公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長・土田雅人、東京都港区)は、ラグビーワールドカップ2023フランス大会決勝トーナメント期間中の10月17日から10月28日の期間、パリ日本文化会館(パリ・フランス)にて、「日本ラグビーの今、そして未来 Le rugby japonais aujourd’hui et demain」と題した日本ラグビーの展覧会を実施し、展示期間中の10月24日には同会館内にてファン・エキスペリエンスをテーマにしたパネルディスカッション「Rugby Fan Experience 2023」を実施いたしました。

また、10月23日には駐仏日本国大使公邸にて「Japan Rugby “ARIGATO” レセプション」を実施し、ラグビーワールドカップ2023フランス大会の開催を祝福するとともに、世界のラグビー関係者に向けて、ラグビーワールドカップ2019開催の御礼およびラグビーワールドカップ再招致への意気込みを伝えてまいりましたので、ご報告いたします。

  

展覧会「日本ラグビーの今、そして未来 Le rugby japonais aujourd’hui et demain」

・日程:2023年10月17日(火) ~10月28日 (土)11:00~19:00 

※21日(日)・22日(月)休館

・会場:パリ日本文化会館 エントランスホール

・内容:日本ラグビー100年の歴史、ラグビーワールドカップ(第1回大会~第10回大会)出場日本代表歴代ジャージー、日本ラグビー界の沿革および近況・日本文化のご紹介、デジタルを活用したファンエンゲージメント施策、新秩父宮ラグビー場、ラグビーを題材にした漫画の紹介および日本ラグビー協会オリジナルグッズの販売など

・期間中(10日間)総入場者数:3,706人 


パリ日本文化会館はエッフェル塔のすぐそばにあり、多くの方が日々訪れる人気スポットです

ラグビーワールドカップ第1回大会から第10回大会に至る日本代表ジャージーを展示 
(第1回大会と第2回大会は同じデザインのため共通展示)

今回大会の日本代表レプリカジャージーの人気は高く、現地オフィシャルストアでは早々に売り切れていました

連日、現地フランスや世界各地からの観光客の皆様に多くご来場いただきました

ジャパンラグビー リーグワンチームに所属する各国代表選手リストに興味津々

最新の技術を駆使したラグビー日本代表デジタルボブルヘッドは、フランスの子ども達にも大人気

日本文化を紹介する漫画や折り紙のコーナーは、各国幅広い世代の皆さまで賑わいました
日本ラグビー協会オリジナルグッズ売り場も盛況で、想定より多くのグッズをお買い上げいただきました


展覧会にご来場いただいた多くの皆様から、「日本に是非行ってみたい」「2019年大会の思い出がよみがえる」といったお声をいただき、日本文化と日本ラグビーへの関心の高さを感じた展示となりました。

 

パネルディスカッション「Rugby Fan Experience 2023」

・日程:2023年10月24日(火)

  18:00~19:20 パネルディスカッション

  19:30~20:30 懇親会(日本酒『WAKAZE』試飲会付き)

・会場:パリ日本文化会館 地上階小ホール、5階レセプションホール

・聴講者:65名

・登壇者

パネリスト:

Ben Slack(ベン・スラック)ワールドラグビー Chief Commercial Officer

Greta Cooper(グレタ・クーパー)ワールドラグビー Director of Experiential

Michael Annells (マイケル・アネル)ホークアイ・イノベーションズ/Sony Sports  Businesses SMART Sports Commercial Manager

モデレーター:

牧健(まきけん)(公財)日本ラグビーフットボール協会 Chief Marketing Officer 事業遂行責任者(マーケティング担当)


スポーツの顧客体験として注目のファン・エクスペリエンスに関する現状と展望について議論を交わしました


「ファンの拡大と構築のために、より若い年齢層、また女性や家族連れへのアピールを強め、従来とは異なる市場でラグビーの魅力をさらに高めていく」(ベン・スラック氏)


「エンターテイメントの選択肢を増やし、ファンの体験の質と多様性を高めていく取り組みを行っている。リアルタイムでもオンデマンドでもより多くのオーディエンスにリーチしていきたい」(グレタ・クーパー氏)

「従来の熱心なファンに限らず新しいファンをラグビーに惹きつけるために、テクノロジーと放送を活用した革新的でエキサイティングな方法を模索している」(マイケル・アネル氏)

質疑応答の時間には、会場の皆さまからご自身のチケット購入体験やパリ五輪に関するご質問などもあり、今後のファン・エクスペリエンスの発展およびラグビーファン層の拡大に向けて、期待の高まるディスカッションとなりました。



在仏日本国大使館・(公財)日本ラグビーフットボール協会共催「Japan Rugby “ARIGATO” レセプション」

・日程:2023年10月23日(月)19:00~21:00

・会場:駐仏日本国大使公邸

・出席者:109名 ワールドラグビーおよび各ラグビーユニオン代表者ほか

 

本レセプションは、在仏日本国大使館のご協力のもと、世界のラグビー関係者等を大使公邸にお招きして行われました。ラグビーワールドカップ2023フランス大会の開催を祝福するとともに、新型コロナウイルス感染症流行のためにこれまで直接的には叶わなかった、世界のラグビーファミリーに対するラグビーワールドカップ2019開催への御礼と、互いの旧交を温め、親睦を深めるために実施いたしました。また、土田雅人会長のスピーチでは、近い将来再び日本へラグビーワールドカップを招致する意気込みが語られました。

  

下川眞樹太駐仏日本大使より、ラグビー界のさらなる発展に向けエールをいただきました

 ビル・ボーモントワールドラグビー会長からは、2019年日本大会成功への感謝の言葉がありました


土田雅人会長(右) 岩渕健輔専務理事(左)
土田会長からはラグビーワールドカップ再招致への意気込みをスピーチいたしました


RWC2019日本大会成功議員連盟の幹事長を務めた遠藤利明衆議院議員、国会ラグビークラブ幹事長の武田良太衆議院議員、山下泰裕日本オリンピック委員会会長、室伏広治スポーツ庁長官

2019年大会開催都市を代表して、19年決勝会場となった横浜市の山中竹春市長からは大会のレガシーについてスピーチがありました


2019年世界中から多くのラグビーファンが訪れた静岡県の出野勉副知事(左)


ラグビーワールドカップ2023フランス大会決勝戦を週末に控えて世界のラグビーファミリーが集った会場は、終始和やかな雰囲気で互いに親交を深める楽しいひと時となりました。


以上