公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、日本政府が推進する対日理解促進交流プログラムJENESYS 日本・ASEAN 友好協力50周年記念認定事業「JENESYS 日本・ASEANスポーツ(ラグビー)×SDGs交流」(※1)に協力し、「アジアンスクラムプロジェクト」(※2)の一環として、同プログラムで来日するASEAN諸国及び東ティモールの青年を対象に2月20日(火)~22日(木)の3日間にわたりラグビーを通じた国際交流事業を実施します。

 また、2月24日(土)は熊谷スポーツ文化公園ラグビー場(埼玉県)で開催される「SMBCカップ 第20回全国小学生タグラグビー大会」を訪れ、日本におけるラグビー普及の活動を見学します。

 

■プログラムのご説明                                                           

 本プログラムは、日本・ASEAN友好協力50周年を契機とし、同世代との文化・スポーツ交流、講義や意見交換を通じて、日本とASEANの人的連携と若者のSDGsへの関心の向上を目的とします。また、ラグビーワールドカップ2019日本大会を契機とし、ASEAN地域の青年が日本のラグビーの魅力やラグビーを通じた社会貢献の大切さを学びます。

 

 ASEAN10カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)と東ティモールから、ラグビーに関心のある青年(男女)と各国ラグビーフットボール協会役員・関係者等を招へいして実施いたします。2016年度以降、コロナ禍におけるオンライン開催と併せ、今回で6回目の開催となり、今年度は77名が来日し、東京都、福岡県、埼玉県を訪問します。福岡県では、日本ラグビーフットボール協会がラグビーの強化・普及拠点として福岡市に開設したJAPAN BASEを使用し、日本チームを加えた各チームとの合同練習や交流試合を行い各国との交流を深めます。今年度は立命館アジア太平洋大学の学生が学生コーチやプログラムアシスタントとしてタグラグビーの指導とプログラムの運営をサポートします。

 

 このほか、日本文化理解の一環として、JAPAN BASE内コミュニティセンターに展示されている博多人形を制作した株式会社中村人形様にご協力いただき、福岡の伝統工芸である博多人形の絵付けを体験します。


                  *2019年度に実施した際の様子(静岡県・御殿場市)  


■スケジュール 

日程会場内容

2/13(火)

オンライン

・オリエンテーション

・自己紹介、グループ交流

・講義(ラグビー普及とSDGsに係る日本の取り組み)

2/19(月)

東京

(外務省)

【来日】成田/羽田空港より来日 

・オリエンテーション

・表敬訪問・基調講演(日ASEAN関係)

 

2/20(火)

福岡

(JAPAN BASE)

・移動(東京都から福岡県)

・スポーツ交流:タグラグビールール説明、合同練習会

2/21(水)

福岡

(JAPAN BASE)

・スポーツ交流:タグラグビー合同練習会 
・日本文化体験:博多人形絵付け 

2/22(木)

福岡

(JAPAN BASE)

・スポーツ交流:タグラグビーフレンドリーマッチ(混成チーム)

・名所視察:太宰府天満宮

2/23(金)

東京

・移動(福岡県から東京都)

・視察

2/24(土)

埼玉県

(熊谷ラグビー場)

・視察:全国小学生タグラグビー大会、ラグビー専用スタジアム(埼玉県)

2/25(日)

東京

・ワークショップ(報告会準備)

・成果報告会

2/26(月)

【帰国】成田/羽田空港より帰国

 

※1 対日理解促進交流プログラム「JENESYSとは

 「JENESYS」は、日本とアジア大洋州の各国・地域との間で、対外発信力を有し将来を担う人材を対象に、招へい・派遣、オンライン交流、フォローアップのプログラムを行う、日本政府(外務省)が推進する事業であり、一般財団法人日本国際協力センター(JICE)がプログラム企画・運営を受託しています。人的交流を通じ、日本への関心・理解・支持の拡大、対外発信の強化、我が国の外交基盤の拡充を目的としています。

 

※2 アジアンスクラムプロジェクトとは

 ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催国としての理念「アジアのためのラグビーワールドカップ」の実現と、アジアラグビー発展のため、日本ラグビーフットボール協会が2011年より取り組む活動。 


 

以上