●7月9日(水)
合宿4日目。曇り。
主導権は薫田監督よりキャプテンの伊藤選手、バイスキャプテンの高選手にバトンタッチされました。
午前のセッションは彼らの判断により、選手のコンディションと試合までのスケジューリングを考慮し、オフとしました。
FWは短いミーティングを行いましたが、選手それぞれが自分なりにリラックスして、コンディションを整えていたことでしょう。
午後はキャプテンズラン。試合を明日に控え、全体でひとつひとつ決め事を確認しながら試合のイメージを高めて行きます。
伊藤キャプテンを中心に、気になるところはプレーを止めてきちんと確認をします。こういった緻密なコミュニケーションが、短い時間でチームとなってゆくためには重要です。
今回「選抜」という短期間に集まった選手たち。限られた時間とメンバーで、チームワークを取るのは難しいことで、また練習内容や戦略もいつもと違うとは思いますが、こういった時にどれだけ柔軟に対応でき、どれだけ新しいことを吸収し、そしてそれが試合で発揮できるか、その真価が明日問われます。そして、勝利という結果を残すことにより、今年度、3回に渡り行われてきたこのATQアカデミーがフィジカル、メンタル両面で選手たちに何かを残し、成長へと繋がると信じています。
さぁ、いよいよ決戦は明日。選手たちの活躍に期待して下さい!!
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まずはディフェンスの決め事を再確認 |
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伊藤キャプテンを中心に最後の確認が行われる |
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薫田監督の言葉で試合前日の練習は締めくくられた |
●7月8日(火)
合宿3日目。雨です。
午前のセッションはBK、FWに分かれてユニットセッションで始まりました。
FWは、古田コーチが中心となり、スクラムマシーンを使用したスクラム練習と、ラインアウトのチェックを行いました。また、6日の早稲田大学戦でフランスチームの武器になっていたドライビングモールに対する対応についてチェックを行いました。BKはポールコーチの指導の下、前回のアカデミー合宿で行ったセットとフェーズでのオプションのムーブを再確認し、2対2や3対2などの基本的なディシジョンメイキングのセッションを行いました。ポールコーチのスタイルは、必ず最後に基本に戻ってゆきます。これは彼が盛んに言っている、「優れたストラクチャーも、個人のスキルが伴わなければ無意味である」というポリシーに基づくもので、そのスタイルは選手たちにも十分浸透してきています。その後全体で一緒になりディフェンスセッション、キックチェイスのチェックを行いました。
午後も全体でディフェンスセッションを行っていたところ、雨がしとしと降りだしたとたんに本降りとなり、セッションを予定より早めに切り上げ、室内でショートミーティングを行い終了しました。伊藤キャプテンの下、徐々にチームになってきている日本選抜。試合まで後2日です。
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薫田監督からメンバーが発表される |
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古田コーチから、FWに対しプランが説明される |
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モールの確認をするFW |
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ポールコーチとオプションの確認をするBK |
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FW、BK全体でアタックの確認 |
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伊藤キャプテンを中心に選手同士でディスカッション |
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FWはラインアウトを確認 |
●7月7日(月)
7月7日七夕。合宿2日目は梅雨時なので仕方がないものの、じとじとした雨模様。
ATQアカデミー合宿はあまり天気に恵まれないので、10日の試合もコンディションが気になります。しかし、そればかりを気にしてはいられません。
まずは辰巳グラウンドに移動し、いよいよ今合宿の初セッションが開始されました。
初めにミーティングを行い、薫田監督からフランス戦に対する心づもりと、今回のキャプテンとバックスリーダーが紹介されました。また、ポール・ホッダー氏より本日のセッションの内容の説明がありました。
午前中は軽い全体的なセッションを行い、ポートボールに似たゲーム感覚のウォーミングアップ後、FW、BKに分かれてユニットセッションを行いました。午後はひとまず雨は上がり、これまで2回の合宿で行ってきたドリルやキックチェイス、そしてFW、BKに分かれてのユニットセッションを行いました。この時期はオープン戦やそれぞれの所属チームでの合宿などがあり、選手たちのコンディションを考えて軽めのメニューで、初日のセッションを終えました。また蒸し暑いこの時期、アイスバスで選手たちの体をクールダウン。選手の皆さん、アイスバスはどうだったでしょうか??
夜は夕食後チームミーティングを行い、フランス戦に向けてFW、BKコーチから戦略の説明、薫田監督からも戦略について話がありました。まずはキャプテン、リーダーを中心として、チーム力をあげていきましょう! コミュニケーションです!
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今回もポール氏に協力いただいた |
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まずはスローで全体のプランを確認 |
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薫田監督からプランが説明される |
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ディフェンスのインディビジュアルスキルを再確認 |
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ディフェンスのストラクチャを確認 |
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アイスバスでリカバリーをする金選手とレポロ選手 |
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早稲田大学戦のビデオと使いフランスチームの特徴と対策を分析 |
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薫田監督から戦略が説明される |
●7月6日(日)
7月10日、国立競技場で行われる「日仏交流150周年フランス大学選抜来日シリーズ」2戦目の日本選抜対フランス大学選抜の、日本選抜事前合宿が始まりました。
合宿初日の今日は、シリーズ第1戦目の「早稲田大学対フランス学生選抜」を観戦しました。この一戦でフランス大学選抜のプレーを実際に目にし、10日の自分たちの試合に向け、選手たちの闘志に火がついたのではないでしょうか。
今回もニュージーランド、ワイカト協会のポール・ホッダー氏の協力の下、明日からいよいよ今年最終ターゲットであった国際試合に向かってセッションがスタートします。これまで2回のアカデミー合宿でやってきたことをもう一度確認し、そしてチームとして纏まり、勝利に向かって頑張って欲しいと思います。彼らの進化に期待です!!
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