12月1日(月) 、ロンドン中心部に設置されたニュージーランド政府観光局考案の「Giant Rugby Ball(ジャイアント・ラグビー・ボール) 」にて、「ラグビーワールドカップ2011年ニュージーランド大会」の予選プール組み合わせ抽選会が行われました。 抽選会の会場にはマオリ民族の人々が登場、IRB会長でラグビーワールドカップ・リミテッドのチェアマンであるベルナール・ラパセ氏とラグビー・ニュージーランド2011のチェアマン、ジョック・ホブス氏を巨大なラグビーボール型の建物へと迎え入れました。なお、この抽選会の模様は、rugbyworldcup.comでストリーミング中継されました。 今回の抽選方式は、ラグビーワールドカップ2011年大会の出場権をすでに得ている12チームが、2008年11月30日時点でのIRB世界ランキングをもとに各プールに振り分けられるという、初の方式が用いられ、そして、残りの8チーム (アメリカ地区の1位と2位、アジア地区の1位、アフリカ地区の1位、ヨーロッパ地区の1位と2位、オセアニア地区の1位、プレーオフ勝者) も、各プールの残る2枠に振り分けられました。 2007年フランス大会で優勝した南アフリカは、前回2007年のフランス大会で苦戦を強いられた相手であるフィジー、そして、今年のシックス・ネイションズの覇者、ウェールズがいる、最も厳しいと言えるプールで戦うことになりました。 開催国ニュージーランドは、まさかの準々決勝敗退に終わった前回2007年大会の雪辱を晴らすべく、その準々決勝の相手だったフランスと同じプールAとなりました。また、イングランドは、ワールドカップ史上初めて、長年のライバルであるスコットランドと同じプールとなりました。 1991年大会および1999年大会で優勝したオーストラリアは、アイルランド、イタリア、そして、ヨーロッパからさらにもう1カ国が入ってくるプールCです。 ラグビーワールドカップ2011年大会の予選プール組み合わせの詳細は、下記の通りです。 また、予選プールの組合せ発表に伴い、ラグビーワールドカップ2011年ニュージーランド大会に関するもう一つの注目点、予選試合の会場についても決定事項が報告されました。 決勝、3位決定戦、準決勝ならびに準々決勝の各会場はすでに発表されていますが、ラグビー・ニュージーランド(RNZ)2011では、ニュージーランド国内の18の地域の代表者達から予選試合開催に関する提案を受け、予選試合のスケジュールについて2009年の第2四半期に発表することになった、というものです。 ■プール予選組み合わせ プールA プールB プールC プールD ニュージーランド アルゼンチン オーストラリア 南アフリカ フランス イングランド アイルランド ウェールズ トンガ スコットランド イタリア フィジー アメリカ地区1位 ヨーロッパ地区1位 ヨーロッパ地区2位 オセアニア地区1位 アジア地区1位 地区予選のプレーオフ勝者 アメリカ地区2位 アフリカ地区1位 ■決勝トーナメント 準々決勝1: プールB1位 対 プールA2位 準々決勝2: プールC1位 対 プールD2位 準々決勝3: プールA1位 対 プールB2位 準々決勝4: プールD1位 対 プールC2位 準決勝1: 準々決勝1の勝者 対 準々決勝2の勝者 準決勝2: 準々決勝3の勝者 対 準々決勝4の勝者 3位決定戦: 準決勝1の敗者 対 準決勝2の敗者 決勝: 準決勝1の勝者 対 準決勝2の勝者