1月8日付け、英国「SUNDAY TIMES」紙において、アジアラグビー協会から委託されたとされる英国の法律事務所が、2011年のラグビーワールドカップ開催国決定の再投票をIRBに要求する手紙を送付したという報道がなされましたが、これは事実に反するものであり、すでにアジアラグビー協会からもこの要求が正式にアジア協会から出されたものではないことがIRBに通知されました。また、1月9日早朝、IRBからも、下記の内容の記者発表(プレスリリース)が送付されましたことをお知らせ致します。

  • 「ラグビーワールドカップ2011年開催国決定」の再投票は行わない。今回の投票は、すべて適切な方法で行われ、投票方法も事前に各国協会へ連絡されていた。
  • アジア協会代表からの説明によると、この手紙はアジア協会の正式な決定を経ていないため無効である。

◎真下専務理事のコメント
「2011年ワールドカップの開催国に関してはすでにニュージーランドに決定し、私たち日本協会としても、ニュージーランド協会が素晴らしい大会を開催してくれることを楽しみにしています。そのような中でこのような報道がなされて大変驚いています。

私たち日本協会は、過去を振り返るのではなく、すでに将来に向けて動きを開始しています。そして、2011年ワールドカップの招致活動から続けてきた"ラグビーのグローバル化運動"をこれからも推進するとともに、特に世界の人口の60%を有するアジア地域でのラグビーの普及発展に対し、アジア協会の加盟国ともどもに全力で取り組んでいくつもりです」