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帝京大学の岩出監督と中村キャプテン |
帝京大学
○岩出雅之監督
「今シーズン、トップリーグのチームに勝つことを目標としてきましたが、今日の試合の内容が現時点のチームの実力でした。いいプレーもありましたし、悪いプレーもありましたが、トップリーグに勝つというところまで持ってくることができなかったのは、監督の責任だと思います。実力不足でした。学生の頑張りに敬意を表したいと思います。
また、トータルとしてはしっかり頑張ったと思います。トヨタが学生チーム相手でも本気でやってくれましたが、その本気に対して学生がどれだけぶつかっていけるか?学生たちが試合を終わってうれしいか?負けた場合には悔しいか?勝って笑えることを目標にやってきました。今日の試合で、やりきれなかったところを感じることができれば、次の年度の本当のスタートがあると思います。また、新しい年度になり、トップリーグに勝つという高い目標に向かって学生が本気になって、私自身も力量をあげて80分間、力を出せるようにしたいと思います。3年生以下はこれをしっかり受け止め、本気になって力を積み上げるようにしたいと思います。
また、今シーズンの総括として申し上げますが、1年間、監督が指導したことを学生たちがよくやってくれました。今日から新年度は、あらためてトップリーグの力を超えていくように、チームを調整していきたいと思います。今年の3年生以下の後輩たちの力を生かしていける1年になることを期待します。
また、この機会に、来シーズンの主将は流大、副将は森川由起乙の体制とすることにしたことをお伝えします」
──試合前のトスでは、どちらのチームが陣地をとって、戦ったのですか?
「トスではトヨタが勝って、風上を選択し、帝京大は風下になりました。前半はもっとボールを動かした方が良かったと思います。少し蹴りすぎて、パスが少なかったと思います。セットプレーでもしっくりいかず、優位に立てませんでした」
──1対1、あるいはブレイクダウンでのコンタクトの印象は?
「私は個々には負けていないと感じたが、経験の少ない選手達がこの実感を持てなかったのだと思います」
○中村亮土キャプテン
「まず、大雪の中、雪かきや試合実施に向けてのサポートをしていただいた方々に感謝します。今日のゲームは個人としての実力不足もありますが、リーダーとしての実力不足を感じました。トヨタ相手に通用したところと、修正しなければいけないところとがありました。私はこれで学生最後の試合となりましたが、来年、リベンジしたいこのチームを応援していきます」
──「通用した部分、しなかった部分」について具体的に教えてください。
「通用した部分としては、アタックでフェーズを重ねればゲインにつながったところです。しかし、ペナルティをとられ、トヨタペースになってしまったところは修正が必要だと思います」
──セットプレーでトヨタの集団の圧力が大きかったと思うが?
「セットプレーでのマイボールが少なかったので、ゲームを作りにくかったと感じました」
──前半、後半にも、PKを得た場面でPGを狙わずせめたが、そのプレーについては?
「前半のシーンではフェーズを重ねたところでのPKだったので、アタックを続ければトヨタが苦しいはずなので、トライを狙いました。後半の場面は、距離もあったのでPKを狙わず、フェーズを重ねてのトライを狙いました」
──1対1、あるいはブレイクダウンでのコンタクトの印象は?
「ブレイクダウンでは負けている感じはありませんでした。しかし、ブレイクダウンでのうまさはトップリーグの選手は学生よりあると感じました」 |