●7月17日(火) 北海道・中標津
日本代表サマーキャンプ3日目。本日の中標津も最高気温は14℃前後と曇り空の肌寒い天候でした。
今日の日本代表は、午前中をオフとして休息にあてました。それでも昼食前には、ホテル近くのプールでストレッチを行い、休めた体を練習仕様にしていきます。負傷している選手たちも負担の軽いプールでのトレーニングを行い早期復帰のために余念がありません。
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ウォーミングアップで体をほぐす |
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スプリント系のアップで体を温める |
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足腰強化のためにタイヤを引く |
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20kgの水タンクを持って激走! この後タンクが2つに |
そして、午後に行われたグラウンドでのトレーニングでは、ラグビーボールを一切使わずフィットネストレーニングのみを実施しました。名づけて「ストロングマンサーキット」。
マーティン・ヒューメ コンサルタントと太田正則コーチが中心となって組まれたこのメニューは、まさに地獄。パワー系、無酸素系を織り交ぜた非常に厳しいトレーニングとなりました。4つの異なるメニュー(一種目10分)を8人一組で順にこなしていく「ストロングマンサーキット」。一つは、大型トラクターの約300キロ弱のタイヤをひっくり返すもの。二つ目は、タイヤ引き(最初の5分は普通のタイヤ引き。後半の5分はバック走)。三つ目は、20キロの水タンクを抱えてのラン(5分で20キロの水タンクを2つ持ってラン)。最後は、100mのグラウンドで7秒ダッシュ30秒ジョグを繰り返すシャトルラン。以上の4つのメニューを全力でこなしていきます。
追い込んだ内容になりましたが、苦しさに顔をゆがめながらも力を結集して一つのことをこなす姿、必死な形相でトレーニングを行う仲間を励ましあう姿といったチームの一体感が見られ、素晴らしいトレーニングとなりました。
さらに、サーキット後には、4チーム対抗の綱引き大会も行われ、チームの一体感を一層強めました。
すべてのメニュー終了後は、誰からともなく拍手が起こるなどお互いを称え、チームを称えあう姿が随所に出ていました。
夕食後は、ヨガを行い、心身のリラックスに務めました。
日本代表は、これまでにないぐらい厳しいトレーニングに取り組んでいます。引き続き、温かいご声援をよろしくお願いいたします。
明日は、午前中にウエイトトレーニング。午後はラグビーファティーグが行われます。
◎マーティン・ヒューメ コンサルタント
「今日のトレーニングは、フィットネスの要素に加え、チームワークにも重点を置いています。グループを作って、協力し合い、お互いを励ましあいながらメニューをこなしていく。試合と同じきつい状況をつくって、その中で協力し合うことができるかを見たかった。もちろん、メニューのバラエティーという部分にも気を使っています。選手たちは、トレーニングの中でイライラした場面もあったと思いますが、激しさを自分でコントロールするというフィジカルタフネスを見せてくれました。今日の内容には満足しています。
また、素晴らしい施設に加え、タイヤなど我々のリクエストに応えてくれた地域の方々に感謝しています」
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約300キロを一体感を持って持ち上げる |
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体のコアを使って引く |
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シャトルランで心肺能力を高める |
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この綱引きにより選手たちの距離はより一層近づいた |