今回のキャンプもいよいよ最終日。
本日も選手たちは世界のトップチームを倒すための「スタンダード」をしっかりと頭に叩き込みます。
選手たちの表情からは真剣さと世界のチームと闘うというワクワク感が感じられ、充実の3日間を物語っているようです。
まずは高橋監督から本日の日程です。
監督から本日の注意点です。
今日もグループトークをするけれど、コミュケーションを取り限られた時間の中で答えを導きだすという事は、これから世界のトップチームと闘う上でとても大切になってくるので「本気」で取り組んでほしいと話がありました。
狩野トレーナーによる恒例のアイスブレイクも3回目です。
本日のお題は「見た目が真実!? コーチを年齢順にならべてみよう!」です。
指定されたコーチは「竹下コーチ」「里コーチ」「菊谷コーチ」「梶村コーチ」「北川コーチ」「霜村コーチ」です。
1番若いコーチは誰だ?選手たちは限られた情報の中で真面目にこのお題に向き合います。
全体の場に戻り答え合わせです。
今回もオンラインキャンプとなり選手とコーチ達も直接会うことができません。
でもこのお題にたいして選手みんなで考えて、選手とコーチ達の距離も縮まったのではないでしょうか。
いよいよ本日のメインテーマ、霜村コーチからのチームJAPANの「Attack」についてのセッションになります。
「Attack」のゴールとしては「世界のトップチームからトライを取り切る」
そしてその基本となるのも、チームJAPANが目指すラグビー「The First Move」です。
チーム戦術の3本柱、「High Speed」「Low」「Second」もアタックをするうえでベースとなっていきます。
「High Speed」「Low」「Second」を常に繰り返すこと、これがJAPANアタックのマインドになります。
「High Speed」「Low」「Second」の戦術をさらに細分化して、どうようにアタックをしていくかが解説されていきます。
また理想のアタックを動画で見ながら、チームJAPANアタックのイメージを共有していきます。
霜村コーチからのまとめとして、このオンラインキャンプで説明した戦術についてしっかりと理解しておいてもらい、次のリアルキャンプでは実戦的にアタックのストラクチャーを詳しく落とし込みますとお話がありました。
続いては昨日に続いてUNITグループトークになります。
本日は昨日の「Relax編」から変わって「Serious編」。
世界のトップチームに勝つためには何が必要かを「本気」で語り合います。
フロントローの選手たちは、やはりスクラムの話題です。
どうやったらヨーロッパの体の大きい選手達に対してスクラムを押せる「本気」で話し合います。
ロック陣はラインアウトについて「本気」で考えます。菊谷コーチのアドバイスを頼もしい限りです。
こちらはバックローです。ゴール前の停滞オプションは良いアイデアがでたでしょうか。
こちらはSH・SOのハーフ団です。世界に勝つためのアタックについて考えます。
さすがに代表候補に選ばれたSH・SOだけあって戦術の理解にも長けており、レベルの高い話し合いが行われます。
WTB・FBのグループです。こちらでは、どうやったら体の大きい選手に対抗できるようになるかを考えて、トレーニングの内容にまで話が広がっていました。
それぞれのグループで世界のトップチームに勝つための「本気」のトークができたと思います。
早くこのトークで出た意見を実際の練習で活かしたいものです。
3日間のオンラインキャンプをあっという間に時間が過ぎ、もうエンディングとなってしまいました。
高橋監督から前回のオンラインキャンプに加えて、今回どのように積み上げができたかのまとめがありました。
そしてここでサプライズです。
スペシャルゲストとして日本代表シオサイア・フィフィタ選手の登場です。
フィフィタ選手は4年前に高校日本代表としてアイルランドに遠征し、今年日本代表として試合に出場しました。
フィフィタ選手から「高校生の頃は練習がきついこともあるけど、ラグビーを楽しんで自分に自信を持って取り組んでほしい」と激励の言葉がありました。
恒例の記念撮影でいよいよフィナーレです。
今回のオンラインキャンプはこれで終わりますが、世界のトップチームを倒すために、これから更に皆で心を一つにして闘っていこうという意味を込めて皆で肩を組んでの撮影です。
次こそは皆で会って合宿ができることを心から祈り、今回のオンラインキャンプを終了したいと思います。