ATQプロジェクト

日本協会では、2011年ワールドカップでベスト8入りを目指すための、ユース世代を中心とした包括的強化策である「ATQプロジェクト」を2月26日、発表いたしました。これは主にユース世代を対象にした新たな育成プロジェクトであり、スタッフはフルタイムで、このプロジェクトを推進していきます。

ATQプロジェクトのスケジュール概要についてはこちらをご覧ください。

会見でのコメントを中心に、ATQプロジェクトに関して、ご案内いたします。まず、真下昇・日本協会副会長/専務理事から以下のような説明がありました。

  左からトニー・フィルプ IRBハイパフォーマンス マネージャー、山本寛・競技力向上委員会マネージャー、真下昇・副会長/専務理事、上野裕一・競技力向上委員会副委員長、薫田真広・ATQプロジェクトコーチングダイレクター
26日の会見から。左からトニー・フィルプ IRBハイパフォーマンス マネージャー、山本寛・競技力向上委員会マネージャー、真下昇・副会長/専務理事、上野裕一・競技力向上委員会副委員長、薫田真広・ATQプロジェクトコーチングダイレクター

◎真下昇・日本協会副会長/専務理事

「私共、日本協会は、『ラグビー競技を誰からも愛され、親しまれ、楽しめる、人気の高いスポーツにする』をこと目指し、ファンの皆様との密着度をさらに高めるために、様々な事業に取り組んでおります。

来季は、ラグビーワールドカップ2007に臨む日本代表活動、ジャパンラグビー トップリーグの活性化、そして、本日ここに発表させていただく新プロジェクト「ATQ(Advance to the Quarterfinal)プロジェクト」を最重点事業として位置付け、協会全体として取り組んでいくことを理事会にて決定しております。

特に、このATQプロジェクトは、日本が世界と戦うために必要不可欠なプロジェクトであり、日本ラグビーの将来を担う重要な事業であります。従来の育成システムを発展解消した、より戦略的・効果的なプログラムであり、現在世界のトップを走るラグビー先進国にもひけをとらないシステムであると認識しております。

本プロジェクトでは、海外派遣などを通じ、プレーヤーとしての選手育成はもちろんのこと、国際人としてのコミュニケーション能力など、人間形成も視野に入れております。

このATQによって育成された選手たちが中心となり、必ずや2011年のW杯で準々決勝進出を成し遂げてくれると確信しております。

我々としましても、このATQプロジェクトを最重要事業として捉え、最大限のサポートをしていく所存です」

ATQプロジェクトとは?

ビジョン

    2011年ワールドカップ8強進出!

目標

    本プログラムの目的は選手、コーチ、レフリー、競技スケジュールおよびスタッフを強化・育成し我々の目標を達成することである
    ワールドカップ2011年大会に向けた我々の目標はベスト8に入ること(そして、そこにとどまること!)

主要項目

  1. "我々のプレースタイル" と、包括的なセレクションおよび選手発掘プロセスの確立
  2. 優れたテクニカル、戦術的、フィジカルおよびメンタル・プログラムの実施
  3. プログラムを向上させるための、多様な評価とフィードバック
  4. コーチ・プログラムの強化と継続的な展開
  5. レフリー強化計画の実行
  6. すべてのレベルにおける国際試合・国内試合スケジュールの強化・向上

背景説明