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12月18日

「Bigman&Fastman Camp 2022」 三日目最終日です。


今回お世話になりました「J-green堺」様は、20面以上の芝生のグランドを有する日本有数のスポーツ施設です。そのグランドで未来のJAPANを目指し、志を持ち始めた原石たちが自分の武器を磨くことに取り組んでいます。

昨日の冷たい雨とは違い今日は晴天。しかし「J-green堺」名物の海からの風が吹き込んで厳しい寒さです。

 

最終セッションのGOALは「80%」。「ゲームライクで80%武器を使えるようになる」、「ブレイクダウンのクリーアウト80%」。 ここまでの二日間で取り組んできた部品と道具を合わせて、ゲームライクの中でそれぞれの武器として使えるか。

 


全国から集まり、出会ってまだ三日目のメンバーですが、濃密な時間を過ごした彼らはすでにひとつのチームになっています。開講式で今回のヘッドコーチ野澤武史(日本協会ユース戦略TIDマネージャー)から提示された合宿のGOALは、「U17/U19日本代表で勝負できる自分の武器を自分の言葉で説明できるようになる」。果たしてGOALは達成できるか。全てを終えて閉講式を迎えた選手一人ひとりが自分の武器とこれからの志を発表しました。その言葉と表情には、二日前にはなかった自信と希望が満ちています。

 


2018年にスタートしたBigman&Fastman Camp。成長を続ける選手を目指すことと同様に、このCampも進化し続けています。

 

今回トレーナーのサポートとして参加してくれた大阪体育大学3回生の「尾西さん、楢谷さん、畑原さん」。お陰で選手だけでなく、スタッフも大変助かりました。ありがとうございました。3名ともラグビー以外の競技経験を経て現在トレーナーを目指して勉強されています。Bigman&Fastmanと同じく自分の武器と志を持って頑張ってください。

 

結びに合宿開催に際し、ご理解とご協力を賜りました「J-green堺」様、「Dream Camp」様、関係各位に心より感謝申し上げます。


12月17日

「Bigman&Fastman Camp 2022」二日目が始まりました。

今日はあいにくの雨模様です。気温のこともあり、より一層コンディショニングにも徹底しながら合宿を進めて参ります。



午前練習のGOALは「武器をドリル練習の中で使えるようになる」。

昨日に続き、自分のポテンシャルを武器に変えるために、その部品と使い方を理解すること。午前練習では、それをプレッシャーのないドリル形式の中で使えるように反復します。ひと口に武器を使うと言ってもBigmanがコンタクトプレー、Fastmanがスピードのトレーニングをするだけではありません。強みを活かすために様々な練習をします。


Bigmanにとって強みを出す場面の一つがセットピース。昨日のスクラムに続いて今日はラインアウトのドリルです。

廣瀬コーチからJUMPER、LIFTERそれぞれのスキルを学び、ドリル形式で実践を重ねます。Fastmanは霜村コーチによるキッキンングスキルのセッション。彼らのスピードを武器へと変えるスキルの一つです。


続いては全員でブレイクダウンのトレーニングです。野澤ヘッドコーチから練習前ミーティング時にブレイクダウンを9つのフレームに分ける考え方のレクチャーを受けました。そのフレームを一つひとつ埋めていくようにドリルが進んでいきます。

午後は、「武器をアンダープレッシャーで使用することの難しさを体感する」。15対15のゲームライクのトレーニングの中で、これまでの部品を組み合わせて武器を使っていきます。当然上手くいかないことも多くなりますが、ここではその難しさを体感することがターゲットです。そんな中でもそれぞれの武器を発揮してトライまで繋いだプレーも見ることができました。



今回のBigman&Fastman Campでは選手達はGPSを装着して練習しています。日本代表を支える太田千尋S&Cコーチによるもので、この他にも身体組成のデータも計測して、選手の身体とパフォーマンスを分析しています。



夜のミーティングでは、全国高体連ラグビー専門部副部長の山口優先生から激励のお言葉をいただきました。花園大会の準備でお忙しい中お越しいただきありがとうございました。

 

太田S&Cコーチから現在の日本代表や高校代表の選手とのBigman&Fastman参加者とのフィジカルのデータを比較して、自分達の現在地とこれからすべきことの指針を示されました。続いては、狩野トレーナーからウォーミングアップやリカバリーについての講義。ユースカテゴリーやNDSでの多彩な経験から実践を交えたレクチャーを受けました。



今日一日身体も頭もフル稼働した選手達ですが、最後はGood/Bad/Nextでレビューを共有して締め括りです。


12月16日

大阪府堺市の広大な芝生のフィールド 『J-green堺』。芝生のグランドは20面以上。敷地内には合宿施設『Dream Camp』があり、このような素晴らしい環境で今回の「Bigman&Fastman Camp」が開催されます。


今回召集されたメンバーは、北は北海道、南は九州・鹿児島までその名の通り、ひと際大きい(重い・高い)男達と驚異的に速い(スピード・瞬発力)男達が全国から集まりました。


2018年にスタートした「Bigman&Fastman Camp」も今年で5年目。2020年度はコロナの影響で中止となり、昨年2021年度は高校日本代表候補合宿とともに多くの関係者の協力と理解のお陰で開催することができました。今年度はコロナ禍のCampとして何ができるかを工夫しながら更にバージョンアップしたキャンプを目指します。

 

この企画の発起人であり、ヘッドコーチである野澤武史(日本協会ユース戦略TIDマネージャー)から提示された今回の合宿のGOALは、「U17/U19日本代表で勝負できる自分の武器を自分の言葉で説明できるようになる」です。

「大きい」「速い」といったそれぞれの特性(道具や部品)を武器にしていくための知識や方法を学び、実践していきます。最終日にはその武器が何たるかを具体的に自分の言葉で説明できるようになることを目指します。



グランドでは大田コーチによるアクティベーション、里コーチによるスピードセッション、伊藤コーチによるスクラムセッション、中園コーチによる1v1セッションが行われました。



夜のミーティングでは伊藤コーチによる「LIFE STYLE」、野澤ヘッドコーチによる「GOAL設定」のお話がありました。

 

最後に今日の「Good / Bad / Next」をアウトプットして、さあ、GOALの達成に向けた三日間が始まります。