「ATQプロジェクト」2008年度第一次海外派遣リポート｜日本ラグビーフットボール協会｜RUGBY：FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。

3名の選手が海外強化拠点へ出発！

去る4月1日、2008年第一次ATQ海外派遣選手のうち、セコムラガッツ鈴木学選手、東芝ブレイブルーパス高山国哲選手、NECグリーンロケッツ櫻谷勉選手の3名がそれぞれの海外強化拠点へ向け出発しました。鈴木選手はニュージーランド、ワイカト協会へ、高山・櫻谷両選手はオーストラリア、ニュー・サウス・ウェールズ（NSW）協会への出発となります。それぞれ、強い決意を胸に旅立ちました。以下、現地のリエゾンから届いたリポートです。

ワイカト協会リエゾン宮浦氏より
鈴木選手は、昨日（2日）無事に現地ニュージーランド、ワイカトへ到着致しました。かなり疲れている様子でしたが、ホームステイのご家族の皆さんに歓迎を受けていました。特に娘さんが喜んでいた姿が印象的でしたが‥‥。さて一夜明けて、本日ハイパフォーマンスユニットのマネジャーであるホッダー氏から、今後の予定他現状での体調管理について面談があり、その後ワイカトラグビー協会のオフィスにて各部署を案内され、ＣＥＯグラハム・ボウエン氏を初め挨拶回りをしました。

午後からは、怪我の状況などチームフィジオとの面談があり、夕刻よりクラブ練習に参加し、休む間もなく１日を終えた多忙な日となりました。
チームからの強い期待感と、昨年決勝戦に出場するなど実績を残してきた鈴木選手の今後のさらなる躍進に期待したいと思います。

オークランド空港に到着した鈴木選手

ポール・ホッダー氏と再会

早速ワイカトでのトレーニングを開始!!

NSW協会リエゾン飯島氏より
二人は疲れた様子もなく、空港に到着しました。秋になるシドニーですが、櫻谷選手・高山選手とも日差しの強さに驚いていました。この日は二人のホームステイ先のホストマザーとファーザーが仕事に出ているため、直接NSWのヘッドクウォーターズ（本拠地）に向かいました。
ヘッドクウォーターズではハイパフォーマンスユニットのジェネラルマネージャー、Tony D'Arcy氏からの歓迎を受けました。D'Arcy氏からは「短い期間ですがワラターズのアカデミーでベストを尽くして欲しい」との激励の言葉があり、その後ワラターズ、そしてアカデミーのコーチ陣と挨拶を交わし、施設・スタジアムを見て回りました。櫻谷・高山両選手ともSuper１４のクラブの施設・規模の大きさに驚いた様子でした。

ワラターズには仮眠ルームもあり、二人はそちらでしばらく仮眠を取った後、夕方にホームステイ先に向かいました。どちらのファミリーも子供が３人おり、英語の勉強には最適な環境です。

明日からはストレングスのトレーニングが始まります。３ヶ月という短い間ですが、ラグビー選手として、そして一人の人間として大いなる飛躍を期待したいと思います。

これからも彼らの活躍を随時お伝えします！！