■2015年4月14日(火)

明日15日に韓国・仁川への移動を控え、宮崎での練習も最終日となりました。
最終日も早朝練習からスタート。
FW陣はボールに紐が巻き付けられ、後ろからコーチたちを引っ張るボールをしっかりホールドしながらブレイクダウンの練習。
どんなボールも落とさないように、しっかりとしたグリップが求められます。

BK陣は身体のコアを鍛えるプランクからスタート。

藤田選手がボクサーのようなヘッドキャップをしているのは・・・

頭の上にウェイトを乗せられて首を鍛えるためでした。

午前練習はFWとBKにわかれてのユニット練習。FW陣はスクラム練習を主に行いました。
まずはフロントローだけのセットアップから。

その後はスクラムマシーン相手に8人でセット。

最後は8v8でのライブスクラムを組みました。

午後の練習は実戦的な練習とブレイクダウンの練習を行いました。

フルコートを使った実戦練習では、先日合流したばかりの松井選手が快足を生かして約80mを独走。
セブンズ日本代表で鍛えた足を生かしてアピールをしていました。

明日は午前中に宮崎を発ち、韓国・仁川へ移動し、18日(土)の今年の初戦でアジアラグビーチャンピオンシップ第1戦vs韓国代表へ準備します!

■2015年4月13日(月)

前日12日は個人的なリカバリーのみで身体をリフレッシュする大事な1日となりましたが、本日13日は早朝から午前、午後の3回にわたる練習を行いました。
前日12日に合流したばかりの山中選手、松井選手も早朝のウェイトトレーニングから本格的に始動しました。

福岡選手、五郎丸選手、藤田選手、ウィング選手はグラウンドにてボッシュスポーツサイエンスコンサルタントによるトレーニング。
ハードルを置いて、膝をシャープに高くあげ、後ろの足を早く前に引きつけるというような意識付けを行いました。

午前中の練習はBK陣はスキルトレーニング。
シェイプなど、そのときに適したオプションの確認などを行いました。
このヘスケス選手のフェイントには味方選手も騙されるほど。

FW陣はラインアウトやキックオフのキャッチングスキルやスクラムのセットアップなどセットピースに必要なスキルの練習を行いました。
これはネットにボールを打ち付けて、どこに弾かれるかわからないルーズボールの処理の練習です。

午後の練習はボーズウィックFWコーチからの戦術の説明からスタート。
みんな熱心にホワイトボードの前で耳を傾けていました。

五郎丸選手は全体練習とは別にキッキング練習。
6日から始まった宮崎合宿では初めてのキック練習となりました。
今週18日には早速今年初めてとなる試合、アジアラグビーチャンピオンシップ2015第1戦の韓国代表戦(仁川、12:00キックオフ)が迫っているだけにキックの練習にも力が入ります。

グラウンドの外からじっと見つめているのは・・・。
リハビリ中の堀江翔太選手。早くグラウンドでみんなと練習したそうです。

BK陣は午前中のウェイトトレーニングがなかったかわりに午後練習後にウェイトトレーニングを行いました。
ボッシュスポットコーチのもと、スピードトレーニングに必要なコアを作るためのトレーニングです。
水が入った不安定なウェイトを頭上に保ちながら、ペアになって一人がアクアバッグをパンチしてより不安定な状態になりますが、それをしっかりとした姿勢で保つのが狙いです。

■2015年4月11日(土)

本日11日は宮崎合宿が始まってから初めて晴天となった日でした。
風は少し肌寒かったですが、日なたでは十分に暖かく感じます。

また、週末ということもあってたくさんの方が練習を見に来てくださいました。

約40m正方形の中で行うゲーム形式の練習ではサッカーボールが使われ、ターンオーバーが起こる度に、時計回りのエンドにアタックの向きが変わります。
そのため、今どこにアタックしているかを把握し、ターンオーバーが起こったら、即座に違う方向へアタックを始めなければいけない、混乱を起こすトレーニングの1つです。

その後はディフェンス練習を行い、コンタクトスーツという体を守るスーツを着用して、フルコンタクトでフルコートでの練習を行いました。

堀江翔太選手は別メニューでボッシュスポーツサイエンスコンサルタントとグラウンドに隣接する林の中でアジリティーの練習などを行っていました。
「フッカーにしてはとてもアジリティーに優れているね」とボッシュコーチ。
「ステップが好きだから」とオーストラリア仕込みの英語で会話をかわしていました。

激しいフルコンタクトでの練習後は、それぞれポジション別にスキルトレーニングを10分ほど行いました。
ラインアウトのジャンパーとなる選手たちは下半身が安定しない中でのキャッチングの練習。

田村選手や立川選手、五郎丸選手はキックの練習。

フロントロー陣はスクラムのセットアップをスクラムマシーン相手に確認しました。
人数が足りないということもあり、マーク・ダルマゾスクラムコーチから報道陣までもスクラムマシーンに乗せて押していました。

練習終わりにはファンサービスも行っています!
練習時の動画撮影はお断りしていますが、写真撮影は可能です。
サインや選手との写真撮影は練習後にお願いしていますので、ご協力をお願いします。

■2015年4月10日(金)

10日も早朝からのウェイトトレーニングでスタートです。

今週6日に宮崎に入ってからずっと天気が悪く、晴れている日がありません。
気温もかなり低く、この日は前夜からの大雨、強風でグラウンド横に併設したジムに雨が降り込んでしまっていました。
そのため選手たちも足を滑らせないように合間を見て拭いたりしていました。

午前中の練習はBKはジム内でウェイトトレーニングやスキルトレーニングを行いました。
大きなタックルバッグに向かってジャンプしているのはハイパントキャッチの練習。
タックルバッグを吹っ飛ばすくらいの勢いでジャンプしていました。

FW陣はまずグラウンドでラインアウトの練習。今日はジャンピングスキルに焦点をあてました。
ゴールのポールでどのジャンパーとリフターが一番高いところにリーチできるかの競争。テープをつけて誰が一番高いところに到達できたかを競い合いました。
結果は村田選手とアイブス選手がほぼ同じくらいでした。

その後FWはジムでウェイトトレーニングを1時間ほど行いました。

午後はリカバリーにあて、明日午後に備えている今週もっとも激しい練習に備えます!

■2015年4月9日(木)

9日も早朝からの練習を行いました。
本日の早朝練習はFWとBKにわかれてのウェイトトレーニング。

午前練習の前にFWはミーティングをジム内で行い、ボーズウィックFWコーチからラインアウトについての話がありました。

BK陣はキャッチ&パスなどのスキルトレーニングをメインに行いました。
この日も霧雨が降っていて、手元は滑る状態でした。

藤田選手とウィング選手はボッシュスポーツサイエンスコンサルタントの下、スピードトレーニングを行いました。
ウェイトを胸の前に持って走ったり、裸足になって走ったり、さまざまな形での走りをチェックされます。

FW陣はなぜかみんな上を見上げていますが・・・。

キックオフキャッチの練習ですが、リー・ジョーンズDFコーチが近くの駐車場の屋上からボールを投げ込み、それをキックオフに見立ててのキャッチ練習。

午前練習後に地元のテレビ宮崎の取材を受ける五郎丸選手。
今日10日18時台に放送予定です。

午後の練習は午前中より激しく降る雨の中での練習。

午後の練習は激しい強度の中で、実戦を意識した練習を行いました。
3グループにわかれておこなったDF練習。

そしてフルコンタクトで行ったチーム内で"スーパーラグビー"と呼ばれる実戦形式の練習。
これはスーパーラグビーと同じくらいの強度、スピードで行う練習のため、このような名称になっています。

その後はブレイクダウンの練習。

寒く、激しい雨の降る中での練習後は、選手から湯気が立つほどの熱気。
この練習が終わった後、選手たちは口々に「これはきつい」と漏らすほど。
練習時間自体は1時間ほどですが、強度が高く、スピードも早い練習は試合と同じような感覚なのかもしれません。

終わった後に別メニューだった福岡選手を捕まえて「汚れてない!」と藤田選手。
福岡選手はスピードトレーニングでコンタクトなしだっただけに正反対の2人でした。

■2015年4月8日(水)

宮崎合宿3日目となった8日は、気温がぐっと下がり、早朝練習時もかなりの冷え込みとなりました。
前日7日に合流した堀江選手は早朝からウェイトトレーニングに参加。
まだ当分グラウンドの練習には合流できないですが、元気な姿を見せています。

霧雨の降る中、午前練習がスタート。

いつもは半袖短パンのジョン・プライヤーS&Cコーディネーターですが、さすがに「寒い!」とのことで、長袖のウェアを着用。非常に珍しいことです。

前日7日の午後練習は高い強度の練習でしたが、この日は少し強度を落とした練習。
この日も雨でボールが滑りやすい環境の中、あえてサッカーボールを使っていました。

約15分間の実戦形式の練習後は、3グループにわかれてブレイクダウンの練習を約20分。

BK陣はそれで練習終了となりましたが、FW陣はさらに30分間のウェイトトレーニングを行いました。
インターナショナルレベルで戦って勝つには、FW陣の筋力、パワーは非常に大事なポイントの1つです。

合宿が始まってからずっとフラン・ボッシュスポーツサイエンスコンサルタントのスピードトレーニングを受けている福岡選手はこの日もスピードトレーニングがメイン。

ウェイトを自分の頭のまわりで回す、という体幹がしっかりしていないとなかなかできないトレーニング。
「福岡選手は特別なものを持っている」とボッシュコンサルタント。
さらにスピードを磨いて、世界を驚かせてもらいたいところです。

■2015年4月7日(火)

集合した翌日の7日でも、朝6時からの早朝練習が行われました。
高坂(高は正しくは「はしご高」)スポットコーチに体の使い方の指導を受けるロック、バックロー陣。

ウェイトを頭上にあげながらバイクを全力でこぎ、次は体を床に対して平行にした姿勢でバウンドをしたりとインターバルドリル。
いずれも体幹の強さが求められます。

午前練習は、昨日は別メニューで調整していた藤田選手がグラウンド練習に合流。
数日前まで東京セブンズに出場していた藤田選手ですが、チーム最年少なだけに疲れを見せていません。
マックス・マニックス スポットディフェンススキルコーチの指導を仰いでいました。

FW陣はラインアウトのポジショニングの確認。

その後は30分のスクラム練習を行いました。本日のスクラム練習は呼吸に力を入れたトレーニング。

全員で吸って、吐いて、というタイミングを合わせてスクラムを組みます。
フロントロー陣は円陣になって呼吸を合わせる練習もしていました。

午後の練習はBK陣はスピードトレーニングからスタート。
スピードトレーニングを行っている選手によると、普段とは異なる筋肉を使うそうで、リカバリーが非常に重要だそうです。

その後は実戦形式の練習。ただ、ボールに注目してみてください。
サッカーボールを使用しています。ラグビーボールを使うときももちろんありますが、すべりやすいサッカーボールを使用したり、アメリカンフットボールを使用したりと、ハンドリングスキルの向上にも力を入れています。

昨日は発熱で休養していた田村選手も本日午後の練習には合流しました。

練習終了時は恒例の円陣。リーダーたちが練習に対しての意見や感想を言ってみんなで共有するのが通例です。

練習後も大事なのはリカバリー。練習直後にエネルギーや水分を補給し、翌日以降も続くハードな練習に備えています。

■2015年4月6日(月)

今年9月にイングランドで行われるラグビーワールドカップへ向け、本日4月6日、日本代表が始動しました!
これから8月末までは宮崎県宮崎市をキャンプ地として、海外遠征や国内での試合を挟みながら長期間の合宿を行います。

宮崎空港で集合した選手たちは、あたたかい宮崎の歓迎セレモニーで迎えていただきました。
宮崎の特産品の宮崎牛20kg、ブランドポーク10kg、地鶏10kgをいただきました。

その後宿舎に向かった選手たちは、午後の練習の前にチームミーティングを行いました。

チームミーティングでは、スーパーラグビーに参戦中のリーチ マイケルキャプテンの代わりに、キャプテン代理に畠山選手が任命され、畠山選手が選手全員の前で挨拶を行いました。
リーチ選手からのメッセージも代読。
「このチームのキャプテンはあくまでもリーチで、自分はリーダーの1人に過ぎないけど、リーダー全員でチームを引っ張って行きたい」と畠山選手も抱負を話しました。

午後の練習はグラウンドでシェイプの確認などを行いました。
今日の使用ボールはラグビーボールではなく、サッカーボール。
今日の宮崎は雨が降ったり止んだりと安定しない天気で、湿気も高かった中で、より滑りやすいサッカーボールを使用して、ハンドリングスキルを磨きました。

また、今回の宮崎合宿にスピードトレーニングの第一人者であるスポーツサイエンスコンサルタントのフラン・ボッシュ氏がオランダより来日。
特にバックス陣へのスピードトレーニングを行う予定です。
この日は五郎丸選手と福岡選手が主にスピードトレーニングを行いました。

FW陣はラインアウトの練習。わかれて、どこの組が一番早く正しい体制に入れるかというのを競っていました。

都度ボーズウィックFWコーチのアドバイスに円陣になって耳を傾けます。

そして今日は見慣れないものがグラウンド上空を飛んでいました。
カメラがついた無人航空機です。これで上空からのシェイプの確認やラインアウト時の選手の動きなどを確認することが可能になります。

練習終了後、キャプテン代理となった畠山選手が報道陣に囲まれて取材を受けていました。
ワールドカップイヤーということで、いつもよりも多くの報道陣の方が宮崎まで駆けつけています。