公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長・森喜朗、東京都港区)は本日、スコットランドラグビー協会とパートナーシップ協定(RugbyAccord)を締結いたしましたので、お知らせいたします。

当協会で24日に行いました協定調印式では、スコットランドラグビー協会マーク・ドッドソンCEOと公益財団法人日本ラグビーフットボール協会専務理事矢部達三が、それぞれ両協会を代表して協定書に署名いたしました。

今回のこのパートナーシップ協定の目的について、当協会専務理事の矢部は調印に先立つあいさつで「両協会の持つ資源、資産を生かして、それぞれの国でのラグビーの発展につながるような長期的相互関係を構築するとともに、両協会の選手やコーチ、レフリーのレベルアップを加速し、両協会の代表チームのさらなる強化を実現したい。また、こうした目的を遂行するために、協会としての能力、体力を強化するための協力関係も構築し、スコットランド、日本両協会の継続的な発展につなげていきたい」と話しました。

スコットランド協会のドッドソンCEOは「スコットランドは国際ラグビーボード(IRB)を創設した協会の一つで欧州では確立された立場にあるが、ラグビーがグローバル化する中で、欧州に留まらず世界の様々な国と連携する必要性を感じていた。IRBが2019年にワールドカップを日本で開催すると決断した背景もあり、日本ラグビーは大きな可能性を秘めている。アジアでのラグビー競技の発展や強化に協力するとともに、このパートナーシップ協定を通してスコットランドラグビーのアジアでのブランド力も強化したい」と話しました。

今回のパートナーシップ協定により、今後両協会では、日本のコーチや選手がスコットランドのチームでトレーニングやプレーをする交流プログラムの実施やレフリーの交流、日本代表とスコットランド代表のテストマッチやA代表、U20代表同士の試合のアレンジ、両協会の収入増加のためのビジネス機会の共有などについて取り組んでいくことになります。