去る、4月11日に中央大学・真壁選手がニュージーランドのワイカト協会へ、翌12日には日本IBMビッグブルーの阪元選手がオーストラリアNSW協会へ、それぞれ出発いたしました。以下、現地のリエゾンからのリポートをお送りいたします。

ワイカト協会リエゾン宮浦氏より
本日(12日)、ATQ第二陣の中央大学・真壁選手が無事にNZへ到着しました。到着後すぐにワイカト州・ハミルトン市に車にて移動し、土曜日即ちゲーム日でもあるため、途中昨年より真壁選手が所属するクラブ Te Rapa Rugby Clubへ挨拶とチームメイトへの声援のため立寄りました。チーム関係者・選手皆さんに、お帰りという言葉をかけられ、「今回も宜しくお願いします」と真壁選手が挨拶すると、「さぁ早く着替えろ」とみんなに言われ、ひやかされていた様子でした。その後試合観戦し、来週から頑張るぞ!と真壁選手の決意を新たにした日となりました。一回り身体が大きくなったとワイカトラグビー協会関係者に評価されての明日からの出発、今季の頑張りに期待したいですね!

現地選手といっしょに。真壁選手
現地選手といっしょに。真壁選手

こちらも現地での真壁選手
こちらも現地での真壁選手

NSW協会リエゾン飯島氏より
到着ゲートから出てきた阪元選手は、一回り体が大きくなっており、昨年も来たことのある余裕からでしょうか、どっしりと自信をもってゲートに現れたように思えます。
「また、来ました!一生懸命がんばりますので、今年もよろしくおねがいします」の一言にこちらも気が引き締まります。本日は日曜日でしたので、NSWのHeadquartersはお休みになっています。ホームステイ先のお宅も外出しているということで、軽いランチをとり、先にWaratahsのトレーニングが始まっている櫻谷選手のお宅で休ませてもらうことになりました。その後、夕方にホストのRichardさん宅に伺いました。その日は、夕食を食べてゆっくり眠れたようです。

翌日の月曜日、Headquartersを訪れました。昨年、新築されたビルを懐かしそうに眺める阪元選手が印象的でした。その後、General ManagerのTony D'Arcy氏そしてWaratahsのコーチ陣との半年振りの再会があり、"Welcome back, Hiro!!"の一言で阪元選手の緊張が解け、気持ちも引き締まったように思えます。新しいギア一式をもらいすぐにトレーニングに参加しました。
ストレングスのセッションでは去年Southern Districtsの1st Gradeで一緒にプレーしたDan Palmer選手やStrength&Conditioning のJason Coachからお帰り!の言葉をもらい、新しいシーズンのWaratahs Professional Academyのセッションがスタートしました。

翌、火曜日はSouthern Districtsでも歓迎を受けました。円陣になったミーティングでの拍手で、いかに去年のパフォーマンスがSouthern Districtsで印象的であったかを再認識させられました。まだ昨シーズンの怪我のリハビリを行っている状態なので、フルでセッションに参加することはできませんが、5月よりSouthernDistrictsでの試合が始まります。今年のSouthsは、いい人材のリクルートに成功し、ColtsからもWaratahsのAcademyのメンバーが数人入ってきました。競争率が激しい1st Gradeですが、阪元選手の強みであるディフェンスとパススキルに磨きをかけ、よりいっそうのスキルの向上、そして日本代表を目指して頑張ってもらいたいと思います。

阪元選手合流
阪元選手合流

阪元選手と現地の選手
阪元選手と現地の選手

高山選手と櫻谷選手の近況報告ですが、先週からWaratahsのProfessional Academyのメンバーと同じプログラムが始まりました。今週からは、その他に、週10時間の英語の授業とAcademyのBKs CoachのShannonから、個々人への試合の分析の課題を課せられています。ラグビーだけでなく、英語でも世界と戦えるだけのスキルを身につけてもらいたいと切に願います。高山選手はWaratahsのLoti Tuqiri選手とTimana Tahu選手のいるWest Harbor,櫻谷選手は昨年のSydneyの Competitionで7位のGordonに所属し、下のGradeからスタートしました。競走率は非常に高いですが、Academyのトレーニングで今ある強みを活かし、ウィークネスを克服して、1st Gradeを目指して頑張ってもらいたいと思います。

現地で試合を観戦する、左:櫻谷選手、右:高山選手
現地で試合を観戦する、左:櫻谷選手、右:高山選手