬小学校では初の試みではありましたが、45分という短い時間の中で、わからないながらも、子どもたちは必死に考え、どうしたらうまく行くのか、一生懸命チャレンジしてくれました。(うまくいった時の、子どもたちの笑顔は本当に忘れられません)

また、タグラグビー後は教室にもお邪魔し、子どもたちと一緒に給食を食べました。子どもたちからは質問攻めとサイン攻めで、子どもたちの積極的な姿勢に選手はゆっくり給食を食べる事もできませんでした(笑)。今後も、たくさんの子どもたちに、ラグビーの楽しさを伝える為、チームとして積極的に活動を展開して行こうと思っています」

  藤戸恭平選手
藤戸選手も参加

指導者として参加した、藤戸恭平選手
「この日、学校に到着すると、一人の少年が出迎えてくれました。話を聞くと彼はラグビースクールに通っているらしく、待ちきれずに玄関までやってきたというのです。懐かしい校舎の匂いと少年の輝く笑顔に私も胸が膨らみました。
そうして始まった有馬小学校のタグラグビー教室は、暑いなか元気いっぱいの子どもたちと、『チームワーク』『感謝の気持ち』など、タグラグビーを通じて学びました。
正直、みんなと接する前は、『今時の子どもたちは僕らの時とはちょっと違うんだろうなぁ?』と内心思っていたんですが、いざグランドで一緒にタグラグビーをやってみると、あの頃の自分らと何も変わってないと感じました。夢中でボールを追いかけ、できた時の喜び・失敗した時の悔しさを身をもって感じたようです。
最後に給食をご馳走になりました。私が訪問した5年1組のみんなと、担任の先生はほんとに楽しく仲の良い、最高のクラスでした。本当に楽しい時間をありがとうございました。またみんなと笑いあえる日が来ることを願ってます」


タグラグビーとは?

タグラグビーでは15人制の本格的なラグビーとは異なり、身体の接触や、地面に倒れこむプレーはありません。タックルの代わりに腰につけている『タグ』を取られたらタックル成立となり、ボールを手放します。コンタクトの危険性がなくチームワークや感謝、思いやりを体感できるスポーツでもあります。
タグラグビーは文部科学省から出された新しい学習指導要領解説に推奨スポーツの1つとして掲載されたことが大きな追い風となり、既に多くの教育現場で取り入れられており、非常に注目が集まっています。詳しくは公式サイトをご覧ください。


NECグリーンロケッツからのメッセージ

NECグリーンロケッツでは、「普及・育成・社会貢献」をキーワードに、次世代を担う子どもたちをこれかもサポートしていきます。公式サイトをご覧ください。

大きな声で「楽しかっタグ~!!」   子どもたちと給食を食べる、藤戸選手
大きな声で「楽しかっタグ~!!」 子どもたちと給食を食べる、藤戸選手

日本協会公式タグセット   グリーンロケッツ仕様タグセット
日本協会公式タグセット グリーンロケッツ仕様タグセット

隣接する幼稚園児とたわむれる選手
隣接する幼稚園児とたわむれる選手