BIOGRAPHY
ライン際に5メートルのスペースを残してくれたら、このスピードスターが走り切る。50メートルを5秒8で駆け抜ける速さで、相手の外側を抜くことにこだわる。大阪出身。先にラグビーを始めていた3歳上の兄・謙斗さん(現・豊田自動織機)の影響で楕円球の世界に足を踏み入れた。常翔学園高時代は3年時に全国大会で優勝。勝利の味も知っている。2014-2015シーズンのセブンズワールドシリーズで活躍。長い距離を加速していく走りで世界を相手にトライを重ね、特に東京セブンズでの躍動は大きな印象を与えた。その走りを見たエディー・ジョーンズ ヘッドコーチは日本代表に招集。アジアラグビーチャンピオンシップではキャップも獲得した(トライも決めた)。細身の体躯(183センチで80キロ前後)はインターナショナルレベルのコンタクトプレーに苦しむこともあるため、ウエートトレーニングにも必死に取り組んでいる。WTBらしいWTBへ加速中だ。