東日本トップクラブリーグ社会貢献活動報告
「手話で学びたい!明晴学園中学部設立支援活動」第4報

目標金額達成! 明晴学園が東京都に中学部設立申請を行いました。

日本で初めて、すべての授業を日本手話で行っている東京都品川区の私立ろう学校「明晴学園」は、東京都への中学部設立認可申請に必要な運営不足資金3000万円が全国からの寄付や募金で集まり、平成21年6月29日に東京都私学行政課に中学部設立を申請しました。

この中学部設立のための募金活動が、関東ラグビーフットボール協会の全面的なご支援とご協力により目標に到達できましたことを、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。
また、ラグビー場にて温かいご声援や募金をしていただきましたラグビーファンの皆様に、心より感謝申し上げます。

活動期間 :平成21年2月1日~平成21年5月31日
募金回数 :18回
動員人数 :延べ358人
活動時間 :61時間
募金総額 :127万7,206円
配布募金チラシ :18,000枚

●協力団体(敬称略):関東ラグビー協会、日本ラグビー協会、神奈川県ラグビー協会、埼玉県ラグビー協会、徳島県ラグビー協会、千葉県ラグビー協会、関東医歯薬大学ラグビー連盟

●協力クラブチーム(敬称略):タマリバ、戸田オーバーザトップ、高麗、北海道バーバリアンズ、三鷹オールカマーズ、マンダラ東京、ツクバリアンズ、六甲、東京六甲、湘南フジ、ドラゴンズ、駒場WMM、新潟アイビス、滝沢ロックイーグルス、ぜんかいビアーズ、緑生園、品川バンブー、東日本聴覚障害者ラグビークラブ(イースタンクワイエットタイフーン)

関東ラグビー協会のご支援の様子が各メディアより報道されたことにより、多くの方々に明晴学園の活動を知っていただき、全国各地からたくさんのご声援のメッセージやご寄付が寄せられ、最終的に目標金額を上回る総額34,946,244円の寄付金が集まりました。そして平成21年6月29日、東京都私学行政課に対して中学部設立を申請することができました。申請が認められれば平成22年4月に明晴学園には中学部が開設され、義務教育の全過程を日本手話を用いた「バイリンガルろう教育」で行う日本で初めてのろう学校が完成することになり、現在小学部6年に在学中の子どもたちは、安心して「日本手話の中学」に進学できる見通しが開けます。

ようやく、ろう児たちの夢が現実のものに近づいてきました。ご支援をいただきましたすべての方々に深謝申し上げます。
今後とも明晴学園の子供たちの成長を、温かく見守っていただけますよう、よろしくお願いいたします。

2009年6月29日

学校法人 明晴学園校長 斉藤道雄
明晴学園中学部設立準備委員会 一同
NPO法人 バイリンガル・バイカルチュラルろう教育センター 一同

※学校法人明晴学園ホームページ

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